自己啓発書のベースの1冊として、のちの著作者であるデール・カーネギーなどへの影響を多大に与えたバイブルと言っても良い本です。
「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」
この一言が根源にあり、「自分の心の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、そのあとに清らかな正しい思いを植えつけ、それを育みつづけ」ることを律しています。論語における「恕」「思いやり」を心に抱いて、行動を起こしていくと、自らの外部環境も自ずと良好になり、楽しい幸せな日々を送れることになるでしょう。
最終章に、「穏やかな心」を述べているのは印象深い。「心の平和」には強い自己コントロールが必要であり、その結果、どんなわずかな良いこともポジティブに認めることが出来ると思います。生きていく以上は自らの心を浄化し続けなければなりません。
『「原因」と「結果」の法則 』(ジェームズ・アレン著、サンマーク出版、本体価格1,200円、税込1,320円)
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