
前方に迫ってきた崖が、ライン河下りで、もっとも名前が知られているローレライです。
高さ130mの崖で、航路が大きく曲がる、難所になっていました。
この岩山の頂上には、金髪の水の精が住み、船が通ると歌声を聞かせます。船乗りがその声と姿に魅せられてわれを忘れると、船は岩に衝突して難破し、命を落とすことになったといいます。
岩壁に向かって叫ぶと、木霊が返ってくることから、伝説が生まれたようです。
ハイネ詩・近藤朔風訳詞・ジルヘル作曲の歌で有名です。
なじかは知らねど心わびて
昔のつたえはそぞろ身にしむ
さびしく暮れゆくラインのながれ
いりひに山々あかくはゆる
うるわしおとめのいわおに立ちて
こがねの櫛とり髪のみだれを
梳きつつくちずさぶ歌の声の
くすしき魔力(ちから)に魂(たま)もまよう
こぎゆく舟びと歌に憧れ
岩根もみやらず仰げばやがて
浪間に沈むるひとも舟も
くすしき魔歌(まがうた)うたうローレライ
伝説に引き込まれる名訳ですね。近藤朔風は、このほかにも野ばら(わらべは見たり野中のばら・・)や菩提樹( 泉にそひて、繁る菩提樹・・)などの愛唱歌を生んでいます。

ローレライを振り返ったところ。
また、この岩山の下のライン川の底には、「ラインの黄金」が沈んでおり、ライン乙女が守っているといいます。このラインの黄金から絶対的な権力をもたらす指輪が作られ、最後には、神々の没落を招くという、ワーグナーの楽劇・指輪四部作中の「ラインの黄金」の舞台としても見逃せません。

ザンクト・ゴアスハウゼンとブルク・カッツ(猫城)
名前の通りに、耳が立っているように見えますね。これも有名な古城ですね。

ザンクト・ゴアのラインフェルス城
ライン川沿いの最大の城だそうです。

ねずみ城
猫城の持ち主に小さなと馬鹿にされて、ねずみ城と呼ばれるようになってしまいました。

シュテレンベルク城
次のリーベンシュタイン城との間で、「反目する兄弟」の伝説があります。

リーベンシュタイン城跡

マルクス城
1150年に築城されてから、一度も陥落しなかった堅固な城です。

シュトルツェンフェルス城
トリアー選候帝が建てた城です。


エーレンブライトシュタイン城
1100年頃に建てられ、後に破壊されますが、1816年~32年にかけて、最新の要塞に改築されました。
さて、このコブレンツで、ライン河下りも終わり。脇を走る列車に乗り換えてケルンに向かいました。
高さ130mの崖で、航路が大きく曲がる、難所になっていました。
この岩山の頂上には、金髪の水の精が住み、船が通ると歌声を聞かせます。船乗りがその声と姿に魅せられてわれを忘れると、船は岩に衝突して難破し、命を落とすことになったといいます。
岩壁に向かって叫ぶと、木霊が返ってくることから、伝説が生まれたようです。
ハイネ詩・近藤朔風訳詞・ジルヘル作曲の歌で有名です。
なじかは知らねど心わびて
昔のつたえはそぞろ身にしむ
さびしく暮れゆくラインのながれ
いりひに山々あかくはゆる
うるわしおとめのいわおに立ちて
こがねの櫛とり髪のみだれを
梳きつつくちずさぶ歌の声の
くすしき魔力(ちから)に魂(たま)もまよう
こぎゆく舟びと歌に憧れ
岩根もみやらず仰げばやがて
浪間に沈むるひとも舟も
くすしき魔歌(まがうた)うたうローレライ
伝説に引き込まれる名訳ですね。近藤朔風は、このほかにも野ばら(わらべは見たり野中のばら・・)や菩提樹( 泉にそひて、繁る菩提樹・・)などの愛唱歌を生んでいます。

ローレライを振り返ったところ。
また、この岩山の下のライン川の底には、「ラインの黄金」が沈んでおり、ライン乙女が守っているといいます。このラインの黄金から絶対的な権力をもたらす指輪が作られ、最後には、神々の没落を招くという、ワーグナーの楽劇・指輪四部作中の「ラインの黄金」の舞台としても見逃せません。

ザンクト・ゴアスハウゼンとブルク・カッツ(猫城)
名前の通りに、耳が立っているように見えますね。これも有名な古城ですね。

ザンクト・ゴアのラインフェルス城
ライン川沿いの最大の城だそうです。

ねずみ城
猫城の持ち主に小さなと馬鹿にされて、ねずみ城と呼ばれるようになってしまいました。

シュテレンベルク城
次のリーベンシュタイン城との間で、「反目する兄弟」の伝説があります。

リーベンシュタイン城跡

マルクス城
1150年に築城されてから、一度も陥落しなかった堅固な城です。

シュトルツェンフェルス城
トリアー選候帝が建てた城です。


エーレンブライトシュタイン城
1100年頃に建てられ、後に破壊されますが、1816年~32年にかけて、最新の要塞に改築されました。
さて、このコブレンツで、ライン河下りも終わり。脇を走る列車に乗り換えてケルンに向かいました。