感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
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7月19日 小児科医として少し上を目指すためのセミナー

2014-05-25 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
堀越先生はじめ小児感染症の先生方ががんばっています。 製薬会社関与フリーのセミナーです。 (都立は大変厳しく制限されています) 準備や片付けも大変だと思います。皆で手伝うと負担も軽くなるでしょう。 各地でも、おわったあとの情報交換会の言う名の製薬会社スポンサーのご飯会もなくなっていく傾向を見ています。 関係者が「不要」と言うだけでなくせます。 「それが無いと人が来ないんですよ・・・」と先日ぼ . . . 本文を読む

医は仁術(上野 国立科学博物館)

2014-05-24 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
今日は東京はとても暑く、半袖でOKでした。 編集長、高田馬場で若手医師らと食事をしたあとに、上野の「医は仁術」展にでかけてきました。 個人所蔵の書物や模型、医薬品、検査や治療の道具が展示されています。 医療に関わる人には江戸時代にダイナミックに変化した日本の医療の奥行きを学ぶ機会となるのでは。 GW頃の混雑は終わり、今日は待たずにスムーズに展示をみてまわれました。 日本の解剖ことはじめ-古 . . . 本文を読む

Illinoisと青森の共通点

2014-05-24 | 青木語録
Illinoisと青森の共通点:それは、いのししや熊の肉の生食です。(冗談・汗) 編集長、学生時代に学習した青森に「Endemic」な感染症。 それは、飯寿司(いずし)を食して起きたBotulinus中毒と、熊の子供の肉を生食して起きる旋毛虫症Trichinosisです。 そんな旋毛虫症の報告が、最新のMMWRに載ってました。Illinoisで起きた症例。 なんかソーセージか何かにしてる最中に . . . 本文を読む

いよいよ来週、2014年度 若セミ開始

2014-05-23 | Aoki Office
若手医師セミナー 2014 来週から開始です。 演者は、いつも本セミナのトップバッター、JCHO本部研修センター長、総合診療教育チームリーダー、徳田安春先生。 今年からはInternetのライブ配信で視聴予約数は1300人近くになっています。まだ事前申し込みなさってない方、お急ぎ下さい。 医師、医学生、薬剤師、看護師、どなたでも視聴可能です。 . . . 本文を読む

20分で教えなくてはいけないシリーズ

2014-05-23 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
青木編集長がteachingの対象としている人たちは、もとのアタマもいいですし、言われかことを想像できる共通の体験を背景としているためか、60分はどうってことない、90分も短く感じたとか言ってしまえる人もいますし、トイレに行く必要がなければ2時間くらいぶっとおしで勉強してもへっちゃらな人たちがいたりしますが。 後ろで見ていて驚愕します… しかし。 他の医療職が混在する勉強会ではそうはいきません。 . . . 本文を読む

ネットのつぶやきボヤキ と その周辺

2014-05-23 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
ソーシャルネットワークといわれている媒体の中にある不満や苦情から、食の安全につなげようという話。、 インフルエンザなどはトレンドを見ても具体的な対策に活用する方法がないですが、ある地域やお店で問題がありそうだ、となったら迅速な対応につながるかもしれません。 ニューヨークでの話題です。 Yelp Helps Pinpoint Food Poisoning at NYC Restaurants . . . 本文を読む

待機的な大腸手術に対する抗菌薬予防投与は有効 コクランReview

2014-05-22 | 青木語録
待機的な大腸手術に対する抗菌薬予防投与(好気性菌、嫌気性菌をカバー)は有効とするコクランReviewの知らせが届きました。 260もの研究Trial、68種類の異なる抗菌薬、4万人以上を対象とするReviewでした。 結論は・・ ・予防的抗菌薬投与で術後感染のリスクが39%から13%に減らせる。 ・抗菌薬の投与経路は経口、静注、両方。 ・大腸のPrepが完了しており、大腸が空の場合の経口抗菌薬 . . . 本文を読む

Cases in Travel and Tropical Medicine #11 「発熱(のみ)編」関連

2014-05-22 | 青木語録
本日からは「発熱」(Fever In The Returned Traveler)です。 SpeakerはW.Conrad Liles先生。(ワシントン大学:UWの方) 一般的にTropical・Travelからみの問題は、下痢、皮疹、発熱の3Patternで整理されます。 下痢や皮疹も発熱も当然、発熱を伴いますが、この場合、臨床像で前面にでるのは下痢や皮疹です。そのような意味で「発熱」という . . . 本文を読む

3種類の梅毒の診断法 (伝統的・逆向き・ECDC方式)

2014-05-21 | 青木語録
編集長は長らく歌舞伎町近辺でSTDを診る生活が続きましたので、当然、梅毒の診断は比較的頻繁に行いました。 編集長の方法は極めて素朴な方法、今回の論文の言い方ではTraditional伝統的=CDC法とでも言うのかな? まずRPRかVDRLという非トレポネーマ検査を行い、陽性ならばTPHAといったトレポネーマ検査で確定するというものです。(非トレポネーマ検査の偽陽性=生物学的偽陽性をトレポネーマ . . . 本文を読む

Middle East Respiratory Syndrome (MERS)に関するUpdate

2014-05-20 | Aoki Office
米国感染症学会がMiddle East Respiratory Syndrome (MERS)に関するUpdateを流しましたので編集長がかいつまんで訳します。ちなみにUpdateが急遽流された理由は、MERSの活動性が急に強くなってきている・・という認識からです。 感染症に関わる皆様に読んで頂きたい、特に感染症診療に関わる医療従事者に。 /////////////////////////// . . . 本文を読む