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星やどりの声

2014-11-08 14:18:57 | 

  朝井リョウ氏の小説に初めて手を出しました。学園ものを多く書かれていますが、この本は家族小説。

 早坂家は女3人男3人の子どもの一家。社会人の26歳の長女を筆頭に、就職活動真っ最中の大学4回生の長男、瓜二つの高校3年生の双子の姉妹、やんちゃな高校1年生の二男、カメラ好きな小学6年生の三男と賑やかなことこの上ない家庭です。建築家の父・星則(ほしのり)は街中に多くの建造物を残し、数年前にがんで死去。母が夫の建てた木造の喫茶店「星やどり」を切り盛りし、一家を支えています。

 毎日、店に訪れる常連のブラウンおじさんが来なくなって、「星やどり」に一大事件が勃発。家族が懸命に「星やどり」を盛り立てます。「星やどり」には、亡き父が仕掛けたマジックの種明かしが
家族をそれぞれの道へ導きます!

 「みんな、誰かの子として生まれ、その家族として育つ。だけど、いつかはその家を出て、大切な誰かとまた新しい家族を築いていく。」

 家族は生まれ変わっていきますが、とても暖かいカイロをもらった気分で読み終えました。

『星やどりの声』(朝井リョウ著、角川文庫、本体価格560円)

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