囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目指して)

人間とAIが集い囲碁の真理を探究する場の構築をめざして、皆様とともにその在り方を探っていきます。

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ブースター仮説と果樹園仮説

2018-03-04 05:50:33 | 構想

囲碁の果樹園の根底にある思想を端的に表す仮説を二つ述べます。

ブースター仮説:人間の思考速度を1万倍加速する装置があったとすると、その装置を装着したトッププロはアルファ碁に勝つ。

果樹園仮説:トッププロまたはトッププロと同等に強い囲碁ソフトをツールとして持つ人間たちが1万人集まり、適切な仕組みを通じて協力すれば、アルファ碁よりも正確な局面評価ができる。

ブースター仮説を検証することはまず不可能でしょうが、もし果樹園仮説が実証されれば、ブースター仮説も信じやすくなります。

なぜ果樹園仮説を実証したいのか? それは、アルファ碁の残した大量の謎を解明するために有効な手段だからです。AlphaGo Teach(AGT)の神託はどの程度正しいのか、今の我々はそれを検証する手段を持ちません。もしAGTが親切な教師で、生徒がどの局面について質問してもその評価値を答えてくれるのであれば話は別ですが、良かれ悪しかれ、AGTは「これだけ教えるから後は自分で考えなさい」というタイプの教師です。果樹園仮説の実証は、我々生徒が団結して先生を超えようとする努力です。

さて、果樹園仮説の実証の可能性は着々と増しています。前回の記事で取り上げたAQのようにフリーソフトでかつトッププロの実力を持つものの出現は大きな要素です。1万人のトッププロを集めることは不可能ですが、棋力に関係なく「正しい手を追及したい」という強い意思を持っている人が参加できるのであれば、全世界で1万人の参加者は将来的には夢ではないでしょう。

もうひとつ重要なのは、協力の「適切な仕組み」です。果樹園では、みんなの碁盤という実験システムを提供していますが、これが適切な仕組みからほど遠いことは使ってみればすぐにわかります。果樹園仮説の実証に興味を持つ人が増えるとともに、よりよいシステムの提案や提供がいくつもされ、そういうプロセスを経て理想的な仕組みが構築されて行くことを願っています。

おまけとして、みんなの碁盤での検討の一コマを紹介します。

アルファ碁流の星と2間ジマリのコンビネーションから派生した形で、白1から3とワタッた局面です。中の黒と白の競り合いは黒やれそうですが、それなりに難しい戦いになりそうです。ここで、天頂の囲碁7のお勧めは下の図の黒4から6でした。目からウロコの捨て石作戦で、一例として黒22まで、右辺から中央を模様化したうえに、左辺も荒らして黒打ちやすそうです。

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