ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




「甲府の給食を考える会」の請願審査
2013年3月14日(木) 甲府市議会民生文教常任委員会の審議がありました。請願審査は「継続」に決まりました。


この件の経緯については、2013.03.12 甲府市の給食食材の安全性に関する請願、更新再提出を書きました。
翌日、2013.03.13 甲府市中心市街地活性化計画の1年延長と書いた記事で、この請願のことにも触れていたのですが、3月14日の委員会審議の結果が分かりましたので、合わせて別記事にしておきます。

「請願採択に賛成」 2名= 山田厚議員(社会民主党)、清水英知議員(日本共産党)
「審査継続に賛成」 5名= 岡政吉議員、石原秀一議員(政友クラブ)、桜井正富議員、山中和男議員(新政クラブ)、植田年美議員(公明党) (デントツでもしておこうかと思った5名、想定通りでした)
3月15日(金)に本会議、各常任委員長報告がありますがテレビ中継はされません。

甲府市議会議事録から各定例会本会議最終日の議事録で、民生文教委員会委員長からの審議経過と結果の報告、委員会決定に対する本会議での賛成・反対討論がわかるはずです。委員会議事録は予算・決算以外はネット公開されていません。』・・・と書いていたのですが、本会議議事録の審議内容からも確認出来ませんでした。
委員会での審議結果について本会議で質疑討論は無く賛否を採るだけなら委員会議事録は本会議同様に公開されねばなりません。 あなた方の仕事は市民に代ってしていることですから、その報告を市民に発信するのは当然なのです。

「株式会社甲府市」において、全ての市民は株主であり法人制度で定義されたような社員です。市役所で実務にたずさわる人々は市民が雇用した従業員(NPOで言えば社員であり且つ有給の職員)だと位置づけておかしくないでしょう。「ホウレンソウ」が出来ない従業員であってはならないはずです。

漏れ聞くところからの私の感じでは、民生文教常任委員会の審議で「継続」を支持した議員の意見には理解しかねるものがあります。しかし、5名の議員諸氏は請願採択には賛成なさらない立場を堅持なさるものと推測します。
山梨県甲府市で給食について最初の要望、2012年5月(それでも他都市に比べて周回遅れだったのですが)以来、議会も市政と歩みを揃えて継続審査を続けてきました。お国が決めた事に従っていれば何も問題は無いというスタンスだと私は理解しています。
彼等のどこに地方主権、地域自治・自立の心があるのでしょうか。
子供たちの敵は人サライでもイジメグループでもなく、「子どもは甲府の宝」と美しい言葉を発する人々ではないかと私は思っています。

「子供たちの敵」 の姿を私が感じた別件・・・・
2012.05.03 パソコン紛失事案を審議、甲府市議会民生文教委員会
2012.04.10 甲府市ノートパソコン39台盗難ニュースで感じた絶望感
ここで既に私は給食問題に触れています、私はセキュリティ・オタクなので・・・セキュリティと言えば例の「マイナンバー法案」が国会で審議中、これも決まれば山梨県、甲府市はホイホイ導入推進でしょう。世帯情報がいかにして犯罪者の手元に流れるのか、調べもせずにオレオレ詐欺ニュースを垂れ流すメディアもアホだけど。
2012.07.29 名簿盗難で内部被曝した児童に対して教委トンデモ発言も忘れてはいけない。

◇ いのち・むすびば 公式ブログで、市民発 山梨版・放射能汚染マップできました2012年11月~12月の2か月間、山梨県各地の皆様に検体測定のご協力をいただきました、いのち・むすびば「土壌・肥料測定プロジェクト」による、【山梨版・放射能土壌汚染マップ】が出来上がりました。
いのち・むすびば山梨土壌肥料測定プロジェクト 測定結果一覧(こちらは数値の一覧表です)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




本日、2013年3月13日で質問戦が終了する甲府市議会ですが、開始日の11日朝に質問項目がネット掲載された程度の中で、13日最終に予定されている神山玄太議員の質問は注目すべきものと思います。

公開された質問一覧を見た時に、神山さんの質問内容に驚きました。『3 延長した中心市街地活性化基本計画の計画期間が満了する平成26年3月までの取り組みについて』です。
中心市街地活性化を少しは追いかけてきた私ですが、これには全く気が付かなかったのです。3月議会では今年度で終了する甲府市中心市街地活性化基本計画達成状況などの質疑報告もされるだろうと私は思っていました。それが1年間延長されていた!?

12月議会の時にはこんな話は無かったと思います。甲府市長の記者会見でもこの話は出てきていないと思います。甲府駅北口で工事が目覚ましく進んでいる甲州夢小路の事業、年度内完成・オープン3月25日を目指しておられる、大変だと感じていました。
そうすると、「中心市街地まちづくり会議」 か、あるいは「甲府タウンレビューチーム」の提案、進言による何かの決定があったのかもしれません。
1月9日に市長に提出された「中心市街地まちづくり会議からの提言」では、1年間の計画期間延長を申請することを提案しています。中心市街地まちづくり会議のホームページから提言のPDFファイルをダウンロードできます。

神山議員の質問は本日13日の最終で15時頃からではないかとご自身のブログに書かれています。
質疑応答を視聴できたら、私が書いていて中途半端になっている中心市街地活性化事業のページもなんとか再建したいと思っています。
タウンマネージャー不在で船頭多くして沈没した中活船も、1年延長で再浮上するか注目です。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




平成25年3月11日
甲府市議会議長 佐藤 茂樹 様

請願者
団体の名前 甲府の給食を考える会

甲府市の給食食材の安全性に関する請願

(請願趣旨)
 食品の安全性については、遺伝子組み換え食品や食品添加物の問題など、多くの心配があります。そこに、原発事故による放射能汚染が加わりました。
 放射能が体へ与える影響については、専門家がさまざまな説を述べていますが、「子どもへの影響は、大人への影響より大きい」という点では一致しています。細胞分裂が盛んな子どもはそれだけ放射線の影響を受けやすい、ということは明らかです。そして、子どもは、自分が口にするものを自分で選べる立場にありません。私たち大人が選んでいます。大人には責任があります。そして、すべての子どもが口にする給食の安全性をより高めることは、子どもの健康を守るためにとても有効な手段だと思います。
 昨年9月10日に請願をさせていただき、市議会および甲府市においては、真摯なご検討をいただいております。署名数も多くの方の共感をいただき、10,381筆となりました。
 放射性物質が検出された場合の対応につきましては、福祉部からは、「当該給食食材を使用せず食材を変更する」という回答をいただきました。ありがとうございます。市長の所信表明演説におきましては「小中学校給食食材の放射性物質測定を継続的に実施するなど、より安全・安心な提供に努めてまいります」とのお言葉があり、とてもありがたく感じました。
 一方、食品の問題は放射能汚染の問題だけではありません。総合的な食品の安全性向上を考えた場合に、有効なのは地産品をより多く使っていただくことであり、また、加工品を減らしてできるだけ地産品にすることでもあります。
 つきましては、よりいっそうの安全・安心のため、下記3点において、再請願をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

(請願項目)
1 地産地消のよりいっそうの推進をお願いいたします。
  小中学校については、広域で同一献立の給食を実施していますが、広域ブロックの細分化もご検討いただき、よりいっそう、地産地消を進めていただきたいと思います。

2 より安全・安心な総合的な判断をお願いいたします。
  給食の食材検査において、放射性物質が検出された場合の対応については、より安全・安心に配慮して、総合的なご判断をお願いいたします。

3 魚介類および魚介類の加工食品の事前検査の実施をお願いいたします。
  魚介類および魚介類などを使用した加工食品については、国内産は産地を問わず必ず検査を実施することをお願いいたします。


これは、甲府の給食を考える会の皆さんが2013年3月11日に再提出された請願書の内容です。
甲府市議会平成25年3月定例会が3月7日に開会し3月28日までの会期で開催中ですが、給食についての請願審査を担当する民生文教委員会は3月14日に各常任委員会と同時に開催される予定です。
「甲府の給食を考える会」では、議会に提出した請願と同時に甲府市に対して要望も提出し、その賛同署名を集めていました。

2012年9月7日、甲府市宮島雅展市長へ9,121筆の署名と要望書を提出し、その後も合計1万筆を目標に署名活動は続き、3月14日の民生文教常任委員会に間に合わせて締め切った署名は合計10,381筆となり、追加分の 1,260名分が3月8日に提出されました。
宮島市長への要望については、2012年10月25日付けで市長から回答がされています。

2012年9月10日に甲府市議会に対して請願書が提出されました。
3月8日の署名追加提出の時に、9月議会~12月議会と継続審査になっているこの請願について、3月議会では否決されるかもしれないという情報を得たようなのです。
私は「なかの人」ではありませんから経緯はわかりませんが、そのことから、3月11日の9月請願の取り下げと、更新した請願の再提出に至ったと理解しています。

はじめてこの情報を知った読者の皆さんには経過が分かり難いかもしれません。
「山梨放射能情報ネットワーク」サイトにある 山梨の給食放射能情報ページは山梨県内の状況を伝えているものですが、この給食の安全に関する要望・請願活動は、2012年5月14日に甲府市教育委員会へ署名と要望書を提出した時から始まっています。(同サイトの参考記事-賛同署名の募集広報と要望書提出結果の報告
5月要望を踏まえた甲府市議会6月定例会での質疑応答を給食食材の放射線測定・質疑応答 甲府市議会2012年6月定例会として私は記録しています。

教育委員会への要望だけではなく、市議会にも働きかけたいということで、「甲府の給食を考える会」が構成されました。2012年9月1日には、甲府市の給食について意見交換会が開催されたので私も参加しました。
その後はネット情報を見守ってきたのです。関係資料類は手元に多数ありますがWebページに編集する時間がないままに今日になりました。再提出に至った方々の心情を思うと胸がふさがります。

甲府市議会 民生文教委員会 甲府市議会議員名簿
 荻原隆宏 委員長(政友クラブ)※
 岡 政吉 副委員長(政友クラブ)※
 石原秀一 委員(政友クラブ)※
 山中和男 委員(新政クラブ)※
 桜井正富 委員(新政クラブ)※
 植田年美 委員(公明党)※
 清水英知 委員(日本共産党)
 山田 厚 委員(社会民主党)

請願書中の甲府市長の言葉は、平成25年度市政運営に関する市長の所信表明 > 「教育・文化の振興」で述べられているものです。「福祉・健康への支援」では、「子どもは甲府の宝」とはっきり表現されています。
甲府市の、ひいては日本国の、子供たちを守りたいとお考えの方々は、3月13日までに、政友クラブ、新政クラブ、公明党の委員(議員)の方々(※)に電話して、給食請願が採択されるように働きかけることは必要かも知れません。
今回の再提出の結果がどうであれ、私は年度末仕事が一区切りついたら、これまで放置していた資料を整理してWebページとして残すつもりです。
そのような情報集積が甲府市、山梨県にとって吉と出るか凶とでるかは神のみぞ知る・・・じゃなくて、読者の判断に任せるつもりです。
私がこのブログに書いてきた記事は、給食問題カテゴリーにしてあります。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




追悼式典・国立劇場
追悼式典

天皇陛下のお言葉は、YouTubeで、ANNnewsCH 東日本大震災二周年追悼式 天皇陛下おことば あるいは FNNnewsCH 政府主催の震災2周年追悼式 天皇陛下がお言葉述べられる から拝聴できます。

私はパソコン作業中だったので甲府市議会中継に画面を切り替えて、議場で鳴るであろう弔鐘に合わせて黙祷するつもりでしたが、追悼式典に切り替えてそのまま視聴・録画しました。
お言葉の全文がYahoo!に掲載されている事を知りましたのでリンクしておきます・・・「東日本大震災追悼式 天皇陛下のおことば全文」(ソースは朝日新聞)
陛下のお言葉のあと、安倍晋三内閣総理大臣の式辞がありました。「未曽有」はさすがに「みぞう」と読んでいましたが、「被災者に寄り添いながら・・・」という文言もあり、これにはびっくりしました。彼の辞書にも国民に「寄り添う」という言葉が載っていたのか。
子供たち、弱者に寄り添いながら日本国を取り戻す施策を進めてくれるものと期待していいのかな、それはダメだろうな。

甲府市議会続行中

2013年3月11日、14時46分、質疑応答はそのまま進行していた甲府市議会
私はすぐに追悼式典に切り替えて、直立不動で黙祷しました。


手元の録画と照合して確認した天皇陛下のお言葉全文です。(句読点、使用漢字はYahoo!記事のママ)

本日、東日本大震災から2周年を迎えるに当たり、ここに一同と共に、震災によりかけがえのない命を失われた多くの人々とその遺族に対し、改めて深く哀悼の意を表します。

 2年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う大津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。震災後に訪れた被災地では、永年にわたって人々が築いてきたふるさとが痛々しく破壊されており、被災者の悲しみはいかばかりかと察せられました。一方、この厳しい状況の中、被災地で、また、それぞれの避難の地で、気丈に困難に耐え、日々生活している被災者の姿には、常に深く心を打たれ、この人々のことを、私どもはこれからも常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切だとの思いを新たにしています。

 この度の大震災に際して、厳しい環境の下、専心救援活動に当たった自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体関係者、多くのボランティア、そして原発事故の対応に当たった関係者の献身的な努力に対し、改めて深くねぎらいたく思います。

 諸外国からも実に多くの善意が寄せられました。物資や義援金が送られ、また、救援の人々も多数来日し、日本の救援活動を助けてくれました。また駐日外国大使など日本に住んでいる外国人を始め、災害発生後の日本を訪れる多くの外国人が、被災地に赴き、被災者を励ましてくださっていることに感謝しています。

 この度の津波災害において、私どもは災害に関し、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切であるかを学びました。この教訓を決して忘れることなく、これから育つ世代に伝えていくことが大切と思います。今後とも施設面の充実と共に、地域における過去の災害の記憶の継承、日頃からの訓練と教育などにより、今後災害の危険から少しでも多くの人々が守られることを期待しています。危険な業務に携わる人々も、この度の経験をいかし、身の安全が確保されることに工夫と訓練を重ねていくよう願っています。

 今なお多くの苦難を背負う被災地に思いを寄せるとともに、被災者一人びとりの上に一日も早く安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊への追悼の言葉といたします。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




2013年3月9日、山梨県甲府駅の北口広場(よっちゃばれ広場)を中心に開催された「さよなら原発まつり」に出かけました。
出かけたと言っても会場にいたのはほんの30分ほどです。前日から既に24時間以上不眠不休で仕事をしていて、寝る前にとにかく行ってこようという程の参加に過ぎませんでした。別記事に書く予定ですが、「市民発 土壌・肥料測定プロジェクト 山梨版放射能汚染マップ」の印刷版を入手したかったのです。内容は既にネットから確認しているので、印刷版は身内の子供たち渡す予定です。
会場の「いのち・むすびば」ブースで、DAYS JAPAN の3月号が思いがけず手に入りました。これは都内に出かけた時に手に入れるつもりだったのでラッキーでした。今月号のこの雑誌についても別な記事に書き残したいと思います。

よっちゃばれ広場西側に設営されたフリーマーケット
さよなら原発まつり さよなら原発まつり さよなら原発まつり さよなら原発まつり

藤村記念館では映画「きょうを守る」を上映中だったようですが、途中からでは失礼なので遠慮しました。次のチャンスを待ちたいと思っています。午後から開催される集会のステージが設営中でした。よっちゃばれ広場の全体を眺めて、なるほど設営に工夫があり、実行委員会の方々はご苦労されていると感じました。集会も出たかったのですが、もう眠くてしかたない。疲れ果てています。

準備中のステージ
さよなら原発まつり

追記-2013年03月09日 甲府のデモに行ってきた(りっぱなロバ使い(?)さんの記事)
追記-「さよなら原発まつり」に参加しました(甲府市議会議員 清水英知さんの記事)
追記-YouTube で当日の動画が掲載されています・・・ 青空マーケット | メイン会場とデモ | 寸劇  原発戦隊スイシンジャー
追記-LIAの写真展は、3月10日以降は(可能性として)甲府駅隣の県立図書館。3月17日も(可能性として)北杜市長坂町コミュニティーセンターに巡回する予定です。
追記-原発ゼロをめざし各地で行動(日本共産党山梨県委員会 2013年3月11日記事)

私の記事の流れは、2013.02.12 さよなら原発まつりフリーマーケット受付中、2月20日締切 及び 2013.03.02 さよなら原発まつり@甲府 3月9日として書いた2本です。

オムライス@どんぐり 戻る前に食事をしておこうと、今年になって初訪問ですが甲府市歴史公園の向い側にある「COFFEE LOUNGE どんぐり」に立ち寄り、定番のオムライスとコーヒーで空腹を満たしました。

甲府市議会3月定例会
平成25年3月市議会定例会日程
質問戦は3月11日(月)~13日(水)、3月14日に常任委員会、継続審査の給食問題の審議もあり。15日に本会議で委員長報告
発言通告一覧
その後は予算特別委員会が続き、3月28日(木)に閉会。
質問戦を視聴できる時間があれば記事に記録する予定。3.11 14:46 時点の議会中継だけはなんとか視たいと思っています。今、この日本国の状況を考えれば、甲府市長からなんらかのメッセージが発せられるかもしれません。

3.11前後のイベントを北杜市を中心に整理してみました。(ほくと未来ネットワーク)
山梨県内の3.11関連イベントが一覧できる便利なページを作成してくださいました。
さよなら原発まつり 3月9日(土)(ictkofuの記事です)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




環境省報道発表資料 平成25年3月8日 福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果(速報)について(お知らせ)
『環境省では、福島県が行う県民健康管理調査の甲状腺検査において、約40%の方で小さなのう胞等の所見を認めている(いわゆるA2判定)ことを踏まえ、平成24年度事業において福島県外3県の一定数の方に甲状腺検査を行っているところです。  なお、今般お知らせする結果は速報値であり、対象地域別の結果を含む詳細な調査結果は3月下旬に報告する予定です。』

1.調査の背景・目的
 福島県が行う県民健康管理調査の甲状腺検査において、約40%の方に20.0mm以下の小さなのう胞等の所見が認められています。
 こうした小さなのう胞等は精密検査を必要とするものではありませんが、これらの軽微な所見も記録することとした結果、かえって住民の方の不安を招いていると指摘されています。
 このような大規模かつ精度の高い調査は世界初の試みであり、子どもでのう胞を認める頻度や、検査結果に生じうるばらつきについて、正確にはわかっておりません。
 こうした状況の中、環境省においても、住民の皆様の理解促進に役立てることを目的に、福島県外の3県の子どもを対象に、県民健康管理調査と同様の検査を実施し、その結果の妥当性について、情報を提供することとしたものです。

2.調査の概要
(1)対象地域  青森県弘前市、山梨県甲府市、長崎県長崎市
(2)対象者   3~18歳の者 4,500名程度
(3)実施期間  平成24年11月~平成25年3月
(4)調査委託先 NPO法人日本乳腺甲状腺超音波医学会

(5)調査方法
 ○ 県民健康管理調査と同等の水準の甲状腺超音波検査を対象者に実施します。
 ○ 甲状腺超音波検査の結果については、県民健康管理調査と同様の基準で分類し、調査対象地域における甲状腺ののう胞等の頻度を算出します。

3.調査結果 ・・・この広報記事を確認してください。
甲状腺有所見率調査結果20130308
(注) この調査で実施された甲状腺超音波検査は、スクリーニング検査であり、診断の確定を目的とした検査ではありません。 とのことです。

4.今後の予定 対象地域別の結果を含む詳細な調査結果については、3月下旬に公表してまいります。
【編注・詳細な報告書は3月29日に日本乳腺甲状腺超音波学会から環境省にあげられるそうである。・・・甲状腺有所見率調査結果(速報)について(おしどりマコ) 2013年3月14日】

以上、とりあえずメモ
この情報を金曜日に発表する理由は何だろうか? とまず考える、しかも総計値しか示さない事にも意味があるようだ・・・と疑念を持つ・・・、とりあえずエサを撒いて食いつきを待つ連中がいる?・・・こういう疑い深い習慣がついてしまった私はかなり「放射脳」だろうな

ちなみに、このNPO法人の定款から、
 第5条 (事業)
 この法人は、第3条の目的を達成するため、特定非営利活動に係る事業として、次の事業を行う。
  (1) 表在領域(含む乳腺甲状腺領域)の超音波診断に関する学術集会の開催
  (2) 表在領域(含む乳腺甲状腺領域)の超音波診断に関するセミナー及び研修会の開催
  (3) 表在領域(含む乳腺甲状腺領域)の超音波診断に関する機関誌等の発行
  (4) 表在領域(含む乳腺甲状腺領域)の超音波診断に関する調査研究
  (5) 共同研究等による国内外の関係学術団体との連絡及び協力
  (6) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
主たる事務所がある東京都の所管するNPO法人だ。収益事業は含まないNPOだから、特定非営利活動の目的に沿って(4)あるいは(6) として環境省の委託を受けたものと思える。もちろん事業報告、財務諸表は公開されるがこの受託金額までは記載されないだろう。しかし透明性はNPO法人の売りだということであれば、サイトに掲載される情報を待ちたい。

原発震災後1年9か月を経た2012年11月~12月に山梨県民が自主的に実施した土壌等汚染調査結果では、甲府市内については特に問題は感じられなかった。地域の子供たちの甲状腺の問題について私は知らない。
3月下旬の詳細報告で、「対象地域の選定理由」が明らかになった時に続報記事になるかも知れない。甲府市は平均値を引き下げる目的で選ばれたものでは無いことを明確に知りたい。・・・と書いたのは間違えているかもしれない・・・【以下 3月10日修正追記】
「福島の子供たちには何の問題も無い、何故なら他県の子供たちには福島より嚢胞や結節が多く見つかっても健康には問題なく成長している。」 というような結論を出したいのかも知れないと考え直した。もしその目的で甲府市が調査地域に選ばれたのだとしたら、甲府市では他都市に比べて子供たちに嚢胞や結節が多くみられるというデータがあるに違いない。そんなデータは存在しないなら、以上はいつもながらの筆者の揣摩臆測に過ぎない。
最悪の推測は、仮に調査過程での何らかの偽装工作がバレても、甲府市からは文句が出ないという認識が環境省にあるから対象地域に選定したということだが・・・甲府市はこういう事案については甘く見られているということ。

更に最々悪の憶測は・・・文部科学省公表数値の欺瞞は環境省も分かっていて、甲府にも原発爆発直後の汚染は大きかったはず、その子供たちの甲状腺被災も当然ある、しかしそれは世間では考えられていない、従って放射能プルームから外れたと信じられている甲府市での検査は平常値を示していると言い切る報告が出来る・・・だから甲府の子供たちを対象に加えた。何も工作せずとも期待した値が得られる地域だ、ということ。



コメント ( 4 ) | Trackback ( )




さよなら原発まつり

◇ いのち・むすびば 公式ブログで、市民発 山梨版・放射能汚染マップできました2012年11月~12月の2か月間、山梨県各地の皆様に検体測定のご協力をいただきました、いのち・むすびば「土壌・肥料測定プロジェクト」による、【山梨版・放射能土壌汚染マップ】が出来上がりました。
いのち・むすびば山梨土壌肥料測定プロジェクト 測定結果一覧(こちらは数値の一覧表です)

明日、3月9日に甲府駅北口広場(よっちょばれ広場)を中心に開催されるイベント「さよなら原発まつり」では、この汚染マップが配付されるとの事です。「いのち・むすびば」ブースにお立ち寄りになってみてください。

ネットから、この市民作成の山梨版放射能汚染マップが、おおきな反響を呼んでいるとの情報を知りました。
「山梨なら住めるな」 とか 「修学旅行先を山梨に変えてもらうのに、このマップを先生に見せる」というようなツイッターの書込みもあるとのことです。
山梨県内各地の皆さんが忙しい時間をさいて自腹を切って測定された結果の集積がこのマップです。これに参加された方のブログ記事がありました--2013-03-03 「薪ストーブの灰に要注意!」

私は修学旅行について語られたツイート(自分で確認はしていませんが)に注目しました。過去にこの件で少なくとも2本の記事を書いています・・・
◇ 2012.06.26 山梨県議会6月定例会、風評被害対策の質疑応答
◇ 2012.07.25 修学旅行の誘致活動と風評被害の実態確認
これらの内容はここでは繰り返しません。

別件のようですが、関連していると私は思っています・・・・それは山梨県議会、市町村議会議員の皆さんが後援者の方々に働きかけ、「政務調査費」を活用して地域の土壌測定をおやりになれば良かったですね。
風評被害がなぜ出てくるか、そこんとこシッカリ考えていただきたいものです。

地方行政の公務員の方々は、例えそれが必要だと感じていても動けない事情があると私は推測しています。政府、中央官庁・官僚からギシギシに縛りをかけられて原発人災に対応し、今も未だその最中だと私は憶測しています。(それを承知で地域行政批判の記事ばかり書いてきましたけど)
PM2.5 について地方行政は急遽対応策を講じているような情報を目にします。多分、福島原発で何か大きな問題が起っているのだと私は推測しています。未だ収束もしていない現場の悲惨な状況はネットでは目にしています。一番大切な問題からは国民の目をそらす、そのテクニックは彼等中央政権・官僚にとっては手慣れた方法でしょう。

だからこそ、地方主権を活かす市民の代理人である議員諸公は、政務活動費(条例改定による政務調査費の新名称)をご活用いただきたいと思います。海外視察に出かけても何の報告も無く成果も見えてこないような税金の使い方よりも、土壌汚染測定費用に当てていただく方が、よほど地域の未来に役に立つじゃありませんか。
参考・・・
◇ 中日新聞 2013年2月16日 「政務活動費、陳情費用も対象に 条例改正案」
地方自治法が改正されたため、平成25年2月28日に「いわき市政務調査費の交付に関する条例」を「いわき市政務活動費の交付に関する条例」に改正しました。 更新日 平成25年3月1日
全国市民オンブズマン 政務調査費・政務活動費 特設ページ~政務活動費条例改正 内容+透明度全国一斉アンケート 13/3/1実施
この改定問題は検索すれば各地の情報が多数あります。いくらか調べてはいますが時間があれば記事にする予定です。書けば山梨県議会批判になりそうなデータしか未だ無い、もう少し良いネタを集めたい・・・



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




「松平 武田 信玄」が出陣するのは初めてだと思いますが、第42回信玄公祭りでは、「信玄ゆかりの地めぐりと特別観覧席で観る甲州軍団出陣式」というツアーがいくらか空席があるようです(3月7日夜現在)
◇ JTBホーム > 現地観光プラン・レジャーチケット > 甲信越 > 第42回信玄公祭りオフィシャルツアー!「信玄ゆかりの地めぐりと特別観覧席で観る甲州軍団出陣式」
◇ 富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報 ☆☆発売中☆☆催行決定☆ 満席、キャンセル待ちとのことです(3月23日確認)
甲府駅 発車時刻表で確認すると、特急スーパーあずさ 5号 新宿発 08:00 で甲府着 09:28、終ったら 21:09 甲府駅発で特急スーパーあずさ 36号があります。

第42回信玄公祭りオフィシャルツアー『甲州軍団“武田信玄公本陣隊”出陣参加ツアー』【※赤長槍衆:定員16名】、こちらは売切れです。
【赤長槍衆のポイント】 鎧兜は着用しませんが、戦国時代の武具を身に着け、信玄公本陣隊の一員として参加していただきます。 という事ですから魅力的です。

甲州軍団出陣式は2009年第39回から甲府駅南口広場で行なわれるようになりましたが、その特別観覧席の情報を私はネットから初めて確認できたのでブログに残します。出陣式がこのスタイルになった当初、観覧席の事をネットから調べようとして諦めた記憶があります。

ひとつだけ、いまでも口惜しいのは中止された第41回信玄公祭り 2011の第41回を永久欠番にして欲しかったのが、そうはならなかったことです。信玄公祭りの歴史を振返るとき、欠番の重さを子供たちに語ってやれる甲斐の国であって欲しかった。

311以後、信玄公祭りに触れた記事は以下のものがあります
◇ 2011.12.17 風の五番隊 土屋右衛門尉昌次、募集中
◇ 2011.11.28 川嶋哲郎カルテット@甲府市コンサート、12月3日 この記事の最後に書いた、『・・・第41回中止の記録が成長した子供たちに語りかける、第41回信玄公祭りは甲州軍団が被災地に出陣し支援に邁進したのだと平成版甲陽軍鑑に記されているでしょう。』
◇ 2011.05.22 富士の国発 日本元気プロジェクト

信玄公祭り は私のWebページです。初めて見た2004年から見落としが無いように関連イベントの整理をしていたのです。ネット情報が豊富になったので近年はメモだけにしています。軍団出陣だけではなく山梨県内各地で武田家にまつわる催事もあるのは知っていますが、それらを探訪するのはこれからです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




マスコミ記事は検索すれば出てくるのでリンクはしない。私がこれまで書いたオスプレイ関連の記事は沖縄カテゴリーに入れてある。沖縄の2紙にはリンクしておこう・・・
琉球新報
沖縄タイムス

先日リンクした天木直人さんが、2013年03月06日「オスプレイの本土訓練強行をあえて歓迎する」 とのタイトルで記事を書いていた。タイトルだけで内容は推測できたし、私も同じような記事を書くつもりでいたけど2010年5月28日に書いた記事から転載しておくだけにする・・・

しかしあの緊急知事会の有り様はなんだろう、鳩山さんの意図が奈辺にあったかは知らないけど、言ってみればアメリカという大きな相手に対して各村の代表者を集めて一揆の相談をしたようなものじゃなかったのか。知事会で我々はもうこれ以上は嫌だ、一揆だと言い出せば、アメリカさんは本国にお帰りください、後は我々でやりますという閣議決定になったかも知れない。日本は国家ではないという姿を相手に見せたに過ぎなかったのが、あの知事会だったのかなぁ。

何度もくどく書くけど、震災瓦礫広域処理引受けという自治体の有り様も同じようなもんだと思う。だからオスプレイの低空飛行に見舞われる地域の方々はお気の毒だが、所詮は身から出た錆みたいなもんだと思う。自分の一票の選択をおそろかにしていなかつたかどうか、マスコミが連携している大本営発表だけを鵜呑みにしていなかったか。

オスプレイ報道と同程度に、それ以上に、環太平洋経済連携協定(TPP)の危険性について報じているだろうか。

3.11前後のイベントを北杜市を中心に整理してみました。(ほくと未来ネットワーク)
山梨県内の3.11関連イベントが一覧できる便利なページを作成してくださいました。
さよなら原発まつり 3月9日(土)(ictkofuの記事です)

日米地位協定とオスプレイ

◇ いのち・むすびば 公式ブログで、市民発 山梨版・放射能汚染マップできました2012年11月~12月の2か月間、山梨県各地の皆様に検体測定のご協力をいただきました、いのち・むすびば「土壌・肥料測定プロジェクト」による、【山梨版・放射能土壌汚染マップ】が出来上がりました。
いのち・むすびば山梨土壌肥料測定プロジェクト 測定結果一覧(こちらは数値の一覧表です)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




2012年6月にリークされた「投資条項」の草案
Tppinvestment_leakedtext

これについて分析している「パブリック・シチズン」の記事
Tppinvestment_analysis

この情報が最初に報じられたのは、2012年6月13日。そのニュース動画が、Breaking ’08 Pledge, Leaked Trade Doc Shows Obama Wants to Help Corporations Avoid Regulations(Thursday, June 14, 2012)
日本では、TPPは貿易協定の衣を着た企業による世界支配の道具 (放送日: 2012/6/14(木) 再生時間: 19分)としてニュース動画に日本語訳が付いています。このページのテキストから引用しておきます・・・(下線は編者)
『日本では昨年から危険な秘密貿易協定として大騒ぎになっているTPP。環太平洋パートナーシップとか環太平洋戦略的経済連携協定とかいろいろに呼ばれていますが、中身が分からないのに一旦参加したら抜けられないと言われる馬鹿げた国際協定です。米国でも一般には知られておらず、通商代表部が企業側と連携しながら進めているので国会議員でさえ内容を知ることができない始末です。交渉の草案がリークされて、ようやく議論に上るようになりました。2011年3月に「知財関連の条項」(2月時点での米国の要求の完全版)がリークされたのに加え、今回(2012年6月)には「投資条項」の草案がリークされました。リーク文書を掲載している市民団体パブリック・シチズンのロリ・ウォラック氏は、「これは貿易協定ではない、企業による世界支配の道具です」「1%の富裕層が私たちの生存権を破壊する道具です」と断罪します。』
このテキストに書かれている 「リーク文書を掲載している市民団体パブリック・シチズン」 を手がかりに探したのが、一部を画像化して上に掲載したPDFファイルです。

June 13, 2012 Controversial Trade Pact Text Leaked, Shows U.S. Trade Officials Have Agreed to Terms That Undermine Obama Domestic Agenda 私はこの記事からどんどんリンクをたどってソースと経緯を確認しました。
同じ内容が、Eyes on Trade: Controversial Trade Pact Text Leaked, Shows U.S. Trade Officials Have Agreed to Terms That Undermine Obama Domestic Agenda

YouTube アメリカ市民団体がTPPについて報道した驚異の内容とは(公開日: 2013/02/26 /20120614 字幕) について、天木直人さんの 2013年03月02日ブログ記事をきっかけに、このリーク文書の内容について関心が再燃し高まっているようです。天木さんは読者の反応が多いとして2013年03月04日に「米国市民団体がTPP秘密交渉を告発した驚愕の報道内容(続)」 を書いています。
天木氏は動画ニュースだけに言及されているので、リークのソースを記録しておきます。

今回驚いたのは、アメリカ国内でもパブリック・シチズンのような団体が鋭い活動をしていると知った事です。
日本共産党の「しんぶん赤旗」は「TPP・関税撤廃」のカテゴリーで記事を整理しているようですが、2012年6月以後を確認してみたら、2012年7月22日「米の州議会議員ら129人 TPP反対 政府に書簡」 の記事がありました。
「本当は憲法より大切な環太平洋経済連携協定-TPP」 という本が必要な状況にあるのは何処でも同じかも知れません。

山梨県では環太平洋経済連携協定交渉参加について、農協団体から反対の意見が出ているようですが、その他の方々は知事も含めて特に問題とは考えていないように見えます。だから今夏の参院選でも山梨自民党が大勝するでしょう。
地域の人々がそれでよしとするなら異邦人がとやかく言っても意味が無いのですが、私は記録だけは残すつもりでネットを見ています。リニアについても、その他の公共事業についても同じです。なぜこうなるのか、それを考えながら身内の子供たちに伝えておく事が必要だと思っているからです。

原発震災(原発人災)についてもTPPについても、根底でつながるものがあると感じています。どちらも推進を語る人々の顔つきが似ている(^o^) これまであちこちに書いてきたので、今回からカテゴリー TPPを設定しました。

天木さんのコメントを付けて日刊ゲンダイが報じました。ネット記事は有料版です。
日刊ゲンダイ3月6日付け紙面引用



コメント ( 0 ) | Trackback ( )


« 前ページ 次ページ »