さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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新保岳 (2009.4.25.)

2009年04月28日 | 登山
土曜日は全国的に雨の予報が出ましたが、新潟県北部ならなんとかなるかなと思い、蒲萄山塊の新保岳を登りに出かけました。

新保岳は、蒲萄山脈の最高峰で、一等三角点が置かれています。、一般に使われてきた塩野町からの登山口は、広域林道新保岳林道の整備に伴い、標高480m地点に移り、登りのコースタイムも2時間20分から、1時間程に短くなり、登山の面白みは薄れました。その代わりというわけでもありませんが、日本海側の浜新保からの登山道が開かれましたが、最近はこのコースを歩いたという話も聞かないので、現状を確かめに出かけました。

浜新保から、桑川沿いの新保岳林道に進みます。林道が大きくUターンして再び上流方向に向かうようになったところに登山口があります。

このような標識が置かれています。



その向かいから登山道が始まっています。滑り止めのロープが下がっています。



尾根に向かっての急登りが始まります。緑が濃くなっていました。オオバキスミレのお花畑も広がっていました。



スミレサイシンも現れて、春は進んでいますね。



少々藪っぽい尾根の登りが続きます。ミツバツツジも咲き始めました。



オオカメノキ



イワウチワ



606mピークを越すとブナ林が現れてきました。芽吹きの美しい姿を見せていました。日本海の海岸線から離れていないところですが、新保岳には立派なブナ林が広がっています。



新保岳の山頂も見えてきましたが、もうひと頑張りする必要があります。



尾根が平行に走る間のくぼ地では、残雪と落ち葉で埋もれた水たまりがありました。

ブナ林の中はどこでも歩ける状態ですが、そのためか踏み跡も不明瞭になってきました。

820mピークは頂上手前でトラバースに入って新保岳との鞍部を目指すのですが、行きは辿ることができましたが、帰りは、道を外しました。



山頂直下では島状に残雪が現れました。



2時間半の登りで新保岳に到着しました。残雪が消えた後に、一等三角点が頭を出していました。日本かに、粟島が浮かんでいるのも見えました。



小雨の中を、なんとか登山を終えることができました。浜新保コースは、現在は、道が少し不明な所もあるので、初心者だけでの登山はやめた方が良いでしょう。

林道が走っている谷間は、山桜が花盛りになっていました。
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