ホテルを出発し、まずはジョグジャカルタの東15kmほどのところにあるプランバナン寺院群の見学にむかいました。
現在のジャワ島は、イスラム教が普及していますが、9世紀の中部ジャワは、北部は仏教国のシャイレンドラ王国、南部はヒンドゥー教国のマタラム朝によって支配されていました。この二つの王国は王族同しの結婚によって姻戚関係にあり、友好的に交流していました。それぞれが、ボロブドゥールとプランバナンという壮大な寺院を建築したことにより、タイプの異なる遺跡をジョグジャカルタ近郊で見学することができます。
バスを下りてまず目に飛び込んできたのは、プランバナン寺院の中心的建物であるロロジョングラン寺院です。天を突くように林立する聖堂の眺めに思わず見入ってしまいます。
これを見たくて、インドネシアにやってきました。
遺跡の入場口前から見たロロジョングラン寺院。中央のひと際高い聖堂は、シヴァ神を祀ったものです。
入場口の先からの眺め。聖堂が重なるために遺跡の全体像が判りにくいので、次の配置図を参考にしてください。
メインの建物としては、ブラフマー聖堂、シヴァ聖堂、ヴィシュヌ聖堂が並び、前にはそれぞれの神の乗り物である白馬のハンサ、牡牛のナンディ、神鳥のガルダを祀った堂が置かれています。その他にも小堂があり、それぞれの見分けがつきにくくなっています。
なお、東が正門になっているため、ロロジョングラン寺院の見学には午前中が望ましいことになります。午後には逆光になって遺跡が見にくくなるので、ツアーを選ぶ際には、この点に注意する必要があります。
一段高くなった中央部の周りにも小堂が並んでいます。多くは倒壊したままになっていますが、中には修復されているものもあり、その見学に足が止まりました。
小堂の入口の上には、魔除けのためのカーラ像が置かれていました。
入口の階段脇には、マカラ像が飾られていました。
口の所に神像が置かれているのは、初めて見ました。
周囲に無造作に置かれたガレキにも素晴らしい彫刻が施されていました。
人面の鳥のレリーフもありました。ギリシャ神話に出てくるハーピーを思い出してしまいますが、ヒンドゥー教で考えると半人半鳥のキンナラでしょう。
植物をモチーフとしたレリーフ。
これらは、断片であっても、博物館展示物クラスの価値がありますね。
さらに進んでいくと、シヴァ聖堂が近づいてきました。その手前のナンディ堂が重なって、見分けがつきにくくなっています。
ナンディ堂の壁面を見ると、レリーフがびっしりと並んでいました。
天人の像のようです。
ナンディ堂下部のレリーフ。
獅子像が飾られていました。
その脇には、孔雀の像。
これは、羽の広げ方が少し違います。
ナンディ堂の周りには、様々な動物のレリーフが飾られていました。
これはキツネかな。
猫かな。化け猫風ですが。
羊かな。
ネズミですかね。
これはよく判りません。可愛いとはいえませんが、感性が違うのでしょうか。
現地ガイドの説明を聞きながら、まずはナンディ堂の外観を眺めましたが、これでもかと並べられたレリーフに興奮が高まりました。
現在のジャワ島は、イスラム教が普及していますが、9世紀の中部ジャワは、北部は仏教国のシャイレンドラ王国、南部はヒンドゥー教国のマタラム朝によって支配されていました。この二つの王国は王族同しの結婚によって姻戚関係にあり、友好的に交流していました。それぞれが、ボロブドゥールとプランバナンという壮大な寺院を建築したことにより、タイプの異なる遺跡をジョグジャカルタ近郊で見学することができます。
バスを下りてまず目に飛び込んできたのは、プランバナン寺院の中心的建物であるロロジョングラン寺院です。天を突くように林立する聖堂の眺めに思わず見入ってしまいます。
これを見たくて、インドネシアにやってきました。
遺跡の入場口前から見たロロジョングラン寺院。中央のひと際高い聖堂は、シヴァ神を祀ったものです。
入場口の先からの眺め。聖堂が重なるために遺跡の全体像が判りにくいので、次の配置図を参考にしてください。
メインの建物としては、ブラフマー聖堂、シヴァ聖堂、ヴィシュヌ聖堂が並び、前にはそれぞれの神の乗り物である白馬のハンサ、牡牛のナンディ、神鳥のガルダを祀った堂が置かれています。その他にも小堂があり、それぞれの見分けがつきにくくなっています。
なお、東が正門になっているため、ロロジョングラン寺院の見学には午前中が望ましいことになります。午後には逆光になって遺跡が見にくくなるので、ツアーを選ぶ際には、この点に注意する必要があります。
一段高くなった中央部の周りにも小堂が並んでいます。多くは倒壊したままになっていますが、中には修復されているものもあり、その見学に足が止まりました。
小堂の入口の上には、魔除けのためのカーラ像が置かれていました。
入口の階段脇には、マカラ像が飾られていました。
口の所に神像が置かれているのは、初めて見ました。
周囲に無造作に置かれたガレキにも素晴らしい彫刻が施されていました。
人面の鳥のレリーフもありました。ギリシャ神話に出てくるハーピーを思い出してしまいますが、ヒンドゥー教で考えると半人半鳥のキンナラでしょう。
植物をモチーフとしたレリーフ。
これらは、断片であっても、博物館展示物クラスの価値がありますね。
さらに進んでいくと、シヴァ聖堂が近づいてきました。その手前のナンディ堂が重なって、見分けがつきにくくなっています。
ナンディ堂の壁面を見ると、レリーフがびっしりと並んでいました。
天人の像のようです。
ナンディ堂下部のレリーフ。
獅子像が飾られていました。
その脇には、孔雀の像。
これは、羽の広げ方が少し違います。
ナンディ堂の周りには、様々な動物のレリーフが飾られていました。
これはキツネかな。
猫かな。化け猫風ですが。
羊かな。
ネズミですかね。
これはよく判りません。可愛いとはいえませんが、感性が違うのでしょうか。
現地ガイドの説明を聞きながら、まずはナンディ堂の外観を眺めましたが、これでもかと並べられたレリーフに興奮が高まりました。