さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ヘミス僧院 その2

2019年03月04日 | 海外旅行
博物館の見学の後、中庭に面した建物に設けられたドゥカン(勤行堂)を見学しました。ドゥカンは二つあるのですが、一方は撮影禁止でした。撮影できたドゥカンは、最近修復されたようで、新しい絵が飾られていました。



入り口には、恒例の四天王の絵。持ち物によって、名前を判断できます。武器を持っているので増長天。



琵琶を持っているので持国天。



マングースを持っているので多聞天。



仏塔と蛇を持っているので広目天。

試験問題に良さそうですね。「絵を見て、四天王のうちの誰か名前を答えよ」実際に、現地でも、この絵は誰などとわいわいやっていたのですが、すぐに忘れてしまうのですよね。



六道輪廻図も描かれていました。



ドゥカン(勤行堂)の内部に入りました。



壁一面に仏の絵が描かれていました。



過去、現在、未来仏や千体仏が描かれているようです。











守護尊やヤブユム(男女合体尊)も描かれていました。









これは、時間のサイクルを象徴した尊格の時輪金剛のように思えます。







曼荼羅を色砂で描いた砂曼荼羅も置かれていました。



この砂絵曼荼羅は、この後のティクセ僧院で、実際に描いているところを見学することができました。



大きな仏塔も置かれていました。



仏塔の背後の壁には、優しい表情をした菩薩が描かれていました。



二階に上がると、パドマサンバヴァ(グル・リンボチェ)の8mの高さに及ぶ巨大な像が置かれていました。



パドマサンバヴァ(グル・リンボチェ)は、8世紀の人で、インドの王子として生まれながら密教行者となりました。チベットに招かれますが、仏教伝道を阻むチベットの各地の神を調伏し、仏教の守護神に改心させたといいます。その偉業を伝える仮面舞踏が行われるのが「ヘミス・チェチュ」の祭りで、チベット文化圏からの巡礼者や世界各国からの観光客が訪れます。

パドマサンバヴァが生きた8世紀というと、日本では東大寺や鑑真和上が生活した唐招提寺を思い浮かべる天平時代で、空海が密教を日本にもたらしたのは9世紀になります。中国を経て密教が日本に伝わってくるまでに、大きな変化が生じたことが、ラダックの僧院の見学から判ります。



屋上に出ると、背後の岩山の上まで僧院が建てられていました。



面白い屋根飾りが置かれていました。



チベット仏教の仏像や壁画は、日本人には興味深いものの濃密すぎるきらいがあります。屋上から山を眺めてひと息つぎました。





最後にパドマサンバヴァ(グル・リンボチェ)の部屋を見学しました。



内部には入れないので、外から見学しました。実際に住んでいた部屋かは判りません。

これでヘミス僧院の見学は終わりで、次はティクセ僧院に向かいました。
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