さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
http://iide.hp.infoseek.co.jp/

さすらいの風景 エギナ

2010年10月29日 | 海外旅行
エギナ島は、ピレエフスの港の南に浮かぶ島です。



貨幣の鋳造はこのエギナで始められ、ヨーロッパに広まっていったといいます。




エジプトや南ヨーロッパとの交易で栄え、強力な海軍力はアテネの脅威になっていました。サラミスの海戦ではギリシャ軍の中でもめざましい活躍をしました。しかし、ペロポネソス戦争が始まると、島民は島から追放されて島は衰退しました。



現在では、静かな島の街といった感じです。



この島では、タコを少し干したものを焼いて食べさせていました。イカの一夜干しといった感じです。足を一本食べておいしかったので、一匹ぶんをかって、滞在していたコペンハーゲンに持って帰り、日本人関係者とのクリスマスパーティーで食べました。



エギナ島の東部丘の上にアフェア神殿があります。



BC6世紀頃に建てられ、最初はゼウスに、後にアテーナ女神を祀る神殿になりました。ギリシャでも、もっともよく保存されている神殿と言われています。



柱はドーリア式になっています。飾りの彫刻は、最初にこの神殿に手をつけたバイエルン人に持ち去られて、現在ではミュンヘン博物館に収蔵されています。



青い空のもとに、遺跡の石柱は輝いていました。







遺跡にいるのも、同じツアー客だけなので、静かに見物することができました。



冬の日は短く、船がエギナを離れると日も陰り、エーゲ海は色彩を失ってしまいました。

(これにて、ギリシャ篇は終わりです。さすらいの旅はまだまだ続きます。)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さすらいの風景 ポロス その2 | トップ | ホームページ移転のお知らせ »
最新の画像もっと見る

海外旅行」カテゴリの最新記事