さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アテネ3

2010年09月30日 | 海外旅行
アクロポリスの丘の上に出ると、パルテノン神殿が目に飛び込んできます。



パルテノン神殿は、アテナイの守護神である女神アテーナーを祀る神殿で、紀元前447年に建設が始まり、紀元前438年に完工、装飾等の小路は紀元前431年まで続きました。

その頃の日本というと、縄文時代になります。



ドーリア式の太い柱が、目をひきます。これらの柱は、一本の石柱ではなく、ドラムと呼ばれる円盤状の石を積み上げて造られています。柱の様式や中ほどが膨れるエンタシスなど、世界史で習ったことが思い浮かびます。観光の基礎知識以外に、なんの役に立つのかは判りませんけど。



パルテノン神殿の軒下には、92枚のレリーフが飾られていましたが、その大部分は破壊され、かろうじて残った41枚のうち15枚は大英博物館へ、1枚はルーブル博物館へ持ち去られ、統治のアクロポリス博物館には断片を集めて修復されたものだけが収納されています。

大英博物館では、このレリーフは「エルギン・マーブル」と呼ばれて、目玉の展示物の一つになっています。



裏側からの眺めです。

内部は工事のために立ち入り禁止で、外からの見学になりました。ここの修復作業は、今後何代もの年月続くのでしょうね。



パルテノン神殿の北側には、海神ポセイドンを祀ったエレクティオンがあります。



訪れた時は、工事の足場が組まれて、見にくくなっていました。



エレクティオンでは、カリュアーティデスと呼ばれる六体の少女の柱が見どころになっています。現在は、修復も終わって、邪魔もの無しに見られるようです。



丘の一郭には、アクロポリス博物館がありますが、完全な形の物は少ないのが残念です。



博物館前で見たフクロウの像。古代ギリシャでは、アテナの従者で、知恵の象徴とされました。



アクロポリスの丘の上からは、アテネの街並みを見下ろすことができます。茶色の屋根を持つ古い建物が目をひきます。



新しい建物と古い建物が入り混じっています。



これは、古代アゴラの眺め。



ゼウス神殿。

アクロポリスの丘を下りて、他の遺跡を見ていきましょう。
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