感染症診療の原則

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(続いている)総括会議

2010-05-13 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
ギャラリーも関心も減っているそうですが・・・12日(水)に“新型”インフル検証会議の続きがありました。
キャリアブレインの記事がよくまとまっています。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27562.html

◆全国一律対応だった、という批判

感染症は発生動向(流行)状況に基づいて対応をたてるので、前提として一律対応はないはずなのですが、そのようなことを戦略(戦術ではなく)として確認する前に流行しちゃったね。。。みたいな話なんでしょうか。

◆各地域に権限と予算をまかせないと、という批判(厚労省、財務省マター)

このことじたいは正しいので反省会でおわらせず、仕組みとして保障をしないといけません。

◆権限と予算があれば危機管理はできたか?

ここは大いに疑問で、そもそもそのような訓練を受けた危機管理の専門家が各地にいるのか?という根本的な問題が残ります。感染症に詳しい臨床医や大学の先生、病原体に詳しい検査部門の人はいますが、、、、、問題が大きくならないようにする、対策のマネジメントのできる(少なくとも訓練を受けている)人の絶対数が不足。

各国CDC部門が育てている米国CDCのEISをモデルとしたプログラム(日本は感染研にあるFETP)で、各地の人材を育て、地域に戻し、横と縦の連携をとれるかどうか、は今後つくらなくてはいけない最低限の骨格。

◆発熱外来

最初、感染症に詳しい人たちは「まさかそんなものが本当にできるとは?」と呆然としましたが(ブラックジョークのように思っていたわけですが・・)。
せっかくですから会議のオプションとして岩田先生に「不明熱」の講義をしていただくようにしたらどうかと・・・。

◆医療従事者の2次感染に対する補償制度

このあたりは養成過程において倫理や感染予防技術含めてベーシックなことを学ぶことのほうが先のような気もしますが。
またいろいろなところで意見がとびかうとよいですね。

感染症対策において怖いのは、いっときのパニックよりも、慣れや無関心ですから。
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