冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

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新緑の川苔山、蕎麦粒山

2018-05-14 21:40:33 | 息抜き
GWに長沢背稜を経て雲取山、飛龍山まで縦走しましたが、その長沢背稜でまだ歩いていない部分の稜線を5月12日の土曜日に踏破しました。川苔山へのアプローチとして最も魅力的な川乗林道の通行止が解除され、百尋ノ滝にも行けるようになったので、川苔山に登るついでに蕎麦粒山も登って一杯水の避難小屋まで一回りしてきたのです。
結論。この道(蕎麦粒山~一杯水避難小屋)素晴らしい。奥多摩でも指折りの広葉樹林で、新緑や紅葉の時期は絶対行くべき道。今回は行かなかったけど、ハナド岩で小川谷を眺めるのと合わせると、奥多摩の山深さと広葉樹林の美しさを完全に堪能できると思います。

週末の奥多摩駅名物トイレダッシュを横目に7時27分発の東日原行のバスの列に並びましたが、この日は晴れ予報&日曜は雨予報だったので人出が多くてバスでは座れませんでした。まあ、15分くらいなので平気ですが。半分くらいの人が川乗橋バス停で下車し、川苔山を目指すようでした。奥多摩にはよく行く私ですが、なぜか川苔山は初めてです。メジャーな山なのですけどね。それはともかく、林道脇には川乗谷の沢が流れており、とても清涼感があります。朝は気温も低いので、気持ちのよいスタート。


沢沿いなので、この時期はウツギ系の木の花が目立ちます。マルバウツギだと思う。ヒメウツギかもしれない。


ガクウツギも多かったです。白いウツギの花は沢の流れる音と合わせて清涼感を強化。


この辺りのガクウツギの生息状況はかなり楽観的になれるものがあります。すごい数だった。


そして新緑も綺麗。ブナ系、カエデ系ともに多かった。


藤も綺麗。今年はお花が早いので、藤の季節もほぼ終了っぽかったですが。


40分ほどで林道の終点まで来て、登山道に入ります。なお、バイオトイレは故障中なのか、使えませんでした。


この登山道、お勧めです。沢沿いでとても涼しいし、沢の音が癒しになる。とても気持ちのいい道です。


新緑のトンネルである。


ヤマツツジがありました。今年はヤマツツジも早くも終盤っぽいけど。


とにかく、清涼感という言葉が合う登山道である。




水の透明度も素晴らしい。アルプス行かないでも、奥多摩で十分美しい。




新緑も言うことなしである。


と、楽しくハイキングして有名な百尋ノ滝への分岐に到着。当然ここは滝の見物に寄ります。落差約40mの滝は迫力十分で、周囲の新緑と合わさってとても綺麗でした。滝つぼ近くまで行けるので、写真が好きな人は凝った写真を撮りそうですね。




さて、この日は先が長いので、あまり長居しないでサクサク行きます。百尋ノ滝を後にしてしばらく、比較的急な道を進んだら沢を横切るところに出ました。ここで小鳥さんが登場。声は聞こえてもほとんど姿を見せることはないし、見えても高い樹上でズームしてやっと、そしてフォーカスすると直ぐに飛び去るのが常ですが、この小鳥さんは沢に下りてきて比較的近い距離にいました。他の登山者が気付かずに近づいてしまったのですぐに飛び去ってしまったのが残念ですが、なんとか後姿を撮りました。いや、ホント、野鳥の写真はめったに撮れないよ。ミソサザイかな、と思いますが確信はありません。


相変わらず、沢沿いの道を行きます。ヒメレンゲも咲いていました。




しばらく行くとついに沢の音が聞こえなくなり、小鳥の声がよく聞こえるようになります。あと一頑張りで山頂でしょうか。


山頂に続く尾根道に出ました。防火帯なのか道幅が広く、解放感のある道です。




そして、川乗橋のバス停から約2時間半で山頂に到着。コースタイムとあまり変わりませんが、百尋ノ滝に寄ったりしているから実際には余裕がある感じ。テント泊装備でない山行、余裕があって安心だと思う。


山頂からは西側が開けていて眺望があります。左の尖がりは鷹ノ巣山でしょうね。中央の一番高くて奥にあるのが雲取山。


視線をずらして右側を見ると、三ツドッケこと天目山が見えますね。今日は直下の一杯水の避難小屋までは行くけれど、天目山の山頂は行かない予定。2週間前にに行ったし。いずれにしても、あそこまで歩くのかと思うとちょっと気が滅入る。まあ、テント泊装備じゃないし、大丈夫だろう。


で、ここでもパンを一つ食べたら直ぐに出発です。まだまだ先が長いから。川苔山の山頂付近には、ツルキンバイが群生していました。奥多摩では珍しくない花ですが、白いお花の多い時期に黄色いお花はなんとなくホンワカしていいものです。




そして、ここから稜線上でたくさん出てきたのはミツバツツジとシロヤシオ。ミツバツツジは時期的にもっと前のイメージですが、標高が高めのせいか、結構残っていました。シロヤシオは全体的にはまだ5分咲きですかね。赤紫色と白のツツジの競演は見ごたえありです。














川苔山山頂付近は道が入り組んでいますが、今回は蕎麦粒山方面を目指して西に進路を取ります。日向沢の峰(ひなたざわのうら)は途中にある小ピークです。


やはり防火帯なのか、広い道が続きます。正面に目指す蕎麦粒山をとらえています。


この白いお花、多かったけど終盤っぽかった。名前が不明。


時々樹間から富士山が見えますが、限りなく薄い。


相変わらずの登山道。なだらかに見えますが、意外とアップダウンがあります。特に、川苔山から一気に200mくらい下るイメージなので、その後の登りを気にすると下り坂が憂鬱になります。


ここでサラサドウダンの花が登場です。昨年は奥秩父の甲武信ケ岳で見ています。






川苔山の山頂から40分ほどで分岐に出ました。巻き道は崩壊しているところがあるらしく、通行止めです。私は奥多摩ビジターセンターのウェブサイトで情報を仕入れていたのですが、この標識で薄めに消されているのを見て危険に気付く人がいるのだろうか。


川苔山を振り返る。山頂直下までは結構急坂もありますが、山頂は丸い感じで優しいイメージの山容ですね。


稜線上でもミツバツツジとシロヤシオの競演。


ツツジは、5枚の花弁の上のやつの内側に見える点々が綺麗だと思っている。シロヤシオは黄緑の点々。


三ツドッケも蕎麦粒山もまだ遠いなあ。


11:20頃、川苔山の山頂から約一時間で日向沢の峰に到着。この辺りからアップダウンが結構キツイ。つーか、アップがキツイ。


お天気的には薄めながら雲が出てきてしまい、青空は隠れてしまいました。まあ、広葉樹が綺麗だし、時々樹間から見える景色も山深い感じでなかなか趣があります。






そして、蕎麦粒山への急登。いったん少し下ってから登り返すのがえげつない。


11:55に蕎麦粒山の山頂に到着。川苔山から1時間40分弱で着きました。最後にかなりコースタイムを巻いた。登り返しのところでコースタイムが緩めに設定されていたようですが、この日は日帰り装備で軽装だったので、お花の写真などで時間を取られなければサクサク登っていました。まあ、全体的に言って、奥多摩のアップダウンの中では普通レベルだと思います。大岳山から御前山に縦走したり、奥多摩駅から石尾根で六石山、鷹ノ巣山と行くよりはずっと楽です。


狭い山頂には10名程度の人がいて、かなり混んでいたイメージです。この山ってそんなに人気がないと思うんですが、やはり季節がいいからでしょうか。また、明らかにベテランと思われる方は、川乗橋から直の破線ルートである鳥屋戸尾根を登ってきたようです。登りなら私も何とか行けるかもしれませんが、下りに使うと道に迷うんだろうな。奥多摩の深いところは、森は魅力的ですが道迷いが怖いです。写真は、登ってきた川苔山方面を振り返った図。こちら以外は眺望がありません。


ここでもちょっとパンを食べつつ短めの休憩を取ったらすぐ出発。時間的にはだいぶ余裕ができていましたが、何となくあまりゆっくり休みたくなかった。で、ここから一杯水の避難小屋までの道は本当に素晴らしい広葉樹林です。道自体は長沢背稜らしいフラットでよく整備された道です。


とにかくブナ(カエデも少々)の大木が多くて、行ったことないけど白神山地かと思いました。






















大きな木はそれだけで圧倒的な存在感があって素敵ですが、新緑に日光が当たってキラキラしてとても綺麗でした。都内でこの景色が楽しめるとは。とにかく、奥多摩の他の山域よりも絶対的に木が大きい。森の香りがよい。ただ足早に歩くだけではもったいないですよ、この道は。
そして、やはり足元の春のお花は終盤でスミレがちらほら程度の感じだったのですが、少ないながらもヒゲネワチガイソウが残っていました。これは嬉しい。






ヒゲネワチガイソウは、ツルキンバイの群落の中に交じって咲いていました。




楽しい広葉樹林歩きもいよいよ終盤。一杯水の水場まで来ました。GW後に雨が降ったせいか、水量は多かったです。せっかくなのでここで水分補給。


水場から避難小屋へは5分もかかりません。この日は三ツドッケには登らないで、小屋前のベンチで持ってきたおにぎりなどを食べて少し休憩。GWには咲いていなかったツツジが綺麗です。人が多かったです。時間的にはまだ下山も余裕でできますが、中には泊まる人もいたのかもしれません。


下山は、GWにはテント泊装備を担ぎ上げたヨコスズ尾根を使います。あの時はまだまだ標高の高いところでは木々の芽は出ていなくて、ほとんど冬の様相でした。今回は新緑シーズン真っただ中という感じで、とても気持ちのよい下山になりました。尾根とは違って、ミズナラとカエデ、たぶんイタヤカエデと呼ばれる種類のものが結構多かったです。ブナもありますが、ミズナラやカエデの方が目立っていました。














最後は、杉の植林帯の急坂を下って東日原のバス停付近に下山です。


日原川を通りから眺めると、その透明度の高さを認識できます。




いつもの「もえぎの湯」で汗を流して終了でしたが、満員で30分くらい待たされたのがちょっと想定外でした。まあ、時間的には余裕あったので問題なかったです。
日原方面は奥多摩でも山深いエリアで、これまではあまり来ていませんでしたが、これからは贔屓のエリアとして春や秋を中心に来ることになりそうです。

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