株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

文殊仙寺~国東市国東町~

2010-09-06 16:27:20 | 日記
ご無沙汰しております。馬頭です。
あっという間に8月が過ぎ、暦のうえでは秋になってしまいましたが、まだまだ暑い日々は続きますね。先日の外での作業では、さすがに暑さでクラクラしてしまいました・・・。皆さんも熱中症などには十分お気を付けて、残暑を乗り切りましょう!!

さて今回は、大分県国東市国東町にある「文殊仙寺」を訪ねてまいりました。



「三人よれば文殊の知恵」で知られる「文殊菩薩」を御本尊とする日本三文殊霊場三番札所とされる御寺です。(ちなみに、「三人よれば文殊の知恵」の言葉はこの御寺が発祥だといわれています。)

入り口には力強い仁王像が待ち構えており、階段を登ってい行くと山門、客殿、奥之院があり、周りには神聖な雰囲気を漂わせる自然林が広がります。この自然林は二十一世紀に残したい自然百選にも選ばれています。紅葉の時期は特に色鮮やかで美しい風景が見られるとのことです。



先にもふれましたが、この御寺の御本尊である「文殊菩薩」は御釈迦様に仕える弟子の中でも知恵に長けており、御釈迦様も文殊菩薩に知恵を借りたということ話もあります。
それ故に、こちらの御寺には合格祈願など学業向上など、文殊菩薩の知恵をお借りに来る方が多く参拝にいらっしゃるとのことです。
また、奥之院の岩壁から霊水が湧出しており、「知恵の水」として崇められています。(少しでも知恵をお貸し頂きたいので、もちろん頂いてまいりました。)

この御寺には、まだまだ見所がありまして、山門から横に入り奥に進むと、鐘楼があり、それをくぐると

 

日本一の宝篋印塔があります!!



約8メートルの大きさで、まさに見上げるほどの大きさで圧倒されました!!

また、そのすぐ下には御神木の「千年欅」というケヤキの大木があり、歴史と自然の力強さを同時に感じさせられる場所でした。



毎月25日は文殊山の御縁日にあたり、午前11時より奥之院にて護摩焚き祈願が行われているそうです。試験や入試など合格祈願をいたしたい方は日程を合わせてお訪ねするといいかもしれませんね。

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