ホテルフンザエンバシーにチェックイン後、カリマバードのバザールに案内してもらいました。
ホテルの前は、牧場になっています。ちなみに、この牧場は、宮本輝原作の映画「草原の椅子」の最終場面のロケ地になっていました。
ホテルは高い所にあるので、川に向かって下りていくのかと思ったら、牧場脇の坂道を上っていくことになりました。カリマバード滞在の三日間、毎日この坂道を上ることになりました。
安宿の間を抜けていくと、メインストリートに出ました。
フンザのミール(藩主)の居城であったバルティット・フォートが、カリマバードの街を見下ろしていました。背後にはウルタルが聳えています。到着日の夕方は、にわか雨のために雲で隠されていました。
フンザとは谷の名前ですが、中心地のカリマバードのことを指すこともあります。1974年まではミール(藩主)が治めており、独自の言語・文化を持ち、イスラム教イスマール派を信仰しています。
イスラマバードからのカラコルム・ハイウェイ沿いは、自動小銃携帯の警備員がバスに乗り込んだりと、治安には不安がありましたが、フンザではそのような緊張から解放されました。
メインストリート沿いの商店街です。
観光客向けの土産物店や雑貨店が並んでいます。
登山用品の店もありました。
坂を上っていくと、道は二手の分かれます。左はほぼ水平にハセガワスクールへと続きます。右は急坂でバルティット・フォートに続きます。
土産物屋をのぞきながら、右手の道を進んでいきました。
ハイスクールのある広場にでました。バルティット・フォートの見学の時に知りましたが、ここはミール(藩主)のポロ競技場だったとのことです。
歩いてくる時に音楽が聞こえていたのですが、その正体がこの一団でした。
バグパイプが主体の演奏隊なので、スコットランドのミリタリー・タットゥー(軍楽隊)の練習のようです。
この演奏形式から、かつてイギリス統治であったことが判ります。
しばらく見学した後、来た道を戻りました。
このバザールには、三日間の滞在中、毎日訪れることになりました。
別な日の天気の良い時のバルティット・フォートの眺め。
バルティット・フォートのアップ。チベット建築の影響が見られます。
店の中の電気は客が来るまで消されているので、店主は店先に出て客待ちをしています。
滞在中の多い日には、西遊社の三グループがカリマバードに滞在することになりましたが、他の旅行者の団体もなく、メインストリートは閑散としていました。
フンザの土産といっても、スカーフや乾燥アンズくらいのもので、他人に渡す土産物を探すのに苦労する状態でした。
第六日目、ハセガワスクールの見学を終えてバザールに戻ってくると、ナンを焼いている店が目に入りました。
生地を回転させて延ばして竈に入れて焼いていました。
覗いて写真を撮っていると、一枚くれました。焼きたてのナンは、それだけでも美味しく食べることができました。
バザールの店もそう多くはありませんが、散歩がてらのんびり歩くことができました。
フンザ名物というと、乾燥アンズが挙げられます。フンザというと、アンズの花咲く時期が桃源郷として人気があります。花の時期にフンザを訪れたかったのですが、クンジュラブ峠越えのため、天気の安定した秋に訪れることになってしまいました。
この乾燥アンズですが、硬くそのまま食べるのは難しい状態でしたので、アンズジャムを作りました。
アンズジャムの作り方
1 アンズの実を軽く洗い、半分ほどに調理用ハサミで切ってから、鍋の中でひたひたの水に1日浸す。
2 柔らかくなったアンズを木のへらでできるだけすりつぶす。
3 火にかけて、へらでつぶしながら煮つめ、水を足して再度煮つめることを数回繰り返す。
4 グラニュー糖を適量加えて煮詰める。この時、ヘラでかき混ぜ続け、焦がさないように注意。
5 好みの甘さに調整できたら、最後にレモン汁半個分を絞って入れて、煮立ったら終了。
6 煮沸した容器に熱いうちにいれて、冷やす。
かなり濃厚な味で、我ながら絶品のジャムができました。
今回の旅では、カリマバードでネコを見ることができました。恒例の世界のネコ写真です。
パキスタンのネコといっても、日本のネコと全く変わりがありませんね。
ホテルの前は、牧場になっています。ちなみに、この牧場は、宮本輝原作の映画「草原の椅子」の最終場面のロケ地になっていました。
ホテルは高い所にあるので、川に向かって下りていくのかと思ったら、牧場脇の坂道を上っていくことになりました。カリマバード滞在の三日間、毎日この坂道を上ることになりました。
安宿の間を抜けていくと、メインストリートに出ました。
フンザのミール(藩主)の居城であったバルティット・フォートが、カリマバードの街を見下ろしていました。背後にはウルタルが聳えています。到着日の夕方は、にわか雨のために雲で隠されていました。
フンザとは谷の名前ですが、中心地のカリマバードのことを指すこともあります。1974年まではミール(藩主)が治めており、独自の言語・文化を持ち、イスラム教イスマール派を信仰しています。
イスラマバードからのカラコルム・ハイウェイ沿いは、自動小銃携帯の警備員がバスに乗り込んだりと、治安には不安がありましたが、フンザではそのような緊張から解放されました。
メインストリート沿いの商店街です。
観光客向けの土産物店や雑貨店が並んでいます。
登山用品の店もありました。
坂を上っていくと、道は二手の分かれます。左はほぼ水平にハセガワスクールへと続きます。右は急坂でバルティット・フォートに続きます。
土産物屋をのぞきながら、右手の道を進んでいきました。
ハイスクールのある広場にでました。バルティット・フォートの見学の時に知りましたが、ここはミール(藩主)のポロ競技場だったとのことです。
歩いてくる時に音楽が聞こえていたのですが、その正体がこの一団でした。
バグパイプが主体の演奏隊なので、スコットランドのミリタリー・タットゥー(軍楽隊)の練習のようです。
この演奏形式から、かつてイギリス統治であったことが判ります。
しばらく見学した後、来た道を戻りました。
このバザールには、三日間の滞在中、毎日訪れることになりました。
別な日の天気の良い時のバルティット・フォートの眺め。
バルティット・フォートのアップ。チベット建築の影響が見られます。
店の中の電気は客が来るまで消されているので、店主は店先に出て客待ちをしています。
滞在中の多い日には、西遊社の三グループがカリマバードに滞在することになりましたが、他の旅行者の団体もなく、メインストリートは閑散としていました。
フンザの土産といっても、スカーフや乾燥アンズくらいのもので、他人に渡す土産物を探すのに苦労する状態でした。
第六日目、ハセガワスクールの見学を終えてバザールに戻ってくると、ナンを焼いている店が目に入りました。
生地を回転させて延ばして竈に入れて焼いていました。
覗いて写真を撮っていると、一枚くれました。焼きたてのナンは、それだけでも美味しく食べることができました。
バザールの店もそう多くはありませんが、散歩がてらのんびり歩くことができました。
フンザ名物というと、乾燥アンズが挙げられます。フンザというと、アンズの花咲く時期が桃源郷として人気があります。花の時期にフンザを訪れたかったのですが、クンジュラブ峠越えのため、天気の安定した秋に訪れることになってしまいました。
この乾燥アンズですが、硬くそのまま食べるのは難しい状態でしたので、アンズジャムを作りました。
アンズジャムの作り方
1 アンズの実を軽く洗い、半分ほどに調理用ハサミで切ってから、鍋の中でひたひたの水に1日浸す。
2 柔らかくなったアンズを木のへらでできるだけすりつぶす。
3 火にかけて、へらでつぶしながら煮つめ、水を足して再度煮つめることを数回繰り返す。
4 グラニュー糖を適量加えて煮詰める。この時、ヘラでかき混ぜ続け、焦がさないように注意。
5 好みの甘さに調整できたら、最後にレモン汁半個分を絞って入れて、煮立ったら終了。
6 煮沸した容器に熱いうちにいれて、冷やす。
かなり濃厚な味で、我ながら絶品のジャムができました。
今回の旅では、カリマバードでネコを見ることができました。恒例の世界のネコ写真です。
パキスタンのネコといっても、日本のネコと全く変わりがありませんね。