さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 西安 その1

2010年07月07日 | 海外旅行
敦煌観光を終えて、飛行機で西安に移動しました。

西安は、古くは長安と呼ばれ、紀元前11世紀頃から各王朝の首都がおかれ、歴史を有する古都です。明の時代に、西安府が置かれたことが、西安の名前のはじまりになっています。

西安に到着して、まずは西の城門から観光を始めました。

現在の西安の旧市街地は、南北2.5km、東西4.2kmの城壁で囲まれています。この城壁は明の時代に造られたものです。長安が最盛期を迎えた唐の時代の城壁は、南北8.7km、東西9.7kmもあったといいます。



西の城門の「安定門」は、シルクロードの起点として、旅人が出入りしたといいます。今回の旅では、シルクロードを旅して、長安に到着したことになります。

西の城門は、西安で必ず訪れる観光スポットになっています。

城門は、外と中の二重構造になって、その中庭でバスを下りています。前の写真は外側で、この写真は内側です。二重の城門は、防御を固めるための構造でしょう。城壁の高さは、12mあります。



外側の門の上には、三階建ての「こう楼」が建てられています。



内側の門の上には、二階建ての「城楼」が建てられています。



城壁の上の通路は、12mの幅があり、レンタルサイクもあって、自転車で走ることができます。城壁を走るマラソン大会も開催されるとか。



内側の城門からは、中心部に通じるメインストリートである西大街を眺めることができます。通りの両側には、中国風の外観をした新しいビルが並んでいます。



西安は、1991年に続いての二回目の訪問ですが、同じ場所の写真を撮っていました。街が大きく様変わりしているのが判ります。

中国では、北京をはじめ、少し前まで残されていた昔の街並みは、急速に失われてしまっています。



中庭を巡る城壁を一周します。



城壁の彼方は小雨でかすんでおり、高層ビルがシルエットを浮かべていました。
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