スフォルツァ城。
ミラノ公爵フランチェスコ・スフォルツァが、ヴィスコンティ家の居城を改築して現在の姿となりました。
中庭は、塔や城壁に囲まれて、いかにも要塞といった感じです。
塔も優美というよりは、堅牢といった感じがします。
城壁を見ると、上には張り出し部があり、ここから石や煮えたぎった油を流して敵から防御する作りになっていることが判ります。
城壁にあったスフォルツァ家の紋章です。
城壁脇には、石の球が積み上げられていました。砲弾にしては大きさが不ぞろいなので、投石器か、投げ落とし用ですかね。
街中にあるにしては、堅牢な要塞ですが、これも、ミラノ公になった傭兵隊長あがりのフランチェスコ・スフォルツァの用心深さというか、恨みをかっていそうという感じが伝わってきます。
フランチェスコ・スフォルツァは、名高い傭兵隊長としてミラノ公・ヴィスコンティ家に仕え、その娘と結婚します。ミラノ公の死亡によってヴィスコンティ家の継承をめぐる争いが生じ、市民の蜂起によって共和制が成立します。攻めてきたヴェネチア軍とスフォルツァは対峙しますが、ひそやかに敵と手を結んで共和制を崩壊させて、自らミラノ公になってしまいます。
ルネッサンス時代の、興味深い人物ですね。
ミラノ公爵フランチェスコ・スフォルツァが、ヴィスコンティ家の居城を改築して現在の姿となりました。
中庭は、塔や城壁に囲まれて、いかにも要塞といった感じです。
塔も優美というよりは、堅牢といった感じがします。
城壁を見ると、上には張り出し部があり、ここから石や煮えたぎった油を流して敵から防御する作りになっていることが判ります。
城壁にあったスフォルツァ家の紋章です。
城壁脇には、石の球が積み上げられていました。砲弾にしては大きさが不ぞろいなので、投石器か、投げ落とし用ですかね。
街中にあるにしては、堅牢な要塞ですが、これも、ミラノ公になった傭兵隊長あがりのフランチェスコ・スフォルツァの用心深さというか、恨みをかっていそうという感じが伝わってきます。
フランチェスコ・スフォルツァは、名高い傭兵隊長としてミラノ公・ヴィスコンティ家に仕え、その娘と結婚します。ミラノ公の死亡によってヴィスコンティ家の継承をめぐる争いが生じ、市民の蜂起によって共和制が成立します。攻めてきたヴェネチア軍とスフォルツァは対峙しますが、ひそやかに敵と手を結んで共和制を崩壊させて、自らミラノ公になってしまいます。
ルネッサンス時代の、興味深い人物ですね。