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りゅうせきかい

2011年01月12日 | 囲碁(その他)
blogの制約で題名にunicode文字が使用できなかったので
書き直し。

椔石会(りゅうせきかい)という例年大規模な
囲碁まつりを東京都足立区で開催されておられる、
ご存知の方も多かろうと思われる碁会があります。
会長の三留氏が木谷實先生から頂いた名前と
記憶しています。

しかしながら、通常"椔"の読みは、"し"で
りゅうと読まないのです。
意味は、立ったままの枯れ木を意味します。
中国では使用されますが、日本ではまず使われません。
(読みや漢字の意味は、大漢和辞典など参照) 

"榴"は、りゅうと読みますが、椔の異字体ではなく、
寧ろ橊の俗字とされています。
榴は、石榴(ざくろ)などに使われるので、
皆様ご存知の漢字だと思います。
横に逸れると、榴蓮でドリアンを意味します。あわわ。
榴は、その他"つつじ"と日本で慣用的に
読まれるようになっていますが、
中国ではつつじを意味しません。

尚、旁に含まれる甾は一文字で"し"と読み、
日本ではほぼ使われません。

甾を含む漢字で使われるというと、鯔でしょうか。
これも音読みは、"し"です。
但し鯔の場合、鰡と同様に"ぼら"と扱われ
異字体のように思われている節も。
鰡の音読みは、"りゅう"と読みます。
他に同じ旁を持つ"輜"も"し"と読みます。
輜重ぐらいしか使われないですが、
一字では、幌の掛かった荷物輸送車を意味します。

三留氏と木谷先生の漢字を足して、
榴で榴石会なら分かるのですが、
印刷物を何度見ても椔石会となっています。
何らかの理由でそうなったんでしょうね。


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