さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 フローレス その2

2018年05月16日 | 海外旅行
早起きをして出発前に周辺を散策しました。夜とは違った雰囲気です。



まず、丘の上に向かいました。



坂の途中から別れる小路。小路の奥の建物も様々な色に塗られていました。



フローレス島の中心部の丘に建つカテドラル。



カテドラルといっても、小さな教会です。



丘の上は中央公園になっていました。



公園に置かれていたマヤ文字の彫り込まれた石碑。おそらくレプリカでしょう。

現在のフローレスは、ティカル遺跡観光の拠点になっているものの、マヤ文明の遺跡は全く残されていません。

しかし、マヤ文明において、この地は歴史上注目すべき場所になっています。
マヤ文明は、紀元前1600年頃からスペイン人がくるまでが期間となります。スペイン人がはじめてマヤに姿を現すのは、1517年のフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバの遠征でした。その後スペイン人による本格的な侵略がはじまり、マヤ文明の北部と南部はスペインの支配下に入ってしまいました。しかい、密林の広がるマヤ低地南部をはじめとする内陸部の征服は遅れ、マヤ文明の諸国が残存することになりました。最も遅くまで自立を保っていたタヤサルが陥落したのは、予想以上に遅い1697年のことになります。このタヤサルの首都の正確な位置は判らなくなっていますが、現在のフローレス島あるいはその周辺であったようです。激しい戦いの後に、マヤの神殿や建物は徹底的に破壊されてしまったようです。



丘の上からは、ペテン・イツァ湖が見えていました。



家並みの間から見えているのは、対岸のサンタ・エレーナ地区のようです。



坂道を下ります。



ペテン・イツァ湖には、小島が浮かんでいました。



北側の対岸。



湖畔には遊歩道が設けられていました。





一周してホテルに戻ってきました。



フローレス島の道路は狭いため、トゥクトゥクが活躍しています。



部屋の前の牢かから見たペテン・イツァ湖。

この日は、今回の旅行で最大の見どころであるティカル遺跡の見学になりますが、戻ってからの夕方に島内を散策することになりました。
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