さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 クロンボー城

2008年06月09日 | 海外旅行
クロンボー城は、コペンハーゲンの北30kmのヘルシンゲル(エルシノア)にある古城で、世界遺産に登録されています。16世紀のデンマーク国王フレゼリク2世によって完成された北欧ルネサンス様式の城です。

ハムレットのお城として有名ですが、シェークスピア自身は訪れたこともなく、たまたま地名があっていたというだけで、この城を想定して戯曲を書いたというわけではないようです。

幅4kmのオアスン海峡を挟んで対岸のスウェーデン・ヘルシンボリの町と対峙しており、かつては、バルト海と北海を行き来する船から通行税を取り立てるための要塞として機能してきました。この収入が、北欧の覇者たるデンマークの原動力になったといいます。



ヘルシンゲルは、コペンハーゲンからスウェーデンに渡る時にフェリーが発着する港町です。



八岐大蛇のような像が置かれていました。北欧神話・サーガの主人公でしょうかね。



クロンボー城は、近年までデンマーク軍の基地司令部としても利用されていたということからも判るように、周囲に土塁を巡らせ、堅牢な要塞になっています。



堀で囲まれているのも、防御のためでしょうね。



正門です。この内面にシェークスピアの像があるというのですが、見落としました。



門をくぐると、塔が目に入ってきます。



フレゼリク2世のマークでしょうか。



門の外をひと廻り。



海からの攻撃に備えるような作りです。



デンマーク国旗がはためいて、大砲が海に向かって並んでいます。



スウェーデン・ヘルシンボリも対岸に見えています。フェリーが行きかっています。



フェリーから見たクロンボー城です。

コペンハーゲンからオスロ行きの列車を運ぶフェリー上からの写真です。6月はじめので、時間は22:30でした。白夜のため、まだ眺めを楽しむことができました。

さて、デンマーク編はこれにて終了。長らくのお付き合いありがとうとざいました。

この列車に乗って、オスロ、ソグネ・フィヨルド、ベルゲンへの旅へと続けてまいりましょう。
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