午後は自由時間となりましたが、時間も限られており、どこを見学するか選ぶ必要があります。20年ほど前にウィーンを訪れた時に見ていない、シシィゆかりの教会や博物館を見ていくことにしました。
まずは、国立歌劇場からスタートします。
ケルントナー通りから脇に入ったところにあるカプツィーナ教会に向かいました。
地か墓地の入り口は、教会の入り口とは別に、正面右側にあります。
この教会の地下は、1633年以来、ハプスブルグ家の12人の歴代皇帝を含む146体の棺が納められています。
通路に沿って、ずらりと棺が並んでいます。なお、心臓の多くはアウグスティーナ教会、内臓はシュテファン寺院の地下に納められています。先回の訪問では、シュテファン寺院地下のカタコンベは見学しました。
その中から、特に目立った棺の写真を撮りました。
これは皇帝カール6世の棺
皇帝カール6世は、マリア・テレジアの父親で、スペイン継承はかないませんでしたが、対外戦争に力を注いで、ハプスブルク帝国の最大版図を築き上げました。
皇后エリーザベト・クリスティーネの棺
「白き肌のリースル」と呼ばれて皇帝に愛されたマリア・テレジアの母親です。
マリア・テレジアとフランツ1世の棺。ひと際巨大です。
ここで見たかったのは、皇帝ヨーゼフ1世とエリーザベトの墓だったのですが、あまりに沢山の墓が並んでいるので、探してしまいましたが、出口近くにありました。時代順に納められているので、当然なことです。
中央が皇帝ヨーゼフ1世、左が皇后エリーザベト、右がマイヤーリンクでマリー・ヴェツェラと心中したルドルフ皇太子の棺です。マリー・ヴェツェラの棺は、ここに納めることが拒否されたそうです。
皇后エリーザベトの墓には花が供えられていました。死神トートが大きく腕を広げて、棺を抱いているかのような陰鬱な雰囲気が漂っていました。
さらにアウグスティーナ教会へ。
アウグスティーナ教会は、宮廷付属の教会として、14世紀前半に建てられました。ハプスブルグ家の多くの結婚式がここで行われました。マリア・テレジアとロートリンゲン公、マリー・アントワネットとルイ16世(代理人)、マリー・ルイーズとナポレオン1世(代理人)、フランツ・ヨーゼフ1世とエリーザベトがここで結婚式をあげました。
由緒のある教会ですが、意外に簡素な飾り付けです。墓所を眺めてきた後の落ち込んだ気分が続いていましたが、急に雨雲が広がって、外から差し込む光も弱まっていました。
内部から入り口を振り返ったところ。立派なパイプオルガンが設けられています。
シシィ博物館を訪れるために王宮に向かいましたが、複雑な構造のため、所々に置かれた案内図を見る必要がありました。
適当に歩いていると、フランツ2世像が置かれた広場に出ました。
その先のミヒャエル広場に面したドームの下に、シシィ博物館の入り口がありました。
まずは、国立歌劇場からスタートします。
ケルントナー通りから脇に入ったところにあるカプツィーナ教会に向かいました。
地か墓地の入り口は、教会の入り口とは別に、正面右側にあります。
この教会の地下は、1633年以来、ハプスブルグ家の12人の歴代皇帝を含む146体の棺が納められています。
通路に沿って、ずらりと棺が並んでいます。なお、心臓の多くはアウグスティーナ教会、内臓はシュテファン寺院の地下に納められています。先回の訪問では、シュテファン寺院地下のカタコンベは見学しました。
その中から、特に目立った棺の写真を撮りました。
これは皇帝カール6世の棺
皇帝カール6世は、マリア・テレジアの父親で、スペイン継承はかないませんでしたが、対外戦争に力を注いで、ハプスブルク帝国の最大版図を築き上げました。
皇后エリーザベト・クリスティーネの棺
「白き肌のリースル」と呼ばれて皇帝に愛されたマリア・テレジアの母親です。
マリア・テレジアとフランツ1世の棺。ひと際巨大です。
ここで見たかったのは、皇帝ヨーゼフ1世とエリーザベトの墓だったのですが、あまりに沢山の墓が並んでいるので、探してしまいましたが、出口近くにありました。時代順に納められているので、当然なことです。
中央が皇帝ヨーゼフ1世、左が皇后エリーザベト、右がマイヤーリンクでマリー・ヴェツェラと心中したルドルフ皇太子の棺です。マリー・ヴェツェラの棺は、ここに納めることが拒否されたそうです。
皇后エリーザベトの墓には花が供えられていました。死神トートが大きく腕を広げて、棺を抱いているかのような陰鬱な雰囲気が漂っていました。
さらにアウグスティーナ教会へ。
アウグスティーナ教会は、宮廷付属の教会として、14世紀前半に建てられました。ハプスブルグ家の多くの結婚式がここで行われました。マリア・テレジアとロートリンゲン公、マリー・アントワネットとルイ16世(代理人)、マリー・ルイーズとナポレオン1世(代理人)、フランツ・ヨーゼフ1世とエリーザベトがここで結婚式をあげました。
由緒のある教会ですが、意外に簡素な飾り付けです。墓所を眺めてきた後の落ち込んだ気分が続いていましたが、急に雨雲が広がって、外から差し込む光も弱まっていました。
内部から入り口を振り返ったところ。立派なパイプオルガンが設けられています。
シシィ博物館を訪れるために王宮に向かいましたが、複雑な構造のため、所々に置かれた案内図を見る必要がありました。
適当に歩いていると、フランツ2世像が置かれた広場に出ました。
その先のミヒャエル広場に面したドームの下に、シシィ博物館の入り口がありました。