さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アンコール・トム その2

2010年03月30日 | 海外旅行
アンコールトムにあるバイヨンは、12世紀末に建てられた寺院です。

現在でも修復作業が続けれれており、日本の大学や民間グループも参加しています。

バイヨンは神々の住むメール山(須弥山)、城壁はヒマラヤの霊峰、濠は大海を表し、古代インドの宇宙感を表しているといいます。



塔が並んでいますが、良く見ると観世音菩薩像が彫りこまれています。中央の塔は30mの高さがあり、49基の塔が並んでいます。



菩薩像は、それぞれ異なった表情を浮かべています。



四面仏は、196体あったものが、現在では173体残されているといいます。



バイヨンの前庭で説明を聞きながら足元を見ると、彫刻を施された石が足元に転がっていました。これだけでも、美術館に置けば、美術品として鑑賞の対象になるであろうと思います。



バイヨン前の道路では、観光用の象が行き交っていました。個人旅行だったら乗ったのですが、団体のため乗れませんでした。残念。ラクダには乗ったことがあるのですが。



ひと通りの説明の後にバイヨンの中に進みます。



バイヨンの入り口には、ナーガ(蛇神)にまたがったガルーダ(怪鳥)とジンハ(獅子)の像が、置かれていました。



バイヨンでは、中心塔の回りを第一回廊と第二回廊がとりましていますが、第一回廊の屋根は無くなっています。



屋根の無くなった石柱の間を抜けていますが、その間に見られる彫像がアンコール遺跡での魅力です。

持っているのは宝剣でしょうか。菩薩のような感じもします。



これはまた別な像。



デバター(女神)像。髪飾りなど、それぞれ違っています。遺跡のいろいろなところにあるので、探すのも楽しみです。



水の精のアプサラ像

9世紀に生まれた宮廷舞踊のアプサラダンスのもとになっています。
アプサラダンスについても、いずれ。
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