人生100年時代、60歳からのビル管理。㈲情報デザイン・齋藤信幸が体験中のビル管理業界について語ります。

他業種からビル管理業界に進出、今どっぷりつかっている私が、どう生き延びてきたかを語ります。シニアに優しい業界です。

ビル管理:「暑い」「寒い」「風があたる」のクレームの毎日

2020年01月21日 11時11分00秒 | ビル管理業界の実態
毎日発生する仕事の一つが、「暑い」「寒い」の温度調整です。それと「エアコンの風があたる」という風向き調整です。

ただし、「私の職場では」という枕詞付きで。

顧客から電話やメールで「暑い」「寒い」のクレームがあると、場所を特定をして関連する空調機を探し出します。

私の職場では、机の番号と内線電話および机の位置を示す図面を作成し、それと空調機がカバーするエアリアを重ねあわせた図面を起こしています。

空調機の番号(VAV番号など)が分かったら、地下の防災センターでビルの空調機を管理している会社に電話し、現状の温度と設定温度を確認します。

そして、先ほどの「顧客の好みに合わせて」設定温度の上げ下げを依頼します。

「顧客の好みに合わせて」とは、「顧客の言う通り」の意味ではありません。

顧客が2度下げてと言ってきても、風にあたるのが嫌な人の場合は、1度だけ下げて、一気に風量が上がらないようにします。

また、よほどのことがない限り、標準としている温度、例えば、24度あるいは25度から、一気に下げる必要はないです。

3時頃、暑いと言ってきた場合は、温度を変えなくともマネージできる場合もあります。

ちなみに、管理会社によると温度の上げ下げの要求が多いのは、「私の職場」が一番多いようで、外資系企業の特徴のようです。

我慢せずに要求するのが外資系の特徴の一つといえます。

例えば、

・冬場、寒いというクレームが複数回あったので行ってみるとTシャツ一枚で仕事

・日に数回、0.5度刻みで温度の上げ下げの要求をする部長。

「自分が快適に仕事ができる環境を提供しろよ」というご要求でした。

最初は、「我儘(わがまま)言うんじゃない」と腹が立ちましたが、今は慣れ、あらゆるクレームに対処することが楽しみになってきました。

とくに文句の多い人を「マネージ」することが楽しくなってきました。

温度の上げ下げや風向きの調整は単純な仕事のようですが、エアハン、エアコン、VAV、ペリファン、排気ファンなどなど様々な空調機器の勉強が必要になります。

また、これらを組み合わせて問題を解決する楽しみもあります。

実際、通勤時間中に「あの役員の部屋の温度調整はこうすればいいのでは」と考えていたこともありました。

真剣に取り組めば楽しいことの一つと言えます。

なにより、クレームを通じて人間観察ができます。

エアコンの風が強すぎてカツラが飛んだミッキー(笑ってますが)






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