ちゃちゃ載り日記♪

語りたいコトや聞いてほしいコト。
自由気ままに書いてみようと思っています。
お付き合い下さいませ☆

暗いところで待ち合わせ

2007-01-26 | 映画
映画公開は、去年だった訳で記憶も薄れていますが
小説も読み始めてみたんです。
薄い本なんですけど読み終えるのに1ヶ月かかっちゃいました

久しぶりなんですよねぇ~。
映画見て小説まで読みたいって思う作品に出会ったのは☆
宮部みゆきさん原作『クロスファイア』以来です。
この作品を見ようと思ったきっかけは、矢田亜希子主演に惹かれて。
映画の結末と小説の結末。気になって読みことにしました。
それからは、宮部さんの小説を読むようになったんですけど。
(ぜ~んぜん追いつけてない・・・

推理小説。ホラー&サスペンス好きなので乙一(おついち)作品。
ストライクゾーンかもしれません。(他作品、読んでみなくては

話が脱線しました。
   登場人物を紹介しておきましょう
(ネタバレになっているので気ぉつけてください)
ミチル
交通事故が原因で失明。
医者から「視力が徐々に失われていく」と宣告され
父と共に点字の勉強に励んだ。父のコートを大切に使っている。
カズエ
ミチルの幼馴染。
ミチルは1人で出歩こうとは考えない。彼女となら外出する。
三島ハルミ
風で飛ばされたミチルの洗濯物を、届けてくれた人。
家もミチルの家から近く職場は飲食店。ミチルは、カズエと共に店を訪ねてみる。
彼女は「近々結婚するの」と幸せそうに話す。
アキヒロ
印刷会社に勤務。
仕事は出来るが、他人と必要以上に関わろうとしない。
会社の先輩 松永からイジメの対象にされて殺意を抱くようになる。
松永トシオ
アキヒロが勤めている会社の先輩。
自分がイジメて辞めていった後輩の話を自慢げに話すような人。

『暗いところで待ち合わせ』
小説を読もうと思ったのは、ミチルの両親がどんな人だったのか。
両親といたミチル。アキヒロの家族との生活を感じたかったからでした。
でも、映画で見た以上のことを描いてはいませんでした。

母とは幼き頃に離婚し別れているので、ミチルは顔を知らないという。
父は物語が始まる早々に病気で他界してしまう。
ミチルは1人暮らしを望み
自分が外に出ると周りの迷惑になるからと考え。必要以上に外出せず。
カズエが「1人で出歩けるように杖の練習をしよう」と言っても耳を貸さない。

ミチル宅近くにある電車の駅で殺人事件。
死んだのは松永トシオ。松永の近くにいたのはアキヒロ。
駅員に捕まりそうになったアキヒロは逃亡する。
視力のないミチルの家へ黙ってあがりこみ
見つからないよう息をひそませ線路が見える窓際に潜む。

ミチルとアキヒロ。奇妙な同居生活が始まるのです。

ミチルが「自分の家の中に何かいる?」と感じる場面がある。
アキヒロの存在を「ミチルは、どんな形で知るんだろう?」と緊張感。
見ている私は
“アキヒロは犯人でない”と勝手に思っているので
ミチルに見つかったら通報されるんじゃないかとハラハラ。
アキヒロは、何か思うことがあるからミチルの家の中の同じ場所でジッと
潜んでいるに違いないと思ったのです。。。

ミチルは、真っ暗な朝をむかえ首からさげたネックレスで時間を聴く。
自分の部屋がある2階から1階へ降りて1人分の食事を作り家事。
残りの時間は、日のあたる場所に寝転がり時が流れる。
寒くなればストーブをつけコタツで温まりテレビをつけてみる。
食料買出しの他に出かけようとしないミチル。
1人で杖を使って外出した時の出来事。怒声や音に心を傷つけられるのが恐い。
カズエと衝突する場面でのミチルの台詞「外に出ても何もない」
私の心も痛かった。

少しずつ。ほんの少しずつ二人の距離が、縮まってゆく。
言葉を交わすわけではない。だけど、
見えない“もの”の距離が縮まるのを感じる。
痛かった私の心を癒してくれる。ミチルとアキヒロの心に変化が表われる。

アキヒロに対する松永の悪質な態度に不愉快でしたが
ラストシーンに向かって更に恐い場面があるんです。
どちらも映像の方が、悲しくて。とても恐く感じました。
俳優さんの演技が素晴らしかったと思います

■佐藤浩市さんは、好きな俳優なので悲しかったです。
 映画『陽気なギャングが地球を回す』を見てリフレッシュ
   
 加藤ローサと夫婦役で台詞の多~い役柄(珍しいよね?!)
 流暢にって感じではないけれど演説の達人ですから言葉遊びみたい?!
HPコチラ→ http://www.yo-gang.com/

■井川遥さん。彼女の出演映画は『フィラメント』以来ですねぇ
 「暗いところ~」での天使のような微笑と○○○の演技。
 ギャップについてゆけなくて恐かった。いっぱい泣けちゃった。

■田中麗奈さんの盲目の演技。台詞のない時の表情。殺されかけた恐さ。
 一つ一つ目の離せない映画でした。
 自分は目が見えて家族が傍にいる。だからミチルに共感することは
 難しかった。家に閉じこもり自分の殻から出ようとしないミチル。
 切なくて悲しかったデス。
主演映画『幻遊伝』DVD発売は、3/7です。

■チェン・ボーリンくん。彼の存在自体が“癒し”なのかもしれません。
 2/25 TBS系放送ドラマ「たった一度の雪」
 楽しみにしています。
 SAYAKAから。本名の神田沙也加にして頑張る彼女も応援したい!
HPコチラ→ http://www.hbc.co.jp/yuki1972/index.html
 要チェックです

いつものことですが、
長々と書いて映画と小説のゴチャ混ぜ感想になってしまいました。
お付き合いくださった方々「ありがとうございました


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