仕方がないことですが
社会の空気には流行があります。
戦前は国の政策上で
戦争が肯定され勝ち負けが重要でした。
戦後は貧しさの克服のために
勝ち負けをバネにして
経済の復興が行われました。
戦後30年を過ぎる
1970年代後半の頃から
一億総中流となり
物質的に豊かな社会が実現しました。
その頃から社会の空気がまた変わり始めました。
本格的に変わり始めたのは
昭和から平成に変わった
1990年代前半の頃の
バブル経済崩壊からでした。
善くも悪くもそれまでの
努力・精進・向上心・反省心などを
毛嫌いする風潮が強くなって来ました。
楽(ラク)をすることと
楽(たの)しむことを勘違いする人も
だんだんと増えて来ました。
「自分探し」や「好きなことをやる」など
メディアの巧みな洗脳と
豊富な前世代からの経済的援助のために
自立ができない人も増えました。
2000年代には精神病の増加と
心理学やスピリチュアルブームも起こり
現実逃避やお花畑やお気楽に人生を
やり過ごそうとする姑息な風潮も増えました。
2000年代半ばの小泉改革から
2010年代のアベノミクスによって
本格的に新自由主義が導入され
「失われた30年」を経て
コロナ禍を迎えました。
岸田政権ですっかり新しい資本主義となりましたが
新しい資本主義とは新自由主義のことです。
これからは前世代の財産に頼れない人は
努力・精進・向上心・反省心が
また必要になる時代になって来ています。
「自分探し」なんてやっている余裕は無く
今やっていることやできることに
向上心を持って努力・精進することが
大切ではないでしょうか。
また向上するためには
的確な反省や謙虚さが必要ですね。
加えて超高齢化です。
老若男女関係なく
つまらないプライドは捨てて
また、つまらない劣等感や後悔も捨てて
謙虚に素直に反省して
時を守り・場を清め・礼を正して
生き方を再建して行きたいものですね。
向上するために反省して
謙虚にすなおに努力・精進すると
運が良くなります。
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