自然界の季節が
3ヶ月で移り変わるように
人間界の社会という季節も
約15年で移り変わります。
夏から半年過ぎると冬となり
まるで正反対の季節を迎えます。
1945年の敗戦による廃墟から
約30年後の1970年代半ばには
一億総中流と呼ばれるようになりました。
1960年の高度経済成長の始まりから
約30年後の1990年には
バブル経済の絶頂期を迎えました。
社会という季節も30年を経ると
夏から冬のように
正反対の世相を迎えますね。
では1990年から2005年までの
15年間でどんな季節に移り変わったのでしょうか?
1990年に株式市場は
最高値から下がり始めましたが
当時は5年間続いたバブル景気に麻痺していたので
楽観論が多数派でした。
不動産は高値を維持していましたが
徐々に下がり始め
不況の足音が響いてきました。
1993年には就職氷河期が始まり
それまで日本の政治を牽引して来た
自由民主党独裁の「55年体制」
なるものも終わりを告げました。
1995年は
阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件により
世相も暗くなり
金融機関の倒産も始まりました。
それまで銀行が倒産するとは
到底考えられない時代が続いてきました。
この辺りから庶民の多くも
本格的な不況を感じ始めました。
それでも何事も陰と陽があるように
一方ではWindows95も販売され
新時代の到来も芽吹き始めています。
1997年の
四大証券の一つであった山一証券の廃業は
世間に対するインパクトがありましたね。
この頃から携帯電話の普及が広がっています。
2000年に入ると
メガバンクの合併やITバブルの崩壊や
本格的なデフレが始まりました。
そしていよいよ2001年から
小泉改革が始まります。
「聖域なき構造改革」とか
「小泉劇場」と言われ
国民の熱狂的な支持の中
2005年に郵政民営化を成し遂げました。
民営化・グローバル化などの
アメリカから来たスタンダードである
新自由主義の導入が決まったのでした。
1990年から2005年までの流れは
つい最近の歴史なので
押さえておいた方が良いかも知れません。
ここから現在の
2020年にまた季節が移行します。
約30年間で季節が正反対になると言いましたが
1990年の世相と2020年の世相は
夏と冬ぐらい正反対ですね。
この30年間は
旧時代から新時代への移行の時期でした。
まさかコロナ騒動が起きるとは
誰も思わなかったですが
ある意味では本格的な新時代の
始まりになるきっかけの事件かも知れませんね。
それでは
2020年から2035年の間には
何が起こるのでしょうか?
人間界の社会も
自然界の季節のように
移り変わりを意識して
新しい季節が来ても慌てなくてもいいように
準備しておきたいものですね。
準備・実行・後始末ができると
運が良くなります。
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