さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 鳳凰古城 その4

2012年05月22日 | 海外旅行
跳橋の脇に沱江(だこう)遊覧の乗り場があります。



一船には十人ほどが乗り込めます。



河に沿って並ぶ住宅は、「吊脚楼」と呼ばれる建築様式で建てられています。

山間に住む苗族(ミャオ族)は、一階は家畜の飼育と焚き木をの貯蔵、二階は人の住まい、三階がある場合は穀物の倉とする高層住宅を伝統的住まいとし、これを「吊脚楼」と呼びます。

鳳凰古城では、城壁と川の間の狭い空間に家を建てるため、川の中に柱を立てて、居住空間を確保しています。

現在は、川沿いの住宅はほとんどが民宿になっているため、昼下がりとあって干してある洗濯物が目立っています。



緩やかに下っていく流れに乗っていきますが、途中で一か所堰のような急流があります。



虹橋が迫ってきました。虹橋は、二階構造で、一階部は商店になっています。橋の中に商店があるということでは、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオが思い浮かびますね。



「吊脚楼」の柱がびっしりと並んでいます。洪水でも起きようものなら、家が川に落ちてしまいそうですね。



民宿の泊り客なのか、部屋から河を見下ろしている人もいました。

この時は、設備はどうあれこの民宿に泊まりたかったと思いました。後で、この希望は撤回することになるのですが。



虹橋をくぐります。



虹橋をくぐった先には、高さのある「吊脚楼」が並んでいました。



船の行く手には、万名塔が見えてきました。

万名塔は、鳳凰の町の水害を防ぐ祈りのシンボルの塔で、一万人近くの人々がお金を出し合って建てた塔なので、その名前が付けられています。



川べりの手すりに腰を下ろしていた女の子の集団。上着の下には、ミャオ族の民族衣装を着ているようなので、レストランの従業員が、ひと休みしているようです。



万名塔の少し先で、船はユー・ターンしました。



左が下船場です。



万名塔が、河に影を映していました。



観光客を乗せた船が幾船も下ってきていました。



下船場でも、ミャオ族の貸衣装屋が店を出していました。



船を下りて、万名塔を振り返ったところ。

この後、虹橋近くのレストランで昼食になりました。
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