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(愛蔵版)やなせたかし 明日をひらく言葉

2018-07-05 17:20:44 | 

アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんの箴言集。

還暦前に「それいけ! アンパンマン」を刊行、69歳でテレビアニメ化され、94歳であの世に旅立ったやなせさんは大器晩成の典型のように、ご本人は書かれていますが、企業の広告、そして、独立後も一線を走っていたと思います。当時の漫画界の巨人である手塚治虫氏と比較するとどないもなりませんが、自分自身を良く見つめ、いかにすればよいか、また、自分の得意な分野は何かを理解し、努力し続けた人でした。

「好きなことならコツコツ努力することもつらくない。楽しみながら、いつの間にか何かをつかむこともできる。」

「運にめぐりあいたいなら、なんでも引き受けてみるといい。」

「今の仕事に不満を持っていたら、天職には出会えない。」

「その日、その日を大事に、一歩一歩積み上げていく。その平凡なことを何十年も続け、ささいなことを積み重ねるならば、いつの日か、平凡は非凡な結果に変わるのです。」

「こどもはいつも先生。もうなくなってしまった純粋な心を大人に教えてくれる。」

「老境は人生の秘境」

「今までやってきたことが、全部、役に立っているんだよ。無駄なことはひとつもない。」

やなせさんの言葉を読むと、アンパンマンじゃないけど、「勇気百倍」になれます。百年近い人生を歩み、言葉を紡いでこられた偉人の人生の歩き方は、我々を後押ししてくれます。

『(愛蔵版)やなせたかし 明日をひらく言葉 』(やなせたかし著、PHP研究所、本体価格620円)

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