alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

C'est le temps de partir!

2010年08月03日 | 私の人生

長かった一ヶ月半だか二ヶ月が過ぎ
ついに再び旅立ちます。

 本当に?本当に、、、


 かの地にいる人たちは
「本当に?」と聞いた後に
「ミキは本当に馬鹿だねえ」と言ってくる。
でもそのつぎには「でもぜひ会おう!」と言ってくれ
私はそれがとても嬉しい。
そう 本当に馬鹿なのです。



 この間パリに行った時に はじめて
自分を悪い母だと思ったけれど そう思う方が
どんなに楽か いい母親を演じようと
がんじがらめになってるよりも 
「私ってダメな母親なんです」と人に向かって言える人は
どんなにか心が楽だろう だってダメな母親をしている分だけ
他になにかをしているわけで ダメだとわかって
しているわけで ダメだからって
子供とべったり二人だけ の 時間に戻りはしないわけ で
なんだかとてもうらやましいなと思ったりした。


 バカになる って 私にはずっとできなくて
バカになるのが大事とされた 早稲田という学校にいても
私はもっと勉強したくて 先輩達に馬鹿にされながら
バカにはなかなかなりきれなかった。
だけど今の私は本当にバカで バカでいるのは
気が楽だ。だって自分で知っているから
だけどそれでもバカである方を選んでいるから だから
なんだか少し強いような 開き直りがあるような



 パリに行って ことの成り行きで帰りの飛行機を
変えてから まるでテトリスのゲームのように
上から色んなことが降ってきて そして
なにかがぴったりはまった。
そしてはまったのかと思った瞬間
ゲームは中断されてしまった。
なんだか電源が切られた感じで
何がなんだかわからなかった。
あれは一体なんだったのか
私はどこへ向かっていくのがいいのだろうか
たくさんのことがまだまだ霧の向こうにあるから
それをみたくて 少しでもクリアにしたくて
私はそこへ行くのだろう。


 2週間で 人の人生は変わるのだろうか
2週間は 普通あっという間に過ぎてしまうけど
時には違う日々もあり 人生には 濃い日々もあれば
薄い日々もあるようで またぽっかりと
時間があったら 何かが起こってゆくのだろうか


 私ももうすぐ30歳になり 気がつけば
人生の半分くらいに近づいてしまったようで
たくさんの情熱を持っていたけど こんなままで
いいのかなとか 思ったりもする訳で

 昨日は漫画ミュージアムに行き
たくさんの漫画とともに人生を少し振り返ってたら
真ん中にどーんと『ベルサイユのばら』が展示してあり
フランス人の知り合いに「これが私の人生を変えた
漫画なんです」と説明してた。「これに出会ったのが
13歳くらいのときで それから一人でフランス語を
勉強し始めて、、、」「なるほど これがあなたの
情熱のもとになったってわけね!」「そうなんです」


 情熱かー 私は情熱の人だったけど
すっかりそんなの忘れてた。
書いた本は熱いけど(火傷しそう)
私にはもう情熱なんて遠いのかなあと思ってた
情熱 狂気 芸術家 カフェ? 狂乱の時代?
それらは近くにあるものなのかもしれなくて
『ベルばら』を読んだ時でさえ 感動したのは
ほんの2ページにも満たないようなカフェのシーン。


 あそこには 未だ見ぬ何かがあるのだろうか
それともなんにもないのだろうか
スターバックス マクドナルドにコカコーラ
もうグローバリゼーションにまいちゃってる感じがするけど
まだ見ぬ何かはあるのだろうか
私の知らない何かがあるなら それは生きる喜びなのかも
人生を楽しむ方法 まずはそれから学びたい。

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