alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

カフェでの革命

2011年08月31日 | カフェと社会変革



 今日はうーん引き寄せの法則ねえ 法則、とは
言っていたけど本当にいいことあるのかなあ、と
ちょっと疑問に思っていたけど 想像を超えて
飛び上がって喜んでしまう様な出来事があり
本当に嬉しくて蓮太郎と踊ってしまった。


 というのは前々から愛読していて読む度に
深く共感していた『人が集まる』の著者、浜野さんから
なんと電話がかかってきたからで、それというのも
私が2週間くらい前だったかに浜野さんにお手紙と
本をお送りさせていただいたからなのだけど
もう返事もなさそうだしだめだったかー
やっぱりな そうとう大物だろうしなあ
私は読む度にものすごく共感してしまっていたので
勝手にわかりあえる友達みたいな気分になっていたけど
浜野さんは渋谷のスクランブル交差点前の
スタバのあるビル Qフロントを開発したという
すごい人なので(よく知るほどにこんな人が
ありうるのかと思ってしまう)私が想いは
込めたとはいえ、半分泣きながらすがるような
気持で書いたあの手紙は たしかにちょっと字が
汚かったしだめだったか、、、と思ってた。


 ら、なんとご本人から電話があった!!!

 もうそれだけで飛び上がるように嬉しくなった。

 やっぱり引き寄せの法則ってあるのかなあー
これはさすがにすごいなあ 毎日なんとか
ポジティブになろうとしてきてよかったなあと思わされる。
こんなに嬉しかったのは東大の中原先生がブログで
私の本の書評を書いてくれてたときと、同志社の
上田先生がまだお会いする前に私の本を読んで
半ば興奮した口調で電話をかけてくれたときだった。
「飯田さんね!僕もパリに何年か前に10日間
行ったんですよ カフェには何かあると思いましてね!
それで僕がやってるParty for the futureっていうイベントがあって
すごい面白いイベントなんですけど僕は毎年一人
一分くらいしか話せなくてね これがサロンの
女主人の苦悩なんだなあと思いました!!」と言ってくれた。
そしてお会いした先生の持ってた私の本には沢山の
付箋が貼ってあり それを見ただけで私は本当に嬉しくなった。


 あー 自分なんて と思って家で悶々としている時に
そんなメッセージを受け取れるのは どれだけ
嬉しいことだろう。あの喜びといったらなかった。
そう そんな喜びで 私の人生はどこかに向かっていったのかなあ


 自分に前向きな言葉をかけて いい状態なんだと
マインドコントロールしようとしている自分もいるけど
本当に飛び上がるように嬉しくなったり いるだけで
嬉しくなったり やったー!という気になれたりする
瞬間はある。それは言い聞かせているようなのとは
全然違って なんだか空を飛べそうな そんな気分なんだよな。


 そういう気分でもっといられる 本当にワクワクしていて
本当に嬉しい様な それでいて まわりの人も楽しいような
そんな生き方ってあるのかなあ だれかがワクワクしていると
まわりの人もつられてワクワクしてしまう。上田先生の
まわりに居る人っていうのは 先生のワクワクにひかれていたい
あのオーラをもらっていたい そんな気持もあるんだろう。
私は先生がアメリカであまりに圧倒されて興奮して楽しくなってる
姿をスカイプで見させてもらって 喉から手が出るほどに
フランスに行きたくなった。それで実際行ってしまって
そしたら見たことも想像したこともなかったような世界が
待ち受けていた。そこで私はガツンとやられてしまったわけで。



 そう きっとかつてのマンレイのように
ブルジョワ社会に生きてきた ボーヴォワールが
夜のカフェの雰囲気にくらくらしてしまったように
藤田が初日についたカフェで あまりの自由さに
圧倒されてしまったように。マンレイも頭がくらくらしていた。
今ならわかる。実感として 何が起きたのか説明できる。
頭がくらくらするということ それは思考が変わること。



 今迄もってきた価値観が ぐらぐらゆれて
あたらしい世界を肌で感じてしまって
こんな世界もありなのかって 目の前にあるから
あてられてしまって 多分そこには共鳴だとか
シンクロニシティ的な場のゆらぎみたいなのが存在しちゃって
彼らはどーん と あてられた。



 そして人生が変わってしまった



 例えそれとは知らなくっても

 だけど魅力的だったから 

 彼らはそこに入ってしまった

 だって そこに居たかったのよね?
私にはその気持がよくわかる。
どうして?なんて説明はできないけれど
きっとここだと思えたのだろう。


 だっておそらく それが彼らにとって
求めてたものに近いように見えたから。


 そうして彼らは思考を変えた

 こういうの も ありなんだ

 ありえるんだと受け入れて

 そこから彼らは変わっていった


 なんだか私は今ならわかる。
世界を変えるということは
世界や社会を変えようとすることではなくて
自分が変わることなんだ。ようやく何かが
わかりかけてきたような気がする。
そうして彼らはまず自分の思考を変えた。
藤田は日本から持って来た絵の具箱を叩き捨て
ボーヴォワールはコップを割った。
そうして彼らは自分自身の何かを変えて
そこから何かが変わって行った。
カフェでは革命だったり様々な運動が起こって行ったわけだけど
それは彼らが議論をしていた それだけじゃなく
カフェ という 場に 出会った彼らが
自分の殻や枠から自由になって
「ありえない」とおもってたものが「ありえる」という
それを受け入れたからなんだ。


 そんな思考の連鎖反応が カフェの時代を
つくっていった そしてどんどん来た人たちが
あてられて変わってしまった そんな場が次々に
存在していた それがパリのカフェだったんだ。


 人が人 に 出会った時に 人が 人を
変えて行く。そこには特有の力があって
それってなんだか 抵抗できないものなのかなあ


 引き寄せの法則というものが 物理の法則並みに
一般法則なのだとしたら カフェの話にも
これからの空間づくりにも ものすごく応用できるはずだろう
私は今自分の身をもって苦しい時期を乗り越えようとしてるけど
もしかしてここに大いなるヒントがあるかもしれない
なんだかそんな気がしてしまった。
人間ってなんだか面白い。

最新の画像もっと見る