alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

案ずるより産むが易し

2008年07月11日 | 私の人生


 日本には語り継がれるすてきな格言があり
「案ずるより産むが易し」というけれど
今では出産はけっこう恐怖のまなざしでみられるもので
案ずるよりも産むが易し?と思ってしまう

 けれどもうちの母もこの言葉をよく使い
論文の時も大変な目にあってるときは「生みの苦しみ」
不安なときには「案ずるより産むが易し」と言われたものだ。


 私には今ごろ出産予定の友達がいて
本当は私と予定日が同じくらいで 7月に入って毎日
不安な気持ちで時を過ごしてる そんな心境が伝わってくる
一体いつ生まれてくるのか 果たして無事に産めるのだろうか
どれくらいの痛みなのか 自分は安産できるのか

 そういうことを 心配したって 将来の不安と同じように
どうにかなるというものでもなくて 案ずるよりはやってみること
それが重要なんだけど 期間が長けりゃながいほど
不安な気持ちになるのだろう

 
 私も家事と育児の両立に 不安を覚えてみたけれど
それだって案ずるより産むが易しで やってみたら たぶん出来る
だってみんながやってることだし そもそも鬱になっていくのも
暇だからこそな気がしたわけで それならちょっと家事をやったら
そこから脱けていけるかも そう思ったら気が楽になる


 案ずるよりも産むが易し。


 ところで私のお産はといえば 直前まで好きなことをやってたわけで
案ずる暇を案じていたら そんな暇などやってくる前に
我が子は生まれてきてしまう。 

 生まれたときは 感動でもエクスタシーでも二度としたくない経験という
わけでもなくて 痛かったけど そりゃこんな大きな赤ちゃんが
自分の中から出てくるためには 痛くて当然だよなと思った
だけどあと2年以上はこりごりだ 産んだときにはそう思う

 けれども我が子はかわいくて こんなにもかわいいのなら
しかも二人目以降のお産が楽だというのなら 一度経験してみたら
もう「経産婦さん」になるわけで アドバンテージを持っている
それなら産んでもいいかなー そんなことを思ってた
意外にも妊婦生活もそんな大変でもなくて 
細い割には安産形と言われたりして 悪くないものかなーと思う。


 陣痛は確かにとっても痛かったけど
私にとってはつらい飛行機の中にいるような感じに似てて
自分にとっては10何時間の苦行でも 他人にとっては
一晩すれば「もうフランスから日本についたの?」という、そんな感じだ。
私にとってはどんなにつらい痛みでも その時京都に遊びに来ていた
私の友人にとってみれば 彼女の友人と観光をして飲み明かしてる
そんな一晩が過ぎてしまえば 朝にはきっとうまれてる
彼女にしたら「そんな時間に生まれてきたの?」その程度のものだろう
そう思ったら 10何時間も怖くない。


 実際に陣痛の時の時間も つらい飛行機の中に似て
暗い部屋を一人でうろうろさまよってたり マッサージを
してみたり 足腰を動かしてみていたり そうして時が経過する
飛行機とただ違うのは「あと何時間で到着」という 
あの秒読みの画像がないことで それだけは 神のみぞ知る
そう助産婦さんに言われてた。


 思ったよりも 入院してから時間がたっても
早い波での陣痛は来ず ああこれはこの子は日を越す気なんだ
私がレボカフェをやろうと思ったその日を選んで
まさに生まれてくるつもりだと 私は直感でわかってしまう
そうして夜中に分娩室へ そこから全部で三時間?
痛かったけど ちょっと強面の助産婦さんに
「弱音を吐くんじゃない!!」と怒られながら
なんとかなんとか痛みに耐えた。だって仕方がないじゃないか
痛くないと子宮口が開かないのだと言われたら
それに耐えるより仕方がない 痛くなかったら生まれてこない
生まれるためには仕方ない。


 あんな痛みのまっただなかで「リラックス!リラックス!」と
言われても どー間違ったらリラックスなんてできるんだろう?
そんな私がとった方法は試験と同じく自己暗示。
大丈夫、絶対出来る、リゾートのようなイメージを
無理矢理頭に浮かべてみては なんとか自分をごまかして
結局のところ 私のお産は本能でもなんでもなくて
随分理性にたよってしまった そういう意味では
いつもの自分らしいような そんなお産になっていた


 お産の前でもお産の後も いろんな痛みが待っていて
つらいこともたくさんあるけど いつも私を助ける言葉は
「大丈夫!全部うまくいっている!」の自己暗示
そうして全部乗り越えてきた そして今回もそうだった。
妊婦生活もお産の仕方も十人十色で自分が選ぶ
私のお産はそんなになった とにかくちゃんと安産で
蓮太郎君も元気げんきで 早かったけど その分
彼と交流できて 私にとってはやっぱり全部がいいタイミング
産むのは大変だったけど 生まれてみればあっという間で
きっとそういうものなんだ







フランスに行くなら

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