著者は、Rule21の項『白紙状態から始めない』では、すぐやるためには先人の
知恵を借りるといい。先人の知恵、というと大げさだが、ようは他人であろうと自
分であろうと「過去にうまくいったもの」をうまく利用するということだ。と言い、
せっかく、「答え」が目の前にあるのに白紙から始めることは、とても遠回り
する事だ。と結んでいます。
Rule21 白紙状態から始めない
すぐやるためには先人の知恵を借りるといいでしょう。
先人の知恵、というと大げさですが、ようは他人であろうと自分であろうと
『過去にうまくいったもの』をうまく利用するということです。
たとえば、報告書でも企画書でも、ゼロの状態から仕上げるのは大変です。
誰でも白紙の状態から書いていく作業は難しいものです。
フォーマットや雛形があるのとないのとでは、作業の進み具合が全然違い
ます。企画書であれば、過去のものを書き換えていく形で進めていくといいで
しょう。かつて「答え」であった過去のものを変えるだけでいいのです。
「何か書いてください」というアンケートと「この商品はよかったですか?
どこがよかったですか?」というアンケートでは、どちらのほうが答えやすい
でしょうか? ほとんどの人が後者だと思います。
また、「何でも絵を描いてください」と言われるよりも「ひまわりの絵をここ
に描いてください」と言われたほうがラクでしょう。
これには、記憶の問題も大いに絡んでいます。「何でも」と言われると、す
べてのものから思い出さねばなりません。
しかし「ひまわり」と言われればひまわりを思い出せばよいだけです。
仕事でも何でも、過去に似たような仕事をしたことがあれば、それを目の前
に準備しておくといいでしょう。
そして、それを「つくり変えていく」というイメージで進めていくのです。
そちらのほうが、ゼロから構築していくよりもよっぽどラクです。
◎制約があるほうがすぐやれる
「自由」という言葉は魅力的ですが、まったくの自由ほど扱いにくいものはあ
りません。人はある程度の制約の中でこそ、うまく立ち回れます。
すぐやるためには、やるべきことを「決める」必要があります。
まったくの自由の状態から何かを決めることはとても時間のかかることです。
制約があるとそれはすでに決まっていることですから、自分で考えなくても
すむのです。決めることが少なければ少ないほど、すぐに実行に移せるのです。
仕事だけでなく、勉強でも、ダイエットでも、すでに多くの人が試し、結果を出し
ているのですから、それを利用しない手はありません。
まずは、ハウツー本を買ってきて、その通りにやってみるといいでしょう。
「答え」が目の前にあるのに白紙から始めることは、とても遠回りになります。
「なんで、うまくいかないのか?、なんでかな?、あの当時と時代が違う
そういえば、若いものがいう事を聞かないからだ!!、自分が若い頃は
何でも、苦しかったけど、夢中で挑戦した。」とこんな、グチ・泣き言を
いう、なかなか、すぐやれない人の、典型的なパターンだ?。
今日の学びのように、先輩や自分の成功事例を再考し、まずはやって
みる事が、成功の(達成)近道、やってみれば、何だこんな、簡単なことに
悩んでいたのか!!と気付くはず・・・・・・・・・。
耶馬の郷、特に我が家は、四方耶馬の峯に囲まれている。
日はまだ射さない(==!!・・・・・、上機嫌にをモットーと、
思っている爺さんの、心を探られる!!・・・・・・・・・・・・・。