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東京三菱-UFJが合併延期を発表

2005-08-15 13:10:20 | ITエンジニア
以前取り上げようと思っていたニュースなのですが・・・。

東京三菱-UFJが合併延期を発表、「システム部員は分かってくれる」と畔柳頭取

 東京三菱銀行とUFJ銀行は8月12日、今年10月に予定していた両行の合併を来年1月に延期することを正式発表した。両行の勘定系システムを接続する時期も、今年10月から来年1月に延ばす。

~中略~

 今回のシステム統合を巡っては、両行のシステム幹部はこれまで一貫して、「システムは開発・テストともに完了している。10月の切り替えは問題ない」と主張してきた。にもかかわらず、金融庁が再三にわたりテスト不足を指摘してきた経緯がある。最終的に、両行の経営層が統合延期を決めたとなると、金融庁の指摘が正しく、システム部員のテストに落ち度があったかのように解釈できてしまう。


この発表がされる直前のニュースで、「金融庁」が求める追加テストはほぼ「いちゃもん」レベルで、単に「金融庁は10月に統合させたく無いだけなのでは?」と締めくくっており、銀行側としては、8月の頭の時点では「10月統合に支障無し」の判断をしていたので、8月12日にその判断が覆るかどうか?という内容を伝えていました。

今回の件は結局のところ、銀行側が金融庁に折れた形となりましたが、個人的には「金融庁の求める追加テストの中身」に興味がありますね。
「いちゃもんレベル」と言われてるかもしれませんが、そこに「何らかの根拠」があれば、一概にそうは言えない訳ですし。

その直前のニュースを書いている記者の方も、システム構築やシステム統合のリスクに関しては素人でしょうから、「いちゃもんレベル」だと断言したところで、とても客観性はありません。
(プロもしくは経験者の方だったらごめんなさい)

ただ、ひとつ気になっているのは、(文章が拾って来れないのは残念ですが)「改修を加えてない部分までテストの必要性を求められている」という部分が「いちゃもんレベル」の根拠のひとつとして挙げられていた部分です。

確かに「改修していないから、テストは不要」というは「機能レベルの確認テストでは有り得る」話ではありますが、「システム間の結合テスト」や「デグレードテスト」では、テストは必ずしも不要とは言い切れません。
影響分析を行い、全く問題が無いというのであれば、不要ですが・・・。

こういう話を聞いて思うのですが、今回のような許認可が関わる場合には、官公庁はシステムに関して、「何らかの指針なり方針」を出すべきだと思うんですよね。
ただ、闇雲に「ダメだ。ダメだ。」では非常に非効率ですし。

最初から、テストを行なう指針や方針が明確に出されていれば、今回のような「テストの追加」が発生する確率は格段に下がります。

システム構築において、もっとも工数(仕事量)を裂かなければいけないのが、「要求分析(要件定義)」と「各種テスト」です。
特にテストは、やり直すというのが非常に非効率です。
ほとんどの場合、一度に複数のポイントを確認することを作業効率を挙げようとしますし、今回のような期限が決まっている統合のような場合には、特にこれを前提にスケジュールを引くことが多いと思います。
ある一部のポイントを独自に確認しようとすると、すぐにスケジュールを逼迫させる原因にもなりますし、何より何度も同じことを繰り返すことは作業員の士気にかかわります。

最初から、全て完璧な計画や方針を立てるというのは非常に困難で、ほぼ不可能と言えると思いますが、もし何か不足している場合や、誤った方向に進みそうな場合については、「迅速な方向転換」と、何より「それに至った敬意の周知」が重要になると思います。

指針や方針が明らかでなければ、それも叶いません。

今後も地銀・第2地銀でも統合が行なわれるのは明白ですので、これを機に金融庁には何らかのアクションを取っていただきたいものです。

で無ければ、システム屋が振り回されます(笑。
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