さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 グラナダ その1

2008年08月28日 | 海外旅行
しばらく間があきましたが、スペインの旅行記を続けましょう。

アルハンブラ宮殿は、スペイン南部のグラナダにあり、イベリア半島に最後まで残ったイスラム教徒のナスル朝によって現在の姿が作られた宮殿です。

アルハンブラとは、アラビア語で「赤い城壁」を意味するといいます。グラナダの町を見下ろす丘の上に建てられています。

キリスト教徒の攻勢によって、イベリア半島のイスラム支配の地はグラナダだけになった中で、イスラムの王様は、現実から逃避するために、地上の楽園をつくって籠もったとも言われています。

イスラム文化が生んだ傑作と言われますが、グラナダが陥落し、アルハンブラ宮殿の支配者が変わるのと同時に、カルロス5世の宮殿をはじめ、キリスト教徒の建物が付け加えられたりしています。

世界遺産にも登録されて、スペインを代表する名所になっています。

では、アルハンブラ宮殿の中に進んでいきましょう。

まずは、グラナダスの門をくぐります。



続いて、裁きの門



宮殿の城壁から、グラナダの丘の一つのアルバイシンを眺めたところ。



入口から入ったところに、メスアールの宮殿があります。



メスアールの宮殿の奥にある祈祷所では、アラブ風の七つのアーチが並び、外にはアルバイシンの眺めが広がっています。



アルバイシンの丘は、白壁と茶色の屋根の家が並び、アルハンブラ及びヘネラリーフェ庭園と並んで、世界遺産に登録されています。



宮殿の西の外れは、宮殿の中でも古い区画で、これはベラの塔よりの眺め



ベラの塔よりアルバイシンを眺めたところ。



ベラの塔よりサクラモンテの丘を眺めたところ。

サクラモンテの丘には、ロマ(ジプシーという言葉は、偏見を含んでいるとのことで、現在では使われなくなってきています)の集落があり、フラメンコ見物で夜になってから訪れることになります。

ちなみに、フラメンコは、マドリッドとこのグラナダで見ました。マドリッドのフラメンコは、歌声もさびが聞いて心に響いてきましたが、少々ベテランでいらっしゃる。サクラモンテの丘でのフラメンコは、一家総出のショウという感じで、歌のうまさという点ではいまひとつでしたが、若い女性の踊る姿は魅力的でした。どちらをとるかというよりは、両方見た方が良いということでしょうね。



ベラの塔より眺めたカテドラド。イスラムのモスクの後に建てられた巨大な教会です。

アルハンブラの宮殿からは、グラナダの町を見下ろすことができます。
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