I-feelinブログ

ECO CPUは量産車からCカーまで対応した瞬間

767Bと出会ったのはかなり昔、筑波サーキットやエビスサーキットでのイベントでした。

当時は調子悪そうな印象しか無かったので、壊す前にコレクションホールにでも入れた方が良いのじゃ無いかと思いました。

それから幾年日の年月が過ぎ、767Bがイギリスのイベントで壊れた事は知っていましたが、ひょんな事からいつもお世話になっている中村屋代表中村氏にお誘い受けて767Bに会った時は当分かかるなぁって印象でした。

この様な状態でしたから↓

構成部品の多くはワンオフ品が多数を占めるのでそれを修理するとなると時間はかかります。
この時はそう思いました。


それから、何とかりんくうにスケルトン状態で持ち込み。
このあと、このイベントを見たWTAC側から何と招待を受けて怒涛のセッティングをする事になりました。

僅かな頼りを手繰り寄せて、僅かな記録やデータ、人海戦術で起こした配線図やトラブルシュート。
一つ一つ確認しながら少しずつ勧めた結果。

ECO CPUがCカーに到達しました。
これで名実共にノーマルカーからレーシングカーまでECO CPUで調整制御可能とした訳です。

ノーマルECUは兎角、社外に入れ替わりがちですがノーマルに拘りノーマルを知り尽くした中村氏だからこそ成し得た技だと思います。

767Bはレーシングカーです。しかもメーカーのワークスカーですからその素性は殆ど秘密で、しかもECUの配線図やデータなど無い為(特定の人しか持っていないmyノート資料のみ)、残された道は社外ECUしかありません。

実際に社外ECUに変わっている車両もありますが、こうして当時のノーマルECUで調子良くエンジンが始動し回ってるのを目の当たりにすると実に勿体無いと思うと共に、誰も挑戦しなかったノーマルECUを書き換え、データの無い中で経験と音と匂いを嗅ぎ分け富士にその咆哮をさせた事は凄い事です。

でも中村氏は、この部分の考えは7から変わっておらずノーマルが生きているならそれを生かした方が良いと、常にオーナーと車両と対話する中村氏らしい考えです。

但し誰も行った事が無いですし時間も少ない事から暗中模索の中、チーム星野、中村屋の苦労は多かったと思います。


テスト走行も無事に終わり安堵すると共に残された僅かな時間を767Bの為にみんなが協力している姿を見ると感動いたします。(このあとも翌日更に前日のテストの足りない部分を再セッティングしています)

チーム星野×チーム中村屋の集大成はWTAC(オーストラリアで数万人が集まる車イベント)でお披露目となり凱旋帰国で年末にその咆哮を岡国で轟かせる様です。

先日、発表されたクラウドファンディングでは多くのファンから熱い思いが届いています。

正しくロータリー50周年らしい出来事です。

https://www.youtube.com/watch?v=RmCgLaM86z4&feature=youtu.be
オーナーは星野さんですが、多くのロータリーファンたちが支えている767B。
プライベーター星野を多くのプライベーターが応援し支える。
正しく車文化の真骨頂です。

その咆哮を皆さん(多くのファン)が身近で聞ける日はもうすぐそこです。

是非、これから各地のイベントで出会うであろう767Bに会いに行ってあげて下さい。

きっと767Bがその音で歓迎してくれると思います。

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