さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 クサール・ギレン その1

2018年09月05日 | 海外旅行
砂漠の中のオアシスであるクサールギレンに到着しました。クサールギレンは、小さな村で、幾つかの宿泊施設がありますが、我々はヤディス・クサールギレンに泊まりました。入口のレセプションと食堂は通常の建物ですが、客室は固定テントになっています。



プールの他に塔が設けられており、宿泊地を見下ろすことができるようになっています。



夕食後に星空を眺めるためにこの塔に登ることになりました。



割り当てられたテントに荷物を入れた後は、急いで夕陽見物のために砂漠に向かいました。



ラクダに乗ることになりました。中近東のラクダはヒトコブ・ラクダで、中国の西域にいるフタコブ・ラクダよりも大柄です。

跨るところまでは良いのですが、ラクダが立ち上がる時は前後に大きく揺れるので、しっかりと捕まっている必要があります。また、性格の悪いラクダもおり、一人の女性参加者が振り落とされて、ガイドにクレームをつけていました。

先日参加したHISのエジプト旅行では、ギザのピラミッドでのラクダ乗りの際には、自己責任で乗るとの誓約書を書く必要がありました。今回は書きませんでしたが。



砂漠の中を進んでいく他のグループを見ることができました。



ラクダから振り落とされないようにしがみついている必要があり、サブカメラとして使っている防水機能のついたアウトドア用コンパクトデジカメで、片手持ち撮影することになりました。また、砂混じりの風が吹いているため、防水カメラでないと壊れてしまう可能性がありました。



全員がラクダに乗ったら、出発。



列を作って砂漠に進む様は、隊商気分です。



ラクダが歩いていくうちに、揺れのリズムにも慣れてきました。





クサールギレンは、サハラ砂漠の東の縁に位置することから砂漠見物の基地になっています。



20分ほど歩いたところで、ラクダから下りて砂漠と夕陽見物を行うことになりました。ラクダもひと休み。



ここの砂漠の砂は細かいため、雪山で見られる雪庇や風紋と同じ構造物ができていました。



ただ、砂が細かすぎて足元で流れるため、ちょっとした段差を上がるのにも苦労することになりました。



いかにも砂漠という眺めを楽しみながら、夕陽を待ちました。



雲が掛かって夕陽見物は諦めかけたのですが、一瞬姿を現しました。





夕陽が丸い姿を見せましたが、これが限界でした。

夕暮れる砂漠の眺めからは、アンリ・ルソーの「眠れるジプシー女」の絵が思い浮かんできました。



太陽も沈んでしまったので、ラクダに乗って引き返しました。



翌朝は、日の出見物のために歩いて再び砂漠に出ることになりました。
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