昔の結婚制度は
家と家との結び付きでした。
「嫁」という字でも分かるように
女性は結婚して
家を守り・子育てをするという社会通念が
戦後30年ぐらいで定着して来ました。
それが多くの女性の
経済と精神の自立でした。
ところが当時は
まだまだ少数派でしたが
女性の社会進出や
女性解放運動を推進する動きも出てきました。
戦後40年、1985年には
男女雇用機会均等法も出来ました。
1990年代にはバブル経済も崩壊して
それまでの男性優位の会社組織も
揺らぎが始まりました。
リストラやM&Aなども
この頃から目立ってきました。
今から考えても
1990・2000年代は
パラダイムが変わるための混乱期でしたね。
2000年代には
小泉改革による新自由主義が
導入されました。
良くも悪くも女性の社会進出が
常態化するようになりました。
離婚や結婚しない人も増えましたね。
2010年代のアベノミクスでは
新自由主義の完全導入が進みました。
パラダイムも転換して
女性の自立の考え方も変わりました。
共働きやシングルマザーも激増して
家庭の在り方も変わりました。
おひとりさま世帯は
ますます増えて来ています。
もちろん男性もですが
これからは女性もしっかりと
経済と精神の自立をしないと
生き辛い時代になったのではないでしょうか。
自立とは孤立することではありませんね。
自立力や相互扶助力を高めて
家族でも他人でも
ほどよい距離感で接して行くことが
大切なのではないでしょうか。
「親しき中にも礼儀あり」になると
運も良くなります。