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トリノ・エジプト展

2009-09-05 23:59:58 | 外出

東京都美術館企画展示室(上野公園内)で開催中の「トリノ・エジプト展-イタリアが愛した美の遺産-」を見学。

東京都美術館には初めて行った。
上野公園の美術館の場所の方にも、初めて行ったかも。

混雑していたので、展示品の前には列が出来ていた。
いつもなら並ばずに適当に飛ばしながら、後方から人と人の隙間に見える展示品を眺めるのだが、今回はじっと並んで、列が少しずつ動くのを待っていた。

新型インフルが再び流行りだしたせいか、並んでいる人たちの中にはマスク姿の人も多い。
すぐ前にいた家族連れも全員マスクをしていたのだが、小学生の女の子はマスクを外したり付けたりして、マスクを外しているときに1回咳をした。
おいっ、咳をするならマスクを外すなよ! 何のためのマスクなんだっ!

と、その女の子の落ち着きの無さが気になりながら、最初の部屋に飾ってあるエジプトの遺物を見終わって、次の部屋へ。

次の部屋は"彫像ギャラリー"なので、大きな展示物が多かった。
なかなか迫力がある。

中でも、"ライオン頭のセクメト女神座像"が、私は気に入った。
とても大きい像だが、メスライオンなので優しい感じで美しいところに感動した。

"アメン神とツタンカーメン王の像"も、ツタンカーメン王がアメン神の肩に回した手が良かった。
この手は、像の後ろ側に心霊写真のように?出ている点が面白い。

イタリアのトリノ・エジプト博物館は、19世紀にナポレオンのエジプト遠征に従軍したエジプト学者のベルナルディーノ・ドロヴェッティの収集品を中心に創設されたとのことで、とても貴重なコレクションが多いらしい。

また、2度もアメリカのアカデミー賞を受賞した美術監督による、照明と鏡を駆使した印象的な展示方法が魅力とのことで、行けるものならトリノの本場の博物館を体験したいものだ。

今回、日本で公開されたコレクションも、例えばヒエログリフ等を描くための練習用の石片など初めて目にするようなものから、個人的にちょっと笑えるものまで、満足できる展示内容だった。

木棺も多かったし、ミイラもいたしね。

エジプト文明の遺物は、何故こんなにも人を魅了するのだろうと思うが、文明は謎を秘めていて、発掘されるものはデザイン的、芸術的に素晴らしいと感じる魅力を持っているからだろうか。

グッズコーナーでは、"ハヤブサ・トキ・ジャッカルの小像"がプリントされた黄緑色のTシャツが気になったのだが、買わなかった。
実物の小像も気に入ったし、黄緑色が明るくて良い色だと思ったんだけどね。

ちなみに、チケットは「早割:チョコ付きスイートペアチケット」を購入していたので、見学後にイタリア・トリノを本拠地とするチョコレートショップ「グイド・ゴビーノ」のチョコをGet!

エジプト展の入口に、そのチョコレートショップの店が出ており、そこでチケットを見せてチョコを受け取った。

カカオの原産国にこだわったチョコレート「チャルディーネ」4種
(ジャワカカオ70%,トリニダードカカオ80%,ガーナ・エクアドルカカオ60%,ベネズエラカカオ70% →全部味が違った)




そのあとは、美術館併設のレストランで昼食。
混んでいたが回転が早く、ちょっと待っただけですぐに席に案内された。

美術館では他にも何か展示が行われていたので、そのせいもあるかわからないが、レストランは年配の方の姿が目立った。

トリノ・エジプト展も他のエジプト展より、年配の見学者が多かった気がする。


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