I-feelinブログ

RX-7(FD3S)ブーストトラブル -シーケンシャル切り替不良-

前回→http://air.ap.teacup.com/ifeelin1/482.html

前回、ブーストが掛からないと言う事でしたが、今度はシーケンシャルに切り替わっていない様だと・・。


タービン結構オイル吹いています。
(エンジンはオーバーホールしているらしいのですが・・。)

そもそもは、ここの配管がおかしかったのです。

車両は4型、タービンは前期。

と言う事は、このゴムの配管はオリフィス入りでなくてはいけません。(2本共)
ところがこの車両は一本のみでした。

4型以降のタービンはこのゴムホースにオリフィスは無く、コンプレッサーハウジングから出ているF型の金属配管の中がオリフィス状になっています。


今回の原因は恐らくこれ。
この写真の中央部です。

通常、電源を入れるとアクチュエーターロッドがオフで伸びていて、オンにすると縮みます。
しかし、この車両は動いていません。

また別の日に確認すると動いている時がある。

何かオカシイです。

このバルブを動かしているのが白ソレノイド(吸気側)なのですが、オーナーさんが以前ソレノイド単品を交換されたそうでかなり苦労された様です。

実に怪しいです。

原因はチャージコントロールのアクチュエーターロッド部作動不良を起こしていました。

正常ならエンジンOFF時はロッドは伸びています。

今回の車両はほぼ縮んだままになっており時たま伸びていました。


ところがこの様に縮んだままになっていました。


イグニッションON時は、この様に縮みます。


オーナーさんが以前、白ソレノイドと茶ソレノイド(排気側)を単品で交換していると言う事から、そちらをまず点検してみました。

出てきたのが、修正跡があるバキュームホースと硬化ひび割れのあるホース。

この様な状態なのでソレノイドAssyの分解はやめました。
(チャンバーボックスの破損やブッシュの破損が考えられるので)


こちらも。


得体の知れないシリコンホース。

これらを交換し、点検用のソレノイドAssyに交換すると見事にシーケンシャルに切り替わりました。

次に、元のソレノイドAssyに交換。

かかりましたが、各ソレノイドの反応が悪いのか意外とまったりしている様に感じます。

これでご依頼のブーストに関するトラブルは一応完了しましたが今後、こちらを参考にされる方にアドバイスです。

アドバイス
ソレノイドはなるべくならAssy交換をして下さい。
(単品交換時は上下のバキュームチャンバーの破損やブッシュの変形破損が考えられる)
チャンバーボックスは単品で販売されておりません。

ソレノイドバルブに関する4パイのバキュームホースはなるべく交換して下さい。
くれぐれも硬化しているものやヒビのある物は使用しないで下さい。
シリコンの場合は変色していたら交換して下さい。
また、差し間違えの無い様に一本一本印をつけたり写真を撮っておくと良いです。

この車両も、以前エンジンは載せ替えられている様ですが・・。
チェックさせて頂くと・・。

中古車の7は残念ながら、やはり疑ってかかるくらいの方が良いかと思います。

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