さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 サマルカンド その8

2013年07月02日 | 海外旅行
レギスタン広場のシェルドル・メドレセに続いて、ティラカリ・メドレセを見学しました。ティムール帝国の跡を継いだウズベク族のシャイバニ朝の時代の1660年に建てられました



こちらの壁模様は、アラベスクやアラビア文字からなって、イスラムの伝統に従ったものになっています。



このメドレセは、ドームが左寄りにあって、左右対称性が崩れていますが、全体としての均整はとれています。



建物の両脇には、ミナレットの代わりなのか、小さな塔が設けられています。



メドレセには、中庭が設けられていました。



礼拝室に入ります。



メッカの方向を示す窪みのミフラーブと説教台が設けられています。



黄金に輝く装飾が施されています。名前のティラカニは、「金箔された」という意味です。



しばらく、口をあんぐりと開けて天井を眺めることになりました。キリスト教の教会ならテドームの上部は天上界を示しているところですが、この天井は宇宙を表しているのかなと思いました。





装飾を良く眺めることにしましょう。



礼拝所を中心として左右に部屋が延びています。



向かって右の部屋は、ソ連時代の荒廃と修復の写真が展示されていました。



古いタイルの破片です。



向かって左の部屋は、土産物屋になっていました。



大きなフッジャ・ナスレティ人形が飾ってありました。小さな物なら土産に買う人もいるでしょうけど、大きなものは売れるのでしょうか。



貸衣装屋もありました。揃いの衣装が似合っているカップルの写真を撮らせてもらいました。時間があったなら、私もやりたかったのですが。



最後にで、1420年に造られた、広場では最も古い神学校のウルグベク・メドレセを見学しました。入り口のアーチは、青い星をイメージした装飾で飾られています。



中庭。中庭を囲む部屋には、100名以上の学生が住んでいたといいます。



ウルグベクの像が飾られていました。



ウルグベクは、ティムールの孫で、自身も天文学者で教壇に立っていたといいます。



美しいタイル装飾がここでも見られました。



ミナレット。



去りがたい気持ちで、レギスタン広場を後にしました。実際に見たレギスタン広場は、予想以上に素晴らしいものでした。一つ残念であったのは、この日の天気は午後になって崩れてにわか雨も降ってきたことです。「青の都」にふさわしく、青いドームが太陽に輝くさまを見たかったのですが、これはかないませんでした。



サマルカンドの観光を終えてホテルに戻ると、ホールには蝋燭の灯りで照らされていました。ロマンティックな演出かと思ったら停電でした。持参した懐中電灯を頼りに待ちましたが、なかなか回復しませんでした。ウズベキスタンの電力事情も厳しいものがあるようです。
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