KLセントラル駅からマレー鉄道に乗ってバタワース駅に向かうことになりました。バスは別行動でスーツケースをジョージタウンへと運んでから合流することになります。
ペナン島へは航空機を利用するツアーもありますが、マレー鉄道の電化によって利用しやすくなって、往路は列車利用、復路はバス利用に変わってきたようです。
マレー鉄道は、KTMB(Keretapi Tanah Melayuの略)と呼ばれ、マレー半島を縦断して北のタイと南のシンガポールを結んでいます。半島縦断コースとしては、西側ルートと東側ルートがありますが、今回は西側ルートを利用することになります。また、電化が勧められており、電化区間はETS(ElectricTrainService)と呼ばれ、特急列車が運行されています。
マレー鉄道というと、沢木耕太郎著「深夜特急」に登場して、バックパッカーの時代を知るものにとっては憧れを感じます。
KLセントラル駅は、東南アジアにおいては最大級の駅です。
KLセントラル駅も、クアラルンプール国際空港と同じく黒川紀章が設計を担当しました。そのためもあってか、案内板にはマレー語、英語と並んで日本語でも表示されていました。この案内板を良く見ると、日本語が読めないと空港行の電車には乗れませんね。
出発まで時間があったため、駅の売店をのぞいてみました。セブンイレブンの他にもローカルなコンビニがありました。
レストランに掲げられたハラル認証マーク。このマークは、お菓子の袋などにも表示されていました。
マレーシアではイスラム教が国教化されており、駅構内のレストランは全てハラル認可のものになっており、コンビニでもビールの販売は行われていませんでした。今回のツアーで利用したレストランや空港では、ビールを飲むことはできましたが、鉄道のような公共の場での飲酒は違法行為になりそうです。
列車の案内板。
イポーは、バタワースまでの中間部にある町。ブタンバサールは、タイとの国境近くの町で西側ルートの終点になります。列車本数はそこそこあるようです。
KTMインターシティの専用乗り場は工事中であったため、近距離路線のKTMコミューター乗り場を利用することになりました。
出発時間になりましたが列車は到着せず、いつ来るのか判らぬまま列車を待つことになりました。その間、変更時間の案内のようなものはありませんでした。
前日起きたらしい貨物列車の脱線事故で単線運行になっており、列車は1時間半遅れの出発になりました。
到着した列車は鼻先が延びた新型車両で、中国製のようです。
新しい車両にもかかわらず、窓ガラスに敷石当たったのかひびが入っていました。シャッターチャンスを逃しましたが、これよりも大きく蜘蛛の巣状のひび割れを起こしている窓ガラスもありました。メンテナンスは、お粗末なようです。
車両内部。新しくきれいな座席ですが、前方と後方で座席の向きが逆になっています。幸い前向きの座席に座ることができました。
問題は、冷房が強すぎることでした。ツアーの案内で冷房対策について注意されていたので、半袖ポロシャツの上に、マイクロダウンのジャケットを着込みました。上半身はこれで良かったのですが、下半身がスースーするため、ウィンドブレーカーでひざ掛けをしました。この冷房は、サービスなのかもしれませんが、異常です。
列車内へは、無改札で進むことができましたが、列車が出発してから車掌が検札にやってきました。
切符の中央部にあるETS PLATINUMとあるのは、停車駅パターンを示すもので、GOKDやSILVERもあって料金が異なってくるようです。料金は79Lとあるので、3時間半ほどかかる距離で2400円ほどというのは安いですね。
ようやく列車が出発して、「世界の車窓から」気分を味わうことができるようになりました。
出発してすぐに1910年に造られた歴史的建物のクアラルンプール駅を通過しました。この駅は、パトゥ洞窟寺院に向かう際に利用して、じっくりと見学することになりました。
車窓からは、クアラルンプールのシンボルになっているツイン・タワーをのぞむことができました。
こちらは、KLタワー。
イスラム寺院が現れました。
こちらは、中国寺院。
さらにヒンドゥー寺院。
マレーシアでは、国教はイスラム教ですが、三つの宗教が混在しています。
市街地が途切れると、アブラヤシの林が続くようになりました。車窓の眺めとしては、単調です。
朝食相当の機内食の時間が早かったため、昼食として配られたサンドイッチを食べることにしました。やはりビールを飲みたかったですね。
車内販売が回ってきたのかと思ったら、紙袋を渡され、開けてみたら飲み物とクッキーが入っていました。
クッキーは美味しかったですが、飲み物は「豆乳」で、口にはあいませんでした。
売店があるというので見にいきました。コーヒーや紅茶は飲めるようですが、ジュース類はし冷蔵庫の中にしまってあるのか見当たらりません。
カウンターの上に弁当が置いてありました。それなりに美味しそうに見えました。電子レンジで温めてくれるのでしょうか。
この売店よりは、日本の列車でのワゴン販売の方が品物が豊富ですね。
中間部にあたるイポー駅に到着。イポーはメレーシアで三番目に大きな都市とのこと。近くにスズ鉱山があることから栄えています。
イポーを過ぎると、岩山が目につくようになりました。
これらの岩山は、石灰岩の浸食でできたもののようです。洞窟寺院も幾つかあるようです。
河口部を通過するとバタワース駅に到着しました。
出発は1時間半ほど遅れましたが、走行時間に遅れは無かったようです。
駅を出てからは、跨線橋を渡ってフェリー乗り場へ向かいました。
ペナン島へは航空機を利用するツアーもありますが、マレー鉄道の電化によって利用しやすくなって、往路は列車利用、復路はバス利用に変わってきたようです。
マレー鉄道は、KTMB(Keretapi Tanah Melayuの略)と呼ばれ、マレー半島を縦断して北のタイと南のシンガポールを結んでいます。半島縦断コースとしては、西側ルートと東側ルートがありますが、今回は西側ルートを利用することになります。また、電化が勧められており、電化区間はETS(ElectricTrainService)と呼ばれ、特急列車が運行されています。
マレー鉄道というと、沢木耕太郎著「深夜特急」に登場して、バックパッカーの時代を知るものにとっては憧れを感じます。
KLセントラル駅は、東南アジアにおいては最大級の駅です。
KLセントラル駅も、クアラルンプール国際空港と同じく黒川紀章が設計を担当しました。そのためもあってか、案内板にはマレー語、英語と並んで日本語でも表示されていました。この案内板を良く見ると、日本語が読めないと空港行の電車には乗れませんね。
出発まで時間があったため、駅の売店をのぞいてみました。セブンイレブンの他にもローカルなコンビニがありました。
レストランに掲げられたハラル認証マーク。このマークは、お菓子の袋などにも表示されていました。
マレーシアではイスラム教が国教化されており、駅構内のレストランは全てハラル認可のものになっており、コンビニでもビールの販売は行われていませんでした。今回のツアーで利用したレストランや空港では、ビールを飲むことはできましたが、鉄道のような公共の場での飲酒は違法行為になりそうです。
列車の案内板。
イポーは、バタワースまでの中間部にある町。ブタンバサールは、タイとの国境近くの町で西側ルートの終点になります。列車本数はそこそこあるようです。
KTMインターシティの専用乗り場は工事中であったため、近距離路線のKTMコミューター乗り場を利用することになりました。
出発時間になりましたが列車は到着せず、いつ来るのか判らぬまま列車を待つことになりました。その間、変更時間の案内のようなものはありませんでした。
前日起きたらしい貨物列車の脱線事故で単線運行になっており、列車は1時間半遅れの出発になりました。
到着した列車は鼻先が延びた新型車両で、中国製のようです。
新しい車両にもかかわらず、窓ガラスに敷石当たったのかひびが入っていました。シャッターチャンスを逃しましたが、これよりも大きく蜘蛛の巣状のひび割れを起こしている窓ガラスもありました。メンテナンスは、お粗末なようです。
車両内部。新しくきれいな座席ですが、前方と後方で座席の向きが逆になっています。幸い前向きの座席に座ることができました。
問題は、冷房が強すぎることでした。ツアーの案内で冷房対策について注意されていたので、半袖ポロシャツの上に、マイクロダウンのジャケットを着込みました。上半身はこれで良かったのですが、下半身がスースーするため、ウィンドブレーカーでひざ掛けをしました。この冷房は、サービスなのかもしれませんが、異常です。
列車内へは、無改札で進むことができましたが、列車が出発してから車掌が検札にやってきました。
切符の中央部にあるETS PLATINUMとあるのは、停車駅パターンを示すもので、GOKDやSILVERもあって料金が異なってくるようです。料金は79Lとあるので、3時間半ほどかかる距離で2400円ほどというのは安いですね。
ようやく列車が出発して、「世界の車窓から」気分を味わうことができるようになりました。
出発してすぐに1910年に造られた歴史的建物のクアラルンプール駅を通過しました。この駅は、パトゥ洞窟寺院に向かう際に利用して、じっくりと見学することになりました。
車窓からは、クアラルンプールのシンボルになっているツイン・タワーをのぞむことができました。
こちらは、KLタワー。
イスラム寺院が現れました。
こちらは、中国寺院。
さらにヒンドゥー寺院。
マレーシアでは、国教はイスラム教ですが、三つの宗教が混在しています。
市街地が途切れると、アブラヤシの林が続くようになりました。車窓の眺めとしては、単調です。
朝食相当の機内食の時間が早かったため、昼食として配られたサンドイッチを食べることにしました。やはりビールを飲みたかったですね。
車内販売が回ってきたのかと思ったら、紙袋を渡され、開けてみたら飲み物とクッキーが入っていました。
クッキーは美味しかったですが、飲み物は「豆乳」で、口にはあいませんでした。
売店があるというので見にいきました。コーヒーや紅茶は飲めるようですが、ジュース類はし冷蔵庫の中にしまってあるのか見当たらりません。
カウンターの上に弁当が置いてありました。それなりに美味しそうに見えました。電子レンジで温めてくれるのでしょうか。
この売店よりは、日本の列車でのワゴン販売の方が品物が豊富ですね。
中間部にあたるイポー駅に到着。イポーはメレーシアで三番目に大きな都市とのこと。近くにスズ鉱山があることから栄えています。
イポーを過ぎると、岩山が目につくようになりました。
これらの岩山は、石灰岩の浸食でできたもののようです。洞窟寺院も幾つかあるようです。
河口部を通過するとバタワース駅に到着しました。
出発は1時間半ほど遅れましたが、走行時間に遅れは無かったようです。
駅を出てからは、跨線橋を渡ってフェリー乗り場へ向かいました。