あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

何や江戸時代やなぁ!

2010-02-15 16:30:25 | 

『倹約と幸福 - エネルギー・環境問題解決への道』(新宮秀夫著、小学館新書)を読了しました。

哲学、文学、経済学、宗教、科学などのさまざまな点から環境問題を30のコラムで解説しています。

エネルギー・環境問題を解決するためには、

倹約

を奨励されています。

この不況下、消費を喚起する施策が取られていますが、エネルギー大量消費社会における一時の経済の問題より、本筋は環境問題であり、これが解決しなければ人類そのものが存続できない。乗用車より自転車、自転車より徒歩、できるところから着手しないとあきまへん!

「倹約」と聞けば、「そんな堅苦しいこと、やめようや!」という感じでしょうが、楽しく倹約できるように、あるいは倹約すればお得にすれば、「利」に敏い人から行動へ移るんでしょうね。

 

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リベンジなる!

2010-02-14 21:33:14 | Weblog
建国記念日に断念した、「おとうと」を観ました。

10時30分スタートでした。座席指定をしていたので、すんなりと座れました。

いやぁ、何度となく涙が零れ落ちました。
この映画のテーマは「絆」です。
家族の絆、夫婦の絆、友との絆、そして地域商店主たちの絆。
希薄になっているそれらの関係を修復する姿が美しい。

終了後、観客の方々を見ると、「ここはシルバーシート?」と勘違いしました。朝一番だったこと、そして山田監督作品や吉永小百合ファンも関係しているのかなぁ?

とにかく、良い映画でした。
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おいおい、どこまで訊くねん!

2010-02-13 14:00:36 | お店

キャンプに突入し、そろそろオープン戦がスタートする季節になりました。そして、今日はプロ野球選手名鑑が発売されました。メインは手帳サイズ(学生の生徒手帳の大きさ)です。

  

この他にもA4サイズの名鑑も出版されています。

今朝から、立て続けに問い合わせの電話を下さる女性がおられます。「オリックスのコーチの○○さんの年棒を教えてくれませんか?」

「内容は電話ではお伝えできません。そのコンテンツも含めて、販売価格です。お買い上げの上でご確認ください。よろしくお願いします。」

違うスタッフが電話口に出て来たら、教えてくれるのではないかと思い、何度も電話をかけてこられます。

この方、去年も電話で訊いてこられました。

そのコーチと何があるのか知りませんが、いったいどうなっているのでしょうか?

デジタルが発達し、情報は無料化していますが、何かがおかしい!

という本が売れているのも、こんなことが背景なのでしょうか?

 

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いやぁ絶品だぁ~

2010-02-12 19:21:39 | 

昨日から、

汐のなごり

を読み始めました。江戸時代の酒出藩の水潟という地を舞台にした短篇集。2つ目まで読みましたが、絶品です!表現の豊かさが映像を呼び、

「海上神火」(一つ目の短編の題名)の男と女の情景、

「海羽山」(二つ目の短編の題名)の飢えに苦しむ一家の契り、

を凄いタッチで書かれています。本来ならとてもとても重苦しいテーマですが、明るく読めるのはなぜでしょう?

著者の北重人氏は昨年お亡くなりになっていると知り、非常に残念です。今から帰って続きを楽しみます。

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おっとっと

2010-02-11 14:25:28 | Weblog

山田洋次監督の「おとうと」を見に三ノ宮・国際会館へ。

午前10時の分は満席!すごすごと帰宅。今度の日曜日に再度挑戦というか、座席指定をしてきました。

凄い人気!

ノベライズを読みましたが、何箇所か目頭が熱くなりました。楽しみは取っておこう!

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草食系は男の子だけではありません

2010-02-11 14:12:34 | Weblog

「日本でいちばん大切にしたい会社」など、これからの企業論では、利益、それも短期のそれを求める経営よりも人に比重を置く経営が見直されています。

『こころの価値を売る世界にただひとつだけの会社』

を読んで、面白い表現に出くわしました。

肉食系企業  と  草食系企業

です。

肉食系はグローバリゼーションに打ち勝つ姿勢バリバリの、利益至上主義、成果主義の人材、なんやここまで書いてもストレスがたまりそう。

それに対して、草食系では第一の目標に、利益ではなく、人や環境、社会に好影響を及ぼす企業づくり、その理念を大切にするステークスホルダーに喜ばれる会社です。イメージとしては「支え合う」会社。

そして、肉食系ならユニクロのように一人勝ちにならないと生き残れないが、草食系はじっくり煮込んだスープのようにじわじわ味を引き立たせるやり方で進めるといい、これからは草食系だ!と著者・小屋さんは述べておられます。

うちの次男坊がこの本を見て、

「井戸書店は草食系やなぁ」

と言ってくれました。肉食系にはなれませんわなぁ。

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1冊の本の力

2010-02-10 18:33:48 | 

昨日は当店にとって古くからのお客様でいらっしゃるNさんがお越しになりました。私の知らない井戸書店の話をお聴きしました。

「昔、私(Nさん)が若かったころ、そう言えば、銀映で三船敏郎の主演の映画を満員の観客で見ていたかなぁ、お宅の店は狭かって、オヤジさん(私の義父)が一生懸命、店をやってはったわぁ。オヤジさんが仕入れはったんやろうなぁ、白水社の「白い雲」いう本、今でも持ってるんやけど、アイガーの北壁のことを書いた本でなぁ、うわぁ、そんなところがあるんか思て、好日山荘へ行ってなぁ、ピッケルからザイルから山登りの道具、一式買うて、行きましたんやぁ、アイガーへ。しゃ~から、1冊の本でも侮ったらアカンでぇ~。人生変わるもんなぁ。」

とても素敵なお話を聴くことができました。やっぱり、本屋のオヤジはやめられません!

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バレンタインには…

2010-02-09 18:01:29 | 

昨日、うら若き女性が

「20代の男の人が読んで嬉しい本ありますか?」

というお問い合わせがありました。

よくよくお話を訊くと、バレンタインに本を添えたいという、なんて素敵なことでしょう。ご予算などをお聴きしたうえで、色々と本をお持ちしました。その中で選ばれたのが、

心に響く小さな5つの物語

でした。この本は、「小さな人生論」(藤尾秀明著)から5つのお話を選んだもの。贈られる男性は幸せだなぁと思いました。

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