長旅の末に昼にチュニスに到着しましたが、さっそくチュニジア旅行の目玉の一つである、モザイクのコレクションの充実したバルドー博物館を訪れました。
バルドー博物館は、チュニス市街地の西の外れにあります。広い駐車場が設けられていましたが、観光バスは我々のものだけで、自家用車が数台停まっているだけでした。
入館すると広いホールが設けられて、奥の壁には巨大なモザイクが飾られていました。
左の壁には、2015年3月18日に起きた銃乱射事件の犠牲者の名前と出身国を記した慰霊プレートが置かれていました。日本の旗を含む各国の旗は犠牲者の出身国を現しているようです。
2015年3月18日11時頃、武装した男2人組が到着した観光バスに銃を乱射した後、博物館内に押し入って観光客を人質にとって立てこもり、およそ4時間後に治安部隊は2人を殺害して、テロは鎮圧されました。この銃撃による死者は22人、負傷者は42名に及びました。
「イスラム国(ISIL)」の犯行と考えられており、現場の近くにあるチュニジア議会の襲撃が目的という見方もありますが、当時、外国人観光客に人気だった博物館の前で襲撃を行っていることから、「外国人を狙った犯行」という見方がされています。
今回の日本人死傷者は、乗客と乗員を合わせて計約5000人の大型クルーズ船の地中海周遊ツアー参加者でした。事件直後の報道によれば、クルーズ船では、カルタゴあるいはバルドー博物館の上陸ツアーが行われ、そのうちバルドー博物館を選んだツアー客が被害に会いました。
海外旅行でクルーズ船のツアー客に遭遇した人は体験していることと思いますが、大型バスが何台も到着して、番号を書いたシャモジ型の案内標識を持ったガイドに続いてぞろぞろと何組もの集団が歩き、中世都市のような小さな街では大混雑になってしまいます。中国人の団体と並んで遭遇したくないのが、クルーズ船観光客と思っています。チュニジアにおける外貨の収入源である観光業に打撃を与える狙いという点では、このテロはまさに目的を果たしたことになりました。クルーズ船のチュニス寄港は無くなり、日本でもそれまでは幾つもあったチュニジアツアーはほとんど無くなってしまいました。
今回利用した西遊旅行社のツアーでも、最少催行人員 4名 <8名様より添乗員同行> となっています。ただ、今回は、久々の大人数の19名参加で、大歓迎での受け入れになりました。現在の観光客が激減したチュニジアの状態を考えると、テロの標的という点では、ヨーロッパの大都市の方が危険性は高いのではと思っています。
入口ホールに飾られた巨大なモザイクを見ていきましょう。詳細は判らないのですが、ローマ時代の邸宅の床に飾られていたものを壁に展示されているようです。
海の支配者であるポセイドンとその眷属が描かれているようです。
ホールからトンネル状の廊下に進みます。廊下にはモザイクが飾られています。
拳闘士のモザイク。
手を現したモザイク。
イスラム風の小部屋が現れました。
ここには、イスラムの装飾タイルが展示されていました。
続く廊下の両脇の壁には、大きなモザイクが飾られていました。
狩りの絵。
女主人が化粧をしている像。召使が鏡を掲げています。
海の漁。多くの魚が描かれています。
初期キリスト教徒によるモザイク。
絵は稚拙ですが、独特の趣があります。
この博物館の展示品の中でも有名な、「ケリビアの初期キリスト教徒の洗礼盤」。
別な向きから。全面がモザイクで飾られています。
石棺などが並べらていました。
これも洗礼盤でしょうか。
ライオンに囲まれて絶体絶命を現した寓話でしょうか。文字が読めれば判るのですが。
バルドー博物館では膨大なモザイクが展示されており、その詳細は調べられませんでしたが、写真をできるだけ載せていくことにします。
バルドー博物館は、チュニス市街地の西の外れにあります。広い駐車場が設けられていましたが、観光バスは我々のものだけで、自家用車が数台停まっているだけでした。
入館すると広いホールが設けられて、奥の壁には巨大なモザイクが飾られていました。
左の壁には、2015年3月18日に起きた銃乱射事件の犠牲者の名前と出身国を記した慰霊プレートが置かれていました。日本の旗を含む各国の旗は犠牲者の出身国を現しているようです。
2015年3月18日11時頃、武装した男2人組が到着した観光バスに銃を乱射した後、博物館内に押し入って観光客を人質にとって立てこもり、およそ4時間後に治安部隊は2人を殺害して、テロは鎮圧されました。この銃撃による死者は22人、負傷者は42名に及びました。
「イスラム国(ISIL)」の犯行と考えられており、現場の近くにあるチュニジア議会の襲撃が目的という見方もありますが、当時、外国人観光客に人気だった博物館の前で襲撃を行っていることから、「外国人を狙った犯行」という見方がされています。
今回の日本人死傷者は、乗客と乗員を合わせて計約5000人の大型クルーズ船の地中海周遊ツアー参加者でした。事件直後の報道によれば、クルーズ船では、カルタゴあるいはバルドー博物館の上陸ツアーが行われ、そのうちバルドー博物館を選んだツアー客が被害に会いました。
海外旅行でクルーズ船のツアー客に遭遇した人は体験していることと思いますが、大型バスが何台も到着して、番号を書いたシャモジ型の案内標識を持ったガイドに続いてぞろぞろと何組もの集団が歩き、中世都市のような小さな街では大混雑になってしまいます。中国人の団体と並んで遭遇したくないのが、クルーズ船観光客と思っています。チュニジアにおける外貨の収入源である観光業に打撃を与える狙いという点では、このテロはまさに目的を果たしたことになりました。クルーズ船のチュニス寄港は無くなり、日本でもそれまでは幾つもあったチュニジアツアーはほとんど無くなってしまいました。
今回利用した西遊旅行社のツアーでも、最少催行人員 4名 <8名様より添乗員同行> となっています。ただ、今回は、久々の大人数の19名参加で、大歓迎での受け入れになりました。現在の観光客が激減したチュニジアの状態を考えると、テロの標的という点では、ヨーロッパの大都市の方が危険性は高いのではと思っています。
入口ホールに飾られた巨大なモザイクを見ていきましょう。詳細は判らないのですが、ローマ時代の邸宅の床に飾られていたものを壁に展示されているようです。
海の支配者であるポセイドンとその眷属が描かれているようです。
ホールからトンネル状の廊下に進みます。廊下にはモザイクが飾られています。
拳闘士のモザイク。
手を現したモザイク。
イスラム風の小部屋が現れました。
ここには、イスラムの装飾タイルが展示されていました。
続く廊下の両脇の壁には、大きなモザイクが飾られていました。
狩りの絵。
女主人が化粧をしている像。召使が鏡を掲げています。
海の漁。多くの魚が描かれています。
初期キリスト教徒によるモザイク。
絵は稚拙ですが、独特の趣があります。
この博物館の展示品の中でも有名な、「ケリビアの初期キリスト教徒の洗礼盤」。
別な向きから。全面がモザイクで飾られています。
石棺などが並べらていました。
これも洗礼盤でしょうか。
ライオンに囲まれて絶体絶命を現した寓話でしょうか。文字が読めれば判るのですが。
バルドー博物館では膨大なモザイクが展示されており、その詳細は調べられませんでしたが、写真をできるだけ載せていくことにします。