さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 バナーラス その8

2012年01月02日 | 海外旅行
サールナートから戻り、ホテルで昼食をとり、午後はインド人の家庭訪問ということになりました。

バスに乗るために道路に出ると、大勢の巡礼者が列をつくって歩いていました。



ホテルからそう遠くない所でバスを下りると、再び巡礼者の列に出会いました。



みな、荷物は頭の上に乗せて歩いていました。荷物の中にはお布施の米や沐浴後の着替えが入っているようです。



なかなかの見ものです。



途中の小さな寺院の前では、大人数の女性が腰を下ろして休んでいました。



寺院の名前は、観光客向けではないためヒンドゥー語で書かれており、読むことができません。



帰りに見た寺院です。人はほとんどいなくなっていました。



菩提樹らしいこの木が、信仰の対象になっているようです。



寺院の前でコブラ使いが客待ちをしていました。インドでは、結構コブラ使いを見ることができました。日本での創造と比べると、ターバンも巻いていないし衣装は地味ですね。



寺院の先に向かって歩いていく女性達。



巡礼者は、願い事をしながら、ガンガーの岸辺に向かって裸足で歩いていくようです。

ただ不思議なのは、ここが、ガンガーの岸辺とは市街地を挟んだ反対側で、鉄道の駅よりもさらに遠い場所であることです。巡礼道というものがあるようですが、かなり遠回りするようです。



壁に貼り付けてあるものは、燃料にするための牛糞を乾かしているところです。牛糞と泥を手でこねまわして団子状にし、壁に貼り付けて乾燥させます。日本でこれをやったら叱られるでしょうね。



巡礼者の列から別れて住宅地を進むと、訪問する家に到着しました。



この家の二人の娘さんと一人息子。



屋上から見た付近の家。この一帯は新興住宅地のようです。上の娘は大学に通っているとのことで、中流の上の家庭なのでしょう。チャイをごちそうになりましたが、家の中は、普通に整っており、そう驚くようなものではありませんでした。ただ、トイレは、外の原っぱでしたり、水牛がまわりで飼われているといった点が、インドらしさでした。



バナーラスでの観光はこれで終わりになり、最後にシルク製品の店につれていかれました。

家への土産に買い物をしましたが、そこで、サリーの着方を実演してくれました。サリーは、幅1.1m、長さ5.25mの一枚布でできています。

ひと巻した後、ギャザーを10本とり、それをベルトに押し込みます。



残りの生地を前から肩にかけて着付けは完了。デモンストレーションを見ていても、判らないままに着付けが完成していました。



この晩は、日本でも月食が見られたようですが、インドでも月食を見ることができました。夕食を終えてホテルの外に出ると、三日月に変わっていました。



ほとんど光を失って、赤く見えるようになった月。



再び光を取り戻してきた月。

何度も外に出てきて写真撮影をしていると、ホテルの入り口で守衛を行っていたガードマンも気になったようで、写っているのかとカメラをのぞきたがり、モニターで見せてあげることになりました。
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