さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 グラスゴー

2012年12月07日 | 海外旅行
グラスゴーは、スコットランド最大の商工都市で、行政文化の中心地であるエジンバラの西70kmにあります。

一般観光でグラスゴーを訪れる機会は少ないでしょうが、学会参加のために訪れました。20年以上が経過したので、市街地の様子は異なっていることでしょう。



オレンジ色の二階建てバスが走っていました。



ジョージ広場。奥はグラスゴーが最も繁栄した19世の1883年に造られた市庁舎です。



手前の塔の上に立つのは、スコットランドを代表する小説家・詩人のスコットの銅像。



ヴィクトリア女王の騎馬像



ジョージ広場には、この他にも多くの銅像が置かれています。



グラスゴーでは、古い建物と新しい建物が混在していました。



滞在中、よく食事に訪れたショッピングセンター。



グラスゴー大聖堂

宗教改革以前の12世紀に建てられたゴシック様式の教会です。



教会前広場の街灯には、指輪を咥えた鮭のモニュメントが飾られています。グラスゴー大聖堂は、グラスゴーの守護聖人聖マンゴウのために建てられたものです。この鮭は、グラスゴー市の紋章にも取り込まれており、次のようないわれがあります。

王妃が愛人の騎士に国王からもらった指輪を与えてしまいます。指輪が騎士の指に輝いているのを見つけた国王は激怒し、酔いつぶした騎士から指輪をとって、川に投げ込んでしまいます。そして王妃には、次の酒宴に、その指輪をしてくるようにといいつけます。困り果てた王妃は、聖マンゴウに相談します。国王と王妃の不和は国のために良くないと考えた聖マンゴウは、鮭に命じて指輪を探させます。鮭は指輪を見つけ出し、国王と王妃の仲ももとに戻りました。

悪いのは王妃でしょうにね。





グラスゴー聖堂内部。



美しいステンドグラスが飾られていました。







グラスゴー大学入り口



大学とは思えない重厚な造りです。



グラスゴー大学は、1451年に創立され、オックスフォード大学やケンブリッジ大学と並ぶ、500年以上の歴史を有する英語圏最古の大学の一つです。神学の大学として設立されて高位聖職者を輩出しましたが、近代では、蒸気機関の発明や電力単位のワットで知られるジェームズ・ワット、経済学の祖であり国富論を著したアダム・スミスなどが学んでいます。



スコテイッシュ・エキシビション&カンファレス・センター

ここでのお仕事が目的の訪問でした。



オープニングの余興として行われたハイランドダンス。



学会の分科会での会場になったキャメロン ハウス オン ロッホ ローモンド。

グラスゴーの北西40kmの位置に広がるローモンド湖の湖畔の街、バロッホにあります。



昔の貴族の邸宅であったマナーハウスをホテルに変えたもののようです。



前庭からは、ローモンド湖の眺めが広がっていました。



ローモンド湖は、70km平方の面積を有し、30の小島を浮かべます。



美術館で良く見るイギリスの風景画は、このような風景から生まれたのでしょうね。
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