alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

優しさ

2009年04月17日 | 私の人生

 最近はいろんな原因がかさなったのか
またしても密室育児に疲れ果て
昨日の夜はついに私が泣いてしまった。

 夜泣き 夜泣き 密室育児
誰にも相談できないやるせなさ。

 同世代の女友達は全くといっていいほど
理解してはくれなくて 重ねていった会話のなかに
子育てをしている人に対する配慮のあまりのなさに愕然とする。
友達なのに 仲間だったと思っていたのに
もうあまりに話があわなくて けれども私には
母になった友人もほとんどいなくて どうしていいのかわからない。

 しかたがないから旦那さんの妹さんに電話をしたら
二人の子を育てている彼女はこういった。
「みきちゃんは偉いよ!だってまだ独身の友達とつきあってるんでしょ!?
私なんかもう誰とも連絡とってないよ!」
そりゃすごい、、、
「だって話あわないし全然こっちの立場をわかってくれないんだもん」
まったくだよねー 分かり合えそうな女であるほど
実はまったくわかりあえない。その哀しさといったらない。


 だけど私はどうすれば?一人違ったステージで
もう異なった道を歩み始めて どうしていいかわからなかった。
泣きながら考えたのは 道がないなら自分で作り出すしかないということだ。


 一つだけ救いなのは 公共交通機関に乗っているとき
話しかけられることだけで そこで出会ったおばさんたちと
何気ない会話を交わす それが唯一のなぐさめで
唯一子育ての大変さを理解して手助けしようとしてくれるのは
そんなおばさんたちなのだ。


 けれどもどこにも出て行かないと そんなおばさんにも出会えない。
昨日は一日家にいたから 誰とも話すこともなくって
うっぷんがつのりにつのった。だから今日は無理をしてでも外に出よう!
そうして朝は児童館へ 昼からはヨガの教室に行き 
たくさんの街行くおばさんたちに出会う。

 今日は私も求めてたからか 本当にいい会話ができた。
はじめてバスで出会った人は同乗していた娘さんに
私のベビーカーをもってあげなさい、と言ってくれたし
街角で会ったおばさんは三人も子どもを育てたけれども
それが女の幸せなのよー がんばりなさい!と言ってくれる
帰りのバスで出会ったひともれんちゃんをかわいいねえ
つい話しかけたくなるねえと言ってくれ
そんな言葉に心底私は慰められて いろんな会話を続けてしまう。
バスっていいな 電車っていいな 車がないから
実感できる この見知らぬ人との交流と
こうして学ぶ 公共の場でのふるまい方と
すごく大事なものを得ている これは子どもがいないとなかった交流だ。


 一人で生きていたときは 日本には見知らぬ人との
偶然の出会いだなんて存在しない!と思ってたけど
子どもがいると 毎日そんな出会いがあって 本当にそれに助けられる
だから私はもっと話して 私も一緒に愛想よくして
おばさんたちが また次の誰かに話しかけてくれるように
私もちょっと努力しよう。

「私もねえ 大変だったのよ!!」そんな言葉をきくだけで
私もちょっとほっとする。 もっともっと 女達
若い娘じゃなくって おばあちゃんやおばさんたちから
たくさんのことを学びたい。

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