
吹き抜けの壁に飾られたモザイクを眺めながら階段を下っていきました。

身の回りの動植物、食器を描いたモザイク。


現在でも部屋の飾りに使えそうな小型のモザイク。できは異なりますが、小型のモザイクはチュニジア土産として売られています。


ネプチューンと四季の女神のモザイク。

中央にネプチューン。

右下は、春の女神。花に囲まれて薄着です。

右上は、夏の女神(比較しやすくするため、180度回転しています。)実った小麦に囲まれて全裸。

左上は、秋の女神(比較しやすくするため、180度回転しています。)薄着で、実った葡萄に囲まれています。

左下は、冬の女神。オリーブに囲まれて厚着。




ホメロスの叙事詩「オデゥッセイア」より「オデゥッセウスとセイレン」の場面、ボルドー博物館の所蔵品の中でも有名なものの一つです。
オデゥッセウスは、神のたたりで、トロイ戦争からの帰国の際に数々の苦難と冒険に出会うことになった。その歌を聞いたものは全て記憶を失って虜になってしまうセイレンの住む島の近くを通過することになっ際のこと。オデゥッセウスは歌声を聞きたかったため、仲間の船乗りの耳を蜜蝋で封鎖したうえで、自身は帆柱に縛り付けさせた。

帆柱に縛り付けられたオデゥッセウスが描かれています。

セイレン達は、鳥の足を持っています。

ディオニュソスの凱旋の一場面(あるいはバッカスの勝利)を描いたモザイク。
ディオニュソスが海賊に捕らえられた時のこと。ディオニューソスは高貴な生まれの貴公子と勘違いした海賊に捕らえられ、船上に連れて来られた。海賊達は彼を縄で縛ろうとしたが、自然と緩くなってしまい、何度試みてもうまくいかない。ここで海賊の一人ヘカトールがディオニューソスの神性に気付き、助け出そうとしたが、時既に遅し、海賊船に葡萄酒が満ち、葡萄の蔓が絡みついて、房がたわわに実った。その上、ディオニューソスは獅子へと変じ、船の中央に熊を召喚した。それに度肝を抜かれた海賊たちは海へと飛び込み、そのままイルカへと変貌させられてしまった。

ディオニュソスは、船首に立つ青年で、右手の存在感のあるおっさんはかじ取りのようです。、

ケンタウロスとケンタウレ(女性形)によって戴冠される女性。ケンタウレは、神話に基づいてはおらず、その像は多くはありません。

狩りに出かけるところでしょうか。

狩りの風景。

ボルドー博物館の所蔵品の中でも有名なものの一つである「ウェルギリウス像」。古代ローマ時代の詩人のウェルギリウスを中央にして、左に叙事詩、右に演劇を司る女神ミューズが描かれています。
細かい細工で、絵画と変わらない描写になっています。
モザイクの展示は、ここまでになりました。

続く部屋は、ギリシャのアテネからチュニジアのマハディアに向かっていた沈没船の積み荷が展示されていました。BC4~1世紀の間に沈没したようです。
ゼウス像でしょうか。

アポロンかな。

ギリシャ時代のソファ。

壺。描かれた絵も残されています。

最後にカルタゴの部屋。カルタゴは、ローマに負けた後に街は徹底的に破壊されたため、遺物は多くありません。
お面が展示されていました。

どこの国のものと判らない不思議な表情をしています。

豊穣の女神デーメーテール。

豊穣の女神デーメーテールの厨子。

女神コレー(別名ペルセポネー)。
ペルセポネーは、ゼウスとデーメーテールの娘で、冥府に連れ去られて冥界の王ハーデースの妻になりました。デーメーテールは、ゼウスに訴えて冥府から連れ戻そうとしますが、ペルセポネーは、冥界のザクロを12粒のうちの4粒だけ食べてしまったことから、1年のうち1/3を冥界で過ごすことになりました。これに怒りを覚えたデーメーテールは、ペルセポネーが冥界にいる間に地上に実りをもたらすのを止めるようになって冬が誕生しました。また、ペルセポネーは、春をもたらす農耕の女神ともされています。

女神Leontocephale。ライオン頭の女神で、豊穣神のようです。

水差し。

タニトの印。
フェニキア人が築いていた古代カルタゴ国で信仰されていた豊穣の女神タニトを表した印。タニトの印については、カルタゴのトフェ(タニト神の聖域)で詳しく。
チュニジアに到着早々、頭のメモリー満タンの見学になりました。チュニスの見学は、旅の最後に行うことにして、この後はカイロワンに移動することになりました。

身の回りの動植物、食器を描いたモザイク。


現在でも部屋の飾りに使えそうな小型のモザイク。できは異なりますが、小型のモザイクはチュニジア土産として売られています。


ネプチューンと四季の女神のモザイク。

中央にネプチューン。

右下は、春の女神。花に囲まれて薄着です。

右上は、夏の女神(比較しやすくするため、180度回転しています。)実った小麦に囲まれて全裸。

左上は、秋の女神(比較しやすくするため、180度回転しています。)薄着で、実った葡萄に囲まれています。

左下は、冬の女神。オリーブに囲まれて厚着。




ホメロスの叙事詩「オデゥッセイア」より「オデゥッセウスとセイレン」の場面、ボルドー博物館の所蔵品の中でも有名なものの一つです。
オデゥッセウスは、神のたたりで、トロイ戦争からの帰国の際に数々の苦難と冒険に出会うことになった。その歌を聞いたものは全て記憶を失って虜になってしまうセイレンの住む島の近くを通過することになっ際のこと。オデゥッセウスは歌声を聞きたかったため、仲間の船乗りの耳を蜜蝋で封鎖したうえで、自身は帆柱に縛り付けさせた。

帆柱に縛り付けられたオデゥッセウスが描かれています。

セイレン達は、鳥の足を持っています。

ディオニュソスの凱旋の一場面(あるいはバッカスの勝利)を描いたモザイク。
ディオニュソスが海賊に捕らえられた時のこと。ディオニューソスは高貴な生まれの貴公子と勘違いした海賊に捕らえられ、船上に連れて来られた。海賊達は彼を縄で縛ろうとしたが、自然と緩くなってしまい、何度試みてもうまくいかない。ここで海賊の一人ヘカトールがディオニューソスの神性に気付き、助け出そうとしたが、時既に遅し、海賊船に葡萄酒が満ち、葡萄の蔓が絡みついて、房がたわわに実った。その上、ディオニューソスは獅子へと変じ、船の中央に熊を召喚した。それに度肝を抜かれた海賊たちは海へと飛び込み、そのままイルカへと変貌させられてしまった。

ディオニュソスは、船首に立つ青年で、右手の存在感のあるおっさんはかじ取りのようです。、

ケンタウロスとケンタウレ(女性形)によって戴冠される女性。ケンタウレは、神話に基づいてはおらず、その像は多くはありません。

狩りに出かけるところでしょうか。

狩りの風景。

ボルドー博物館の所蔵品の中でも有名なものの一つである「ウェルギリウス像」。古代ローマ時代の詩人のウェルギリウスを中央にして、左に叙事詩、右に演劇を司る女神ミューズが描かれています。
細かい細工で、絵画と変わらない描写になっています。
モザイクの展示は、ここまでになりました。

続く部屋は、ギリシャのアテネからチュニジアのマハディアに向かっていた沈没船の積み荷が展示されていました。BC4~1世紀の間に沈没したようです。
ゼウス像でしょうか。

アポロンかな。

ギリシャ時代のソファ。

壺。描かれた絵も残されています。

最後にカルタゴの部屋。カルタゴは、ローマに負けた後に街は徹底的に破壊されたため、遺物は多くありません。
お面が展示されていました。

どこの国のものと判らない不思議な表情をしています。

豊穣の女神デーメーテール。

豊穣の女神デーメーテールの厨子。

女神コレー(別名ペルセポネー)。
ペルセポネーは、ゼウスとデーメーテールの娘で、冥府に連れ去られて冥界の王ハーデースの妻になりました。デーメーテールは、ゼウスに訴えて冥府から連れ戻そうとしますが、ペルセポネーは、冥界のザクロを12粒のうちの4粒だけ食べてしまったことから、1年のうち1/3を冥界で過ごすことになりました。これに怒りを覚えたデーメーテールは、ペルセポネーが冥界にいる間に地上に実りをもたらすのを止めるようになって冬が誕生しました。また、ペルセポネーは、春をもたらす農耕の女神ともされています。

女神Leontocephale。ライオン頭の女神で、豊穣神のようです。

水差し。

タニトの印。
フェニキア人が築いていた古代カルタゴ国で信仰されていた豊穣の女神タニトを表した印。タニトの印については、カルタゴのトフェ(タニト神の聖域)で詳しく。
チュニジアに到着早々、頭のメモリー満タンの見学になりました。チュニスの見学は、旅の最後に行うことにして、この後はカイロワンに移動することになりました。