alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

悪夢の後で

2011年05月02日 | 私の人生


 普段は夢なんて覚えることはないのだけれど
昨日の夜に見た夢は かなり恐ろしい夢であり
どんな夢だったかというと バスに乗ってたら
大量にぐらぐらと歯が抜けてって
気がついたら口の中がじゃりじゃりになり
歯で溢れそうになって必死で押さえる
そんな恐ろしい夢だった。


 そのあとにハッと起きたからなのか

 あまりに恐ろしくその夢のことを相談したら
フランス語で見たサイトによれば「アンピュイサンス」と
書いてあり  それはまったくその通り で
自信のなさとか 気力のなさとか
自分に対する信頼感のなさみたいなのが
どうやら夢で露呈したらしい
(もっと恐ろしいことも書いてあったけど
あまりに大量に歯が抜けたのは多分自分の問題だろう)


 そう なんでだか 私は先日本当にもう死んでしまいたいという
気持になって ちょっとまってよ これじゃ
パリ症候群と同じじゃんか もうそんな風にはなりたくなかったし
けっこうリラックスして生きていると思ってたのに、、、

 フランス語のサイトによれば 自分が
他人からどう思われているかを気にし過ぎとも書いてあり
確かになあ 私ここに来たってただの母でしかなかったし
先日会った人に「それで今は本を書きに来ているんですか?」
と言われて本当にショックを受けた。


 パリでは沢山の活動をして活躍している
日本人の人たちがいる そんな人たちに会う度に
私はなんだかショックを受けて 話したい 会話したいと思っても
まともな会話が続けれられない(子供を追いかけたり
手を引っ張られたりしていくので)それが私には
けっこうしんどい。もうひとふんばり と思うけど
なかなかどうして なのかなあ


 それでも私が私の立場でできること って
あるのだろうか 昨日フランス人の友達に
日本とフランスで母として体験した子育てを
ブログに書き続けて行くのはとても大切だろうと
言われて嬉しかったけど そう 今の私にできること は
たくさんの葛藤や感じたことを 
ひたすら言葉にしていくことで
今は何にもならなくっても どこかで誰かが
少しでも共感をしてくれてたら そのうち
何かになるのだろうか


 こんな状況でなんとかもがいているけれど
それでもフランスで私がちょっと身につけたのは
「大人のために子供の習慣をコントロールする」ということで
日本では 子育ては追われてなんぼ ヘトヘトになってなんぼなのかと
思ってたけど こちらでは 規則正しく子供を時間通りに
寝かしつけたり 一人で有無を言わさずベッドに行かせたり
そういうことができるようになってくると
たとえ一人で子供を見ていても かつてのように
「もうほんとうにひどい!いい加減にしてよ!」という
ような気持になることが減ってくる。


 どっかでそんなことがまた起こったら
日本にいるとき私は同じようにこう聞いていた
「いったいどうしたらいいんでしょう?」
私は何度も出会った人やまわりの人に尋ねて来たけど
日本の人たちはこう言っていた「子供はそういうものなのよ」
たとえばスーパーでものすごくだだをこねて
寝転がったり泣きわめいたり だけど「子供だからね」で
日本ではそこでけっこう甘い言葉で
子供を釣ったりすることがある。
私なんかは実際お菓子で釣ってしまったり、、、


 けれどこっちだと「どうしたらいいんだろう?」
と尋ねてみると それは「母の愚痴」的な言葉ではなく
質問として受け取られ 解決策が提示されたり
解決策を考えるようにしむけられることがある。

 そうか私は「仕方ない」って諦めていた
「この子はこういう子なんだ」って たとえば
「抱っこだっこ!!」と言っていたって
公共空間でいい子にできなくっても
日本だと「うちの子はできなくって、、、
えらいねえ なんとかちゃんは、、」で終わってしまう


 息子は昨日カフェで昼寝をして目覚めてから
よくわからないけどかんしゃくを起こし
外で15分くらい大声で泣きわめいていた
私は止めることすら出来ずどうしようもなかったけれど
だから泣き止むまで泣かせるしかないし
この子はそういうことがある子なんだと思っていたけど
そういうことをされてしまうと あとで誰もが
とても嫌な気分になるというのもよくわかり


 それならそうさせないようにしてみる方法は
ないのだろうか?おそらくそれもあるのだろう
我が子は夜中に何度か目をさましていたけれど
ある時からシャワーのあとにマッサージをはじめたら
夜中ぐっすり眠れるようになってしまった
問題があるのなら 解決策もあるかもしれない
もっと快適に生きられるように
なにか違う方法があるのかもしれないんだな
フランスはなんだかそういう発想の仕方がすごい
それはとっても当たり前のことなんだけど
「だったらもっとみんな気持いい方がいいじゃない?」と
そんな発想がある気がする。
子供がいるのは手がかかるけど
子供の言葉はあたたかい。
子供といるのは大変だけど 小さな身体はあたたかい

 子供も大人も もっと一緒に快適に
幸せに笑っていられる そんな生き方
どちらかが何かを諦め切ってしまうのではなく
一緒にいることを楽しめる そんな生き方があったらいいなあ
子供と一緒にわけもわからず飛んで来てしまった
私に今課されているのは そんな何かを見出してみることなのだろうか

フランスに行くなら

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