トーハン新春の会がトーハン大阪支店にて昨日ありました。
大阪生まれ、大阪育ちの私が言うのも何ですが、梅田の変貌ぶりは凄まじい勢いです。頭の中にある地図が脆くも崩れ落ちていく感じです。ウメキタににょきにょきビルが立ち並ぶ様に圧倒されます。神戸住まいが20年もなるとこうなるんですね。
新春の会では多くの方とお出会いしました。プロローグの梅原さんが「井戸書店はいわゆる本の小宇宙になっている」と出版社の営業マンにお話しするので、「そない褒めんでも・・・」と謙遜するばかり。興味を持っていただいて、当店の棚にピタッと収まる書籍を提案していただけることを期待します!
年始に井上ひさしの「父と暮らせば」を読みました。原爆投下された、戦後の広島を舞台に、原爆で亡くなった父が、生き残った負い目から幸せになることを後回しにする娘・美津江の幸せを願い、「恋の応援団長」役を霊として演じる戯曲です。「わしの分まで生きてちょうだい」と叫ぶ父の思いは、東日本大震災で亡くなられた方々にもあるんだろうなぁと考えてしましました。
広島弁で書かれたこの本は井上節のユーモア溢れるストーリーです。
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