さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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この週末の山 岩手山

2006年07月11日 | 登山
梅雨のあいまをぬって、岩手山を登ってきました。目的はコマクサ。盛りは、7月はじめのようですが、今年は花の時期が少し遅れているので、なんとななるかなと期待してでかけました。

宮城県内は小雨でしたが、盛岡が近づくと青空が広がるようになりました。焼走り登山口についてみると、山頂は雲がかかっていましたが、お花見にはなんとかなりそうです。

登山口からは、幅広の道で、緩やかな登りが続きました。



左脇には、木立に隠されているものの、焼走りの溶岩流が続いているようなので、脇に入ってみました。岩ごろごろの風景が広がっていました。



次第に傾斜もきつくなってきましたが、花はまったくない。と思ったら、ベニバナイチヤクソウが現れました。



その先で、焼走りコースの見所のコマクサの群落地に出ました。砂礫地の斜面には、コマクサが広がっています。



大きな株では、しおれた花も混じっていましたが、新鮮な花も多く見られました。





草原化が進んでいるようで、他の花も多く見られました。これはササバギンラン。



コミヤマハンショウズル



ここを過ぎると樹林帯の登りになりましたが、ここでも沢山の花に出会いました。

オオヤマオダマキ



サンカヨウの群落





シラネアオイの大群落



ベニバナイチゴ



ウコンウツギ



花を見ながら登っていくと、平笠不動尊避難小屋に到着しました。



山頂までは、もうひと頑張りする必要がありますが、まずはひと休み。



小屋の周囲は、草原性の花が咲いています。

ミヤマキンバイ



ハクサンチドリ



白花のハクサンチドリ



歩きづらいザレ場を登り切ると、お鉢に出て、左に曲がってひと登りすると、岩手山の山頂に到着しました。山頂は、団体もいて大にぎわい。



お鉢巡りをしてから下山することにしました。山頂一帯の砂礫地にも花は沢山ありました。

イワテハタザオ



コマクサ



イワウメ



イワブクロウ 群落が広がっていましたが、花はこれから。ようやく咲いている花を見つけました。



岩手山は、花の百名山に選ばれていないのが不思議なほど、花を楽しめる山でした。隣の秋田駒ヶ岳の方が、花の山としては有名なためかもしれませんが。
焼走りのコマクサの群落はすごいので、時期をねらって訪れてみてください。来週なら、まだなんとか楽しめるかもしれません。
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